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OVERDRIVE最終作「MUSICA!」開発プロジェクト

ゲームブランドOVERDRIVEがその12年の活動の幕を閉じるべく開発する「キラ☆キラ」「DEARDROPS」に続く原画「すめらぎ琥珀」脚本「瀬戸口廉也」音楽「milktub」でお届けするロックンロールADVシリーズ最終作「MUSICA!」の開発支援を募るプロジェクトです。

現在の支援総額

132,302,525

333%

目標金額は39,696,000円

支援者数

5,037

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2018/07/30に募集を開始し、 5,037人の支援により 132,302,525円の資金を集め、 2018/10/17に募集を終了しました

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OVERDRIVE最終作「MUSICA!」開発プロジェクト

現在の支援総額

132,302,525

333%達成

終了

目標金額39,696,000

支援者数5,037

このプロジェクトは、2018/07/30に募集を開始し、 5,037人の支援により 132,302,525円の資金を集め、 2018/10/17に募集を終了しました

ゲームブランドOVERDRIVEがその12年の活動の幕を閉じるべく開発する「キラ☆キラ」「DEARDROPS」に続く原画「すめらぎ琥珀」脚本「瀬戸口廉也」音楽「milktub」でお届けするロックンロールADVシリーズ最終作「MUSICA!」の開発支援を募るプロジェクトです。

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開発日誌29
2018/10/02 22:51

こちらの活動報告は支援者限定の公開です。


プロジェクトオーナーのbambooです。今回の瀬戸口の開発日誌いかがでしたでしょうか。「浅草でおみくじを引く」をあれだけのテキストで描くってめっちゃ面白くなかったですか?wテキストもらった時に「今回組んで良かったなー」と思ったのは内緒である。 で。 9,000万円を突破しまして、以前から開発日誌や前回のどうすっか配信で議論になっておりましたストレッチゴールに関する配信を行います。 「MUSICA!」CF作戦会議配信2018/10/02(火) 開演:21:00http://live.nicovideo.jp/gate/lv315894304 おおよそですが次の達成目標金額出ました。 9,690万円です。 50P近い雑誌をがっちり作って数万部刷ると、まぁまぁコストがかかります。(700〜800万)どうせやるなら「音楽雑誌」関係の人と「ゲーム」関係の人に協力してもらい、虚実入り乱れた雑誌を作ったろうと思ってます。来年L社の大きな祭りとかもあるじゃないですか。あそこでも無料配布してほしいし(まだ頼んでないけど)電子書籍として無料で配布も考えてますが、全国のライブハウスや楽器店、ゲームショップ、レンタルスタジオなど置けるトコには全部置いたろ!と思うと2〜3万部は剃らないとなーと。「コストかけすぎじゃね?」と思われる方もいますが、広報費用で考えてるので大丈夫です。(過去作で考えると相当かけれてる方だけど)「ゲームの内容にお金かけてよ」と言う方もいるでしょう。でも現在の予算で充分作れちゃうんですよね。(勘違いしてる人いるから書くけど1億円集めても1億円かけたゲームができる訳ではない)よって、次のストレッチゴールで作られる宣伝用の架空の雑誌は「より多くの方にMUSICA!を知ってもらう為の宣伝材料、かつこのプロジェクトを知ってる人、パトロンの人が楽しめるリターンとしてのアイテム」としての意味合いで作ります。 あとこの金額なんですが、現在国内の美少女ゲームメーカーがクラウドファンディングを用いて資金調達をした金額で一位がlightさんの「Dies irae アニメ化プロジェクト」による¥96,560,858ってのが国内1位の記録です。(ちなみに海外含めるとageさんのトコの120万ドルってのが国内メーカーの地球における最高記録です。) <参考URL>Dies irae アニメ化プロジェクトhttp://uneedzone.jp/info.php?type=items&id=I0000022 Muv-Luv: A Pretty Sweet Visual Novel Seriehttps://www.kickstarter.com/projects/muvluv/muv-luv-a-pretty-sweet-visual-novel-series/ 偉大な記録を打ち立てたパイセンメーカー達を正直超えたいと思ってます。しかも両タイトルはエロゲ史に名前を刻む名作達、それを発売前のロックンロールなゲームが超えたらデビュー前から伝説のバンドが爆誕じゃないですかw1億円に近づくと周囲の方から「すげえな」って言われることが増えました。やっぱり「1億円」ってのはパワーワードなんだなぁと改めて実感してます。(例え国庫に1,200万円納めたとしても)現状でも「約1億円」って言い切ることはできるんですが、なんかダセェ気もするので皆さんにもこのプロジェクトページのURLの拡散などでご支援いただけるとめちゃくちゃありがたいです。開発日誌の感想なんかをプロジェクトページのURL添えて呟いてくれるだけでもいいんです。「今支援すると特典で全員に小説の文庫がつくよ!」とかでもいいんです。支援受付終了まで残り3週間。ぜひお力をお借りしたいと思います。引き続き当プロジェクトをよろしくお願いいたします。      


※9,000万円突破したので本来はパトロン限定の開発日誌を一般公開しております。※SNSなどへのスクショ転載はお辞めください。※掲載する場合はプロジェクトページのURLの掲載でお願いします。 -----------------------------------------------------------------------------  先日、打ち合わせのあとに浅草の街を歩いた。 僕が生まれ育った街と浅草はそう遠くなくて、でも遊びに来たことはほとんどなく、思い出せるのは小学校にもあがらないような年少の頃、祖母に手を引かれて行った浅草寺。 そこで何をしたのかはちっとも覚えていない。 そもそも、そんな小さな子供がお寺に行ったって面白いことなど何一つなかったのだろう。僕は歴代仮面ライダーとウルトラマンと世界地図の地名は完璧に覚えてすらすらと言える幼稚園児だったけれども、興味のないことはまるで覚えなかったのだ。  さて、そんな浅草寺に久方ぶりに立ち寄ってみたのである。 雷門をくぐって仲見世通りを歩く。外国人観光客ばかりで、喧噪に飛び交う言語は中国語、英語、そしてどこの国のものかわからぬ言葉。見上げるほど大きなタトゥーだらけの巨漢もいれば、顔を黒い布で隠したイスラム教の女性もいる。 さて、そんな路地を通り抜けて境内に入ると、目につくのはおみくじにたかる人々。なんだかしらぬが、浅草寺はそこらじゅうにくじをひくコーナーが設置されている。この手のコーナーというのは寺に一カ所か二カ所設置されているものだと僕は思っていたのだけれども、この寺はそこらじゅうにあるのだ。もう本当に、いたるところでおみくじを売っている。異様である。 もっとも、僕はちっとも寺社に詳しくないから、僕の常識が間違っていて、どこの寺もこのようなものなのかもしれないけれども。 そしてその夥しいほどのおみくじ売り場には、もちろん販売員を置くわけでもなく、ただ百円を入れる穴があって、それに勝手に硬貨を入れて、勝手にくじを引くといった、完全に良心に全てが委ねられたシステムであった。 まあ、おみくじなんて、そうそう壊れるわけでもないからさほどメンテナンス代もかからぬのだろうし、となればコストなんてせいぜい紙切れ一枚の印刷代だけなのだから、不心得者が多少いたところで充分利益が生まれるだろう。これだけ大量に設置されているのだから、よほど実入りがいいのか。 なんてことを考えながら、境内をぐるりとまわり、賽銭箱に五円玉を放り込み、するともうやることがなくなった。しかしこのままあっさりと帰るのも、せっかく来たのに面白くない。 じゃあ、せっかくだからこのやたらと大人気のおみくじを引いてみるか。 僕はそう思ったのである。  ちなみに僕は神仏はまったく信じていないし、この手のくじもろくに引いたことがない。 が、つきあいというか、その場の勢いというか、そんな感じで四度ほど挑戦したことはある。 一度目は、中学校の修学旅行で京都奈良に行ったときだった。どこか忘れたけれども、みなで引いて、そして僕は凶だった。 二度目は、大学生の頃である。夜勤明け、バイト仲間と近くの神社に初詣に行こうとなって、そこで引いた。そこでもやはり凶だった。 三度目は、フリーターをしていた頃だ。やはり初詣。恋人と共に行った神社で引いて、これは末吉だった。 そして四度目は、十年ほど前だった。母と初詣に行った神社で、凶だった。 さて、こう並べるとお気づきかと思うが、僕はやたらと凶を引く。四回中三回凶というのは、一体どんな確率なのだろう? おみくじというのは、参拝客をがっかりさせぬよう、凶の割合を落としていたり、最初から入っていなかったりするものなのじゃないか? もちろん僕は現代社会に生きる科学の子だからこんなものがいくらかでも運命を言い当てるとは考えていない。しかし、お前の運勢は凶だ、何をしてもうまくいかない、なんて言われれば気分が悪い。いいわけがない。お前の母ちゃんでべそと言われれば、たとえでべそでなくとも腹が立つのだ。 だから、おみくじを引くのはなんとなくいやだったのだけれども、でも、今日は違うかも知れないと思った。 だって、クラウドファンディングはサクセスしたし、体験版は評判が良いようだし、今の僕はツキについている。いけている男なのだ。そんな素晴らしい僕が、凶を引くことなどあるのだろうか? と、およそ科学的ではない自信が心に満ちていた。 そうして、意気揚々と引いたのである。 賢明なみなさんは気づいただろう。このような前フリをするということは、つまりそういうことなのだ。  というわけで、凶でした。 調べてみると浅草寺のおみくじは、全体のうち30%ほどが凶らしい。だから凶を引き当てるということはそれほど特別なものではなく、ごくありふれた結果ではあるのだけれども、やはりぴたりと引き当ててしまうと気分が悪い。 なんてことだろう。やらなきゃよかった。さっきまでの自信が嘘のようである。僕はツイてない。いけてる男なんかじゃない。凶の宿命を背負った男なのだ。 なんだか急に何をやってもうまく行かないような気分になってきた。憂鬱だ。帰る足取りもなにやら重いようである。  だから神仏は嫌いなんだ。宗教は嫌いなんだ。 本来こういったものは心を穏やかにし、人を救うものじゃないのか? 生きる苦痛を癒やし軽減する効果がなければ、人類にとって宗教など存在する価値がない。いやそれどころか、僕の場合、宗教はいつだって目の前に立ちはだかって、たとえようのない絶望や悲しみばかりを与えてくれる。 中国の禅僧である臨済義玄はこう言った。「仏に逢うては仏を殺せ。祖に逢うては祖を殺せ。羅漢に逢うては羅漢を殺せ。父母に逢うては父母を殺せ。親眷に逢うては親眷殺せ。始めて解脱を得ん。」 まさに僕はそんな気持ちであった。 ということは、もしかしたらいま僕は解脱に片足をかけたような心境なのかもしれない。百円のおみくじ一つで得られる解脱なんかえらく安っぽいような気もするが、しかしこういうものは費用の多寡ではない。大事なのは心だ。 僕は凶を引いたかわりに少し人間的に成長した。もしおみくじの言う通り、何一つうまく行かなくてもいいじゃないか。全部駄目だっていいじゃないか。そうしたらそれをこの成長した精神でもって文章に書けば良い。僕は文章書きなのだ。ただでは死なぬ。  さて、そんな感じで今日もごちゃごちゃと考えながらシナリオを書いています。 ほんとうにシナリオライティングしかしていなくて、活動日記を書けと言われたけれど書くことがないから、浅草を散歩しておみくじを引いたというだけの内容になってしまいました。ごめんなさい。    


開発日誌27
2018/09/25 13:40

こちらの活動報告は支援者限定の公開です。