
現在、ショートアニメのシナリオ素案の作成を開始しております!
「お前が書くのか?」と思われるかもしれませんが、はい、まずは私が書きます。
前回の続きです。
大学卒業後、ぼくは営業として社会人の第一歩を踏み出しました。法人営業ですね。まだガラケーの時代。業務電話として既に導入頂いている企業様に対して、定期的な料金プランの最適化提案であったり、システム提案であったりをしておりましたね。全く優秀な営業パーソンではなかったと思いますw
この頃、クリエティブ活動としては、自分の作品というよりは、友人知人の結婚式のムービーを作る事が多かった気がします。物語を描いたりするのとは違い、生い立ちとかを見せていくのですが、これはこれで楽しい作業でした。自分の今までの映像技術を存分に使えましたし、ほとんどが音楽に合わせてカットを切っていくので、MVを作っているような面白さがありました。これは余談ですが、個人的な発見として「幼少期の写真において、集団の真ん中に映りがちな人」と「はじっこに映りがちな人」のカップルは、比較的末長くうまくいく、という傾向があるようです。夫婦というのは、お互いに、ないものを補っていくものなのかもしれませんね。
(「IRMプレイヤー」というアプリを使ってAndroid用のRPGゲーム作ったり、JAVAを勉強してAndroid用のアプリ作成していたのもこの頃ですが、省略)
ぼくの仕事のキャリアとしましては、法人営業の後は、ショップ営業を長くやっていました。ドコモショップを5〜10店舗ほど受け持ち、よく言えば「営業コンサル」のような事をやるお仕事です。店頭に立ってお客様対応する事も、結構ありましたね。じっとしていられない性格なので、モックアップを大判の布で磨きながらムーンウォークをし、その流れで来店されたお客様に「いぃるぁあっしゃいませ〜」と言っていたりしました。(これも超絶余談ですが「いらっしゃいませ」を「東山線(ひがっしやません)」と言ってお客様にばれないか、とか「失礼いたしました」を「シルベスタースタローンでした」と言ってお客様にばれないか、とか、当時の代理店マネージャーとやって遊んでたりしましたよ。よくお客様から怒られなかったな;^^)
転機となったのは、その後に携帯電話の開発部門に異動になったタイミングでした。通常、事務系採用の人間が技術系の職場に異動する事はないのですが「ケータイに関わる業界に入ったからには、ケータイを作ってみたい」という思いはずっとあり、手を挙げたら運良く異動する事ができた感じです。この部署では、端末スペックの策定、新技術の定義策定、端末プロモーション、報道発表、芸能人対応、マーケティング調査、などなど、非常に多くのお仕事をさせて頂きました。自分が企画した「おれのさいつよケータイ」もあったんですが、これは実現せずに終わりました(企画途中で異動になりました)。この時にぼくが考えたコンセプトの端末は、まだ世の中には存在していないと思われますので、需要がないのか、まだ他に思いついた人がいないのか、って感じですw
(ものづくりも非常に好きなので、自主制作映画で培った3DCGの力を使って、3Dプリンタで製品作成してたり、個人で特許もとっていたりするんですが、この話は非常に長くなるので、またいずれ)
この時期に出会ったのが「初音ミク」でした。初音ミク自体は以前から知っていたんですが、たまたま書店で見つけた雑誌に、30日だかでフル機能が使える体験版が入っており、それを使ってみよう、と思ったのが最初です。当時、DTMはたまに趣味でやるくらいで、Dominoというフリーのシーケンサーを使って、好きなアーティストの楽曲の耳コピなんかをやっておりました。で、せっかくだから歌をつけてみよう、と思い、初めて初音ミクを使ったわけです。
実は、この時、あまり感動しませんでした。「そんなにうまく歌ってくれないな〜」という感想だった記憶です(調教が足りなかった、というのはあるでしょうが)。とはいえ、歌が付くのが面白くって、のめり込んでいきました。DTM活動を本格化させたのはその直後にDAWソフトであるCubaseを買ってからで、その後ボーカロイドの「IA」を入手したあたりから「せっかくだから自分の曲を作ってCDにして、同人イベントで売ってみよう」と思うようになりました。
CubaseやIAには、本当に驚かされましたね。まず、CubaseにはデフォルトでHALIONという音源が入っているのですが、(今聞くとそこまででもないのですが)MIDI音源とは異なる、生楽器のサンプリング音が打ち込みでも非常に綺麗にでるので、大変感動したのを覚えています。また、IAも、調教によってかなり人間っぽい歌い方になるので、これなら実用レベルだと思ったものです。その後、GUMIのウィスパーを聴くまで、IAは使い続けましたね。今はSynthsizer Vが登場して、ほぼ行き着くところまで行った感がありますが。
ボカロP名の「ぼを」というのは、マザーグースの物語に出てくる「ボヲピイプばあさん」からとった。。。と思います。変拍子だけでやろうと思ったのは、学生時代によく聴いていたzabadakの影響が非常に強いですね。代表曲で、転拍子したりポリリズムだったりを自然にぶっこんでくるんですもの。最初は5拍子の曲を作って、7拍子を作って、13拍子を作って、23拍子を作って。。。みたいな感じで、最終的にはCD10枚組の大巨編をコミケとかで売ったりしました(1個5,000円もしたのに、割とあっというまに完売した;^^ まあこの金額で頒布しても赤字なんですが)。
そんなこんなで、この時期から、またぼくの中のクリエイティブ熱に火が灯り始めたのです
あ、全然今回で終わらなかった。
でも、もうちょっとで「アニメDAO」に到達する予定です;^^
(次回にへべく)




