C.AT.BREW 代表の浅香実津夫です。
クラフトビールにハマって20年、全国の温泉とビール旅で訪れた100か所以上のブルワリーで出会った美味しいクラフトビールを集めたセレクト缶ショップを埼玉県の武蔵浦和駅 1分のテナントを借りて作ります。
※なぜ猫缶なのか?
クラフトビールの世界は今やジャケ買いの時代。様々な缶ビールの中で埋もれないデザイン、ふと手に取りたくなるビールを模索します。
中身はもちろん大事です。飲んでくれたら分かります。とびきり美味いビールです。と言いつつ美味しいブルワリーが都会からジワジワ消えつつあります。
コロナ禍に家飲み需要が増加し、これまで興味を持っていなかった層から新規のクラフトビール好きが急増、ヘイジーIPA人気と相まってクラフトビール市場は急拡大。
缶ビールへの転身が早かったブルワリー、コロナ禍に新規オープンして最初から缶詰め機を導入していた若いブルワリーが注目を集め、コロナ前のビアバーでよく見かけたビールが徐々に押し出されています。
私もコロナ禍に入る前まではヘイジー狂だったので(飲み過ぎてアレルギーになって最近まで本当にヘイジーIPA飲めなくなってましたので)このクラフトビール市場の変化は頷けます。
中小規模のマイクロブルワリーにとって缶詰め機は500万円~1,000万円と高額な投資であり、また5年程前までは世界的にも瓶ビールなら新鮮な味を保てても、缶だとクラフトビールの鮮度は保てないのが常識でした。
近年アメリカのビール関連の設備開発が異常に発展したお陰で缶ビールでも美味しいクラフトビールが手元に届くようになりました。
そして缶全体がデザインできる媒体となったためにオシャレなラベル、面白い名前のビールが沢山 生まれていますが、ブルワリーというのはビールの味!に こだわる職人が多い所です。ビールの味と同等にジャケにも こだわるブルワリーは国内では まだ多くありません。
なんとなく猫の絵が描かれた缶ビールが人気だったり、昔からある美味しいブルワリーが瓶ビールのままなのでスルーされて経営難に陥っていたりする今のクラフトビール市場を ちょっと引いて見ていると、時々残念に思うことがあります。
縁があって10年来の付き合いのあるブルワリーに4桁万円の投資をする機会があり、そのブルワリー内に別ブランドとしてC.AT.BREWを立ち上げる事になりました。
そこのビールも推したいけれど、日本全国、美味しいビールは沢山ある。アメリカのビールも出したいし、最近 見なくなったベルギービールも、イギリスのビールも出したいなぁ。
新たに醸造所を作ってしまうと、そこでビールを沢山つくって、そこのビールしか売ってる余裕がありません。でも色んなブルワリーのビールを扱ってみたい。
だったら、たまにしか造らない自分とこのビールは中身も外身も拘った、店で見かけたら つい手に取ってしまうような絶対的なデザインにしなきゃいけない。全力で、猫の手を借りることにしました。
その代わり、カッコいい猫のデザインにします。
今のところ3つまでラベルは固まっています。今どきのカラフルな缶ビールが並ぶクラフトビール市場の中で、モノクロ猫デザインで攻めます!
※ブルワリーではなくセレクトショップ?!
2025年4月からクラフトビールの店をオープンします。辿り着いたのはセレクトショップ + タップルームです。
東京には近年、200~300種類の缶ビール、瓶ビールを集めたボトルショップが少しずつ増えています。コロナ禍に入ってから増えている新しい形態のお店です。
一見 普通のカフェやバーですが、壁一面に大きな冷蔵庫が並び、その中には様々な缶ビールと瓶ビールだけが大量に並んでいます。ちょっとお洒落な酒屋さんかな?とも思えますが、中ではカウンターに座ってビールを飲んでいる お客さん。冷蔵庫から缶を取って会計して持ち帰る お客さん。なんなら見るだけで帰る人も。。
酒屋なのか、飲み屋なのか境目が曖昧な、どちらかと言うと飲み屋かな?という膨大なクラフトビールを揃えた専門店です。
埼玉県には無いです。近いタイプのお店が全く無いわけでは無いですが、7年前から移住した埼玉の浦和地区には見当たりません。
ブルワリーは少しずつ増えています。ビアバーも それなりにあります。
でもオシャレな缶ビールが沢山あって見て悩んで買って帰れる店がほとんど無くて、東京に行った帰りに買って帰るしか、無いです。
昨年は某ブルワリーのラベルをデザインさせて頂きました。
試作品を作るために幾つも缶が欲しい。ラベルを貼る土台となるオシャレな缶が、埼玉では手に入らない。
要は この手の缶が欲しかったのですが、無地の空き缶だけ10個とか売ってませんので、ビールの入った800円とか1,000円のビールを缶が欲しいためだけに買うのもなぁ、と。
どうせ買うなら まだ飲んだことないビールか、カッコ良いジャケのビールが欲しいな、って思います。
猫缶ヘイジーIPAと生ビール、他のブルワリーの生ビールも入れて8種類 入れ替わり、缶ビールは200種類、クラフトビール専門のセレクトショップ + タップルームを作る準備を進めています。
登録上は「酒屋 + 飲食店」になりますので、酒屋の販売免許と飲食店の営業許可の両方を最初から取得する必要があります。
多くの人に気軽に立ち入って欲しい、という想いからブルワリーを作るでもビアバーでもなく、酒屋(セレクトショップ)にしました。
クラフトビールってこんなに色んな種類があるんだって事を、まずは見て驚いて欲しいからです。
※なぜ武蔵浦和なのか?
池袋から電車で約20分、埼京線と武蔵野線の交差する武蔵浦和駅。
神奈川の武蔵小杉をリスペクトしたコンパクトシティとして近年タワーマンションが立ち並び、埼玉県内で人気急上昇中、地価上昇中な街です。
職場に近いという理由で7年前に、駅近くのタワマン乱立地域のタワーじゃないマンションの1室を購入して移住してきました。
駅から近いと傘もささなくて良くて、自転車も必要のない暮らしには とても満足しています。
生まれて40年近く東京の池袋にずっと住んできましたが、東京の忙しない雰囲気から解放されつつ、電車の利便性も良く、大抵のものは近所で手に入ります。
これから先は ずっとこの街を拠点に暮らして行きたいと考えていますが、唯一の悩みの種が、クラフトビールの店がない!事です。
ちょうど今の仕事に区切りが付いたので、新しい住まいの周辺で、好きなクラフトビールに囲まれて暮らしたい。
武蔵野線沿線の駅から徒歩10分くらいのテナントを探して半年、なんと自分の住んでいる駅1分のテナントに空きが出ました!
ちょっと家賃は高いですが、家から近い駅前だったら何でも出来そうだと即決しました。
https://maps.app.goo.gl/9ymYWCGAozu5Vzt26
(Googleマップ上では内田眼科医院となっています)
※自己紹介
前置きが長くなりましたが自己紹介をさせて頂きます。
Creative ArTwork BREWing(略してC.AT.BREW/シーエーティー ブリュー)代表の浅香と申します。
クラフトビール好きは20年ほど前からです。過去に池袋のカフェ&バーMODeL T を3年ほど経営したことがありますが20代で若気の至りが過ぎました。当時のSNSはmixiが主流の時代、Facebookも まだ出たばかりで有名ではなくInstagramは ありません。
スマホ自体が まだ殆ど普及されていない時代、Googleマップでクラフトビール検索して店を探すなんて不可能でした。
その店を始める過程でクラフトビールに魅せられ、開店までの半年間で200種類の国内外のビールを試飲して厳選した30種類のボトルビールを扱いました。
国産クラフトビールが5tapも10tapもある店はまだ無い頃で、そういう発想には至らず、持病の悪化もあり経営はうまく行きませんでした。
飲食業から離れ、学生時代から続けていた器械体操の指導に専念。埼玉県 朝霞市でラビッツ体操塾を立ち上げ13年。最初は会員6名から始まり、多い時で正規会員160名、準会員340名ほどの約500名を3校まで増やして指導してきました。もう飲食業には戻らないと思っていました。
ギネス世界記録 持ちの社会人会員が入って以降 更に独自の指導方法を確立し、私 自身も40歳にしてギネス記録に挑戦! 器械体操、縄跳び、トランポリンの3つのギネス記録に認定され、教室の子供達からも3名 ギネス記録を認定されました。
全国展開を視野に入れた所でコロナ禍の到来。飲食店もバタバタ潰れましたが、当時は子供がコロナをうつす、運動がダメ、と誤った情報が流され教室も壊滅的な打撃を受けました。
新規入会は9割減、以前から続けている子も多かったので1校に絞り50名ほどの残った会員を見続けてきましたが、コロナが終わり新規会員は10割減まで。
子育て市場はコロナ禍よりもコロナ後の今が閉店ラッシュです。去年、一昨年と大手の体操教室、ダンス教室、個人経営の学習塾まで習い事関連の仕事が どんどん潰れています。
コロナが明けたら少しは戻るかな?という期待と、今の流れを冷静に予測している自分がいました。この流れだと2年半後には潰れます・・、と全員に伝えてから2年半、予想 通りになってしまいました。体操塾は今年の3月で閉めます。
あれだけ打撃を受けた飲食店はコロナ前 並みの活気が戻り、クラフトビール市場は右肩上がり。
子育て市場はもともと右肩下がりなので、中身をいくら磨いても人が来なければ家賃も払えません。
ここで培った経営ノウハウ、多くの子供や親と接してきた経験はそのままに、ビールを飲み続けた20年分の知識を ぶち込んで、クラフトビール好きと、これからクラフトビールに初めて触れる人にとっても居心地の良い場所を作りたい。
もはや根っからの教育者になってますので、好きな人が勝手に自由に学べる、クラフトビールの学び舎のような場所になると思います。教育というのは上から教えるものではありません。最先端は常に現場にあります。学習熱心な人は誰も止められません。それは酒でも同じことで、クラフトビール市場が右肩上がりなのも好きな人が多く集まって好き勝手に新しいビールを探求しているからなんだと思います。
※このプロジェクトで実現したいこと
コロナ禍が来なければ、世の中が変わらなければ、体操教室の先生を まだまだずっと続けていたと思います。
これまで飲みに行った場所でも「いつかクラフトビールのお店を開きたいんです!」なんて言った事はなかったので、畑違いな自分の事を知る人が全く居ません。
子供は対象外の店ですから、教室の子達に「店ができたら来てね!」とも言えません。
体操の時と同じく、いきなり有名にはなれませんがジワジワ人気な場所にしていく自信はあります。
ただ今回は生モノなので、私の事をまだ知らない多くのビール好きな方達に、買って応援お願いしたいと切実に思っています。そこでクラウドファンディングです。
酒屋の免許と同時に通信販売免許も申請していますので、ネットで全国に販売することも可能になります。
武蔵浦和という場所に限らず、全国のビール好きに知って貰いたい。特に調子にのって最初に造ってしまう猫缶ヘイジーIPAを もし気になってくれるなら、ぜひ買って応援 宜しくお願いします。
※最初のビールはこの方に作って頂きたい。
猫缶ヘイジーIPAは醸造家の阿久澤さんに造っていただきます。私は大まかなスタイルと方向性を伝えるだけで細かなレシピはブルワーにお任せします。
タップルームを埼玉に造る構想が立って半年、やっぱり最初のビールは彼に造ってもらいたい、と久しぶりに連絡を取りました。
彼の造るビールは総じて優しい。複雑。余韻が長い。ボヨンボヨンしてる。気持ちいい。おいしい以上に不思議で楽しい。わくわくする。
美味いビールを求めて旅をしていると、偶然に別のブルワリーにいる阿久澤さんに出会う。
最初に出会ったのはOutsider Brewingで、伝説のビール職人 丹羽さんがWest Coast の立ち上げに関わるため移った辺り、一時的に阿久澤さんが働いてた時期があったんです。
コロナ前でOutsider Brewing の第2工場 造ろうかって最初の投資に参加した時だったので、投資家としての側面の私と、ビール職人の阿久澤さんの出会いから、たくさん飲んで たくさんビールの話をしました。
その後 彼は沼津クラフトに加入、後に桐生FARCRY BREWINGのヘッドブルワーにもなり、静岡と群馬を行ったり来たりな生活をしていました。
久しぶりに会ったら、富士のRough&Laugh Brewingのヘッドブルワーもしていて、3つのブルワリーを掛け持ちしながら更にフランス産ホップのアンバサダーにもなっていたり。
「○○ブルワリーの醸造長のAさんです」って言われるのが普通なはずなのに、そういう枠から飛び出して、まさに「醸造家!阿久澤」さんになってました。
そんな彼に造って貰うビールは、普段 彼が絶対に造らないであろう増し増しヘイジーIPAです。
コロナ禍を経て、クラフトビールのファンは2極化しています。
色んな種類のビールを追い求める層と、どんどんキツいヘイジーばっかり追い求める層です。
前者はコロナ前からクラフトビールが好きだった人が多く、後者はコロナ禍からクラフトビールに目覚めた人が多いです。
コロナ禍からクラフトビール市場は爆発的に拡大しましたので、どちらが多いかと言ったら後者の方が多いでしょう。
ビアバーのタップは5~10種類のお店が多いですから、最近は客層に合わせて どちらかに極端に寄ってしまう店が多いな、と感じています。
まずその橋渡しになるビールを造りたい。分断ではなく、間にあるビールがひとつドン!とある事で、どちらのビールファンも同じ場所で好きなビールを飲み語らう事が出来るんじゃないか、そんな願いを抱いています。
※最後に
2つ目以降のビールは もともと提携しているブルワリーにお願いする予定ですが、間を空けて出していきますので先の事は分かりません。まずは最初の1タンク350リットルをどう消費してゆくか。新しいお店は しばらく一人で回していきますので、どんなスタッフと出会えるだろう?そもそもクラフトビール空白地帯である武蔵浦和にお客さんは来るのだろうか?
ワクワクが止まらないです。新しい仕事が間もなく始まります。お店に来てくれる方にも、遠方で来れない方にも、猫缶ヘイジーIPAから始まるクラフトビールの楽しさに共感してくれる方、応援 宜しくお願いします。
※スケジュール
(工事の遅れに伴い予定を修正しました)
2025年3月下旬 酒販免許の取得
4月中旬 先行して一部 リターンの発送
4月26.27日 Taproomプレオープン日(仮)
5月10日 Taproomオープン
5月下旬 クラウドファンディング終了
6月中旬 全てのリターンの発送
※ご支援いただいた資金の使い道
タップルームの工事には、総額900万円ほど掛けています。
・改築費、内装費、設備費など 約600万円
・冷蔵庫(樽用2台、缶用6台) 約200万円
・ビール樽・缶購入費用 約100万円
皆様から支援いただいた資金は、次のオリジナルビール製作資金として大切に使わせていただきます!
<酒類販売管理者標識>
1.販売場の名称及び所在地:Creative ArTwork BREWing 埼玉県さいたま市南区別所7-10-12 グランドール武蔵浦和102
2.酒類販売管理者の氏名 :浅香実津夫
3.酒類販売管理研修受講年月日:令和6年11月26日
4.次回研修の受講期限:令和9年11月25日
5.研修実施団体名:埼玉県小売酒販組合連合会
※20歳未満の者による飲酒は法令で禁止されています。20歳未満の方は酒類を含むリターンを選択できません。
最新の活動報告
もっと見る※リターン遅れと現状報告
2025/04/23 08:54お店の工事が遅れています。3月中にご支援 頂けた方には4月中旬にリターン発送の予定でしたが、まだビールを置けない、棚も置けない状況が続いていまして5月中旬頃の発送になりそうです。ご迷惑をお掛けして大変 申し訳ありませんm(_ _)mお店のオープンはGW明け5/10(土)予定です。まだ予定のままで決定と言えない状況です。本日11時に保健所の視察が入りまして営業許可は下りました。保健所は主にキッチンとトイレの仕様が基準をクリアしてるか、温水がちゃんと出るか、といった衛生面の検査なので問題なく。。平行して床の隙間を埋める作業を今日 新たに外注して入って貰っていたのですが、10時の段階で様子を見にいって、作業能力の及ばない方達だと気付いて協議した結果、帰っていかれました。。お店の床は一般的な合板ではなく、ホワイトオークの無垢材という一級品の床材を入手していたため(ウイスキーの樽などで使う木の床板バージョンです)塗装後の板と板との間に0.2~2.0㎜くらいの隙間がそこかしこに出てしまいました。杉や松の無垢材とも まるで違う荒さが良い味をすでに醸し出しているのですが、ビールこぼしたりで拭けなくて後々 臭くなるのは困るので、全部コーキング材で隙間を埋めることにしました。技術的には今 入って貰っている内装屋さんでも可能な作業なのですが、それ専門ではないので更に2日は消えてしまいそうです。持病がなければ自分でやるんですが、今の体はコーキング剤 扱えないので誰かに任せなければなりません…。もどかしい所です。この段階までが3月17日には終わってるはずだったのですが、1ヶ月以上過ぎてなお終わりが見えません。このような事態がなぜか多発していまして、3日、5日、1週間、2週間と先か読めない日々が続いています。月曜日に届くはずだった缶用の冷蔵庫6台は最寄りの西濃運輸の営業所まで前日には届いていたのですが、営業所のトラックに入らないから この先 運べないと前日に電話が入りました。→4月25日に再チャレンジしてくれます。ビールサーバー用のTapは静岡から ゆうパックで配送中に郵便事故で行方不明となり1ヶ月経ってまだ出てきません。→中国から再度 取り寄せ中です。壁・天井の白塗装は塗料が なぜか薄かったようで、クレームの後に全部 塗り直し、その後の床の塗装の際に、床と壁の境目はちゃんとマスキングテープを貼っていたのは見ていたのですが、なぜかテープを通過して汚れてしまい、ほぼ全ての縁取りを白塗装しなおす、と後半に1回で終わる作業が3回になったりと遅れを取り戻したい時期に更なる遅れに発展しています。しかしながら、妥協できない部分を妥協しない事で良い店の形がやっと出来てきましたので、完成まで今しばらくお待ちくださいm(_ _)m もっと見る
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