
本日は、「千人塚慰霊能」を開催する契機をいただいた東浦栄一さんにお会いしにうかがいました。東浦さんは、父親の東浦栄二郎さんが戦後毎年執り行ってこられた「千人塚慰霊法要」を引き継ぎ、2019年まで続けてこられていました。昭和4年生まれ、今年96歳になられます。コロナ禍では大人数が集まる催しを開催することに制限がかかっており、2020年以降は、千人塚に眠る方々が空襲にあった6月7日に、ご家族だけでお参りをなさっていたそうです。
現在生活をされている、ご近所のサービス付き高齢者向け住宅を訪れ、ご自室のベッドに横たわられているところで、たくさんのお話をうかがうことができました。
惨事という言葉ではあらわしきれない状況を具体的にお話いただき、「戦争をしてはいけない」という言葉を繰り返し仰られていました。
同行してくださった記者から、あらためての取材依頼にも即応され、すぐに息子様に携帯電話からご連絡されていました。「『戦争をしてはいけない』ということを必ず伝えたい。私は現在24時間予定が空いているので、いつでもインタビューに応じます。」と仰られていました。
放映されるとしても、6月7日以降になる予定ですが、終戦の8月15日までに形になるかもしれません。
今回あらためて、語り継いでいくことの難しさを感じるとともに、これまで東浦さんたちが自分たちの使命感で今まで語り継いできてくださったからこそ、今回の「千人塚慰霊能」による新作能「千人塚」につながったのだと思います。
実は新作能「千人塚」の登場人物に「東浦某」がいます。そのこともお伝えしつつ、当日の観劇とクラウドファンディングへのご支援もお願いして、またの再会をお約束しました。
(写真は2012年撮影)




