自己紹介
「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」(SSFF & ASIA)は 1999年の誕生以来、毎年6月に東京・原宿表参道エリアを中心に開催されている映画祭です。米国俳優協会(SAG )の会員でもある俳優 別所哲也が、米国で出会った「ショートフィルム」を、新しい映像ジャンルとして日本に紹介したいとの想いから立ち上げました。国際短編映画祭としては、アジア最大級の規模を誇り、5,000を超える作品が毎年世界中から集まります。グランプリ作品はジョージ・ルーカス監督の名を冠した「ジョージ・ルーカス アワード」として表彰されます。また、インターナショナル部門、アジアインターナショナル部門、ジャパン部門、ノンフィクション部門およびアニメーション部門の優秀賞5作品が、翌年のアカデミー賞短編部門へのノミネート候補となります。

応援メッセージ
ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 代表 別所哲也
私は米国で出会った「ショートフィルム」を、日本でも新しい映像ジャンルとして広めたいという想いから、この映画祭(SSFF & ASIA)を立ち上げました。今では世界中から毎年5,000本を超える作品が集まる、国際的な映画祭へと成長しています。
ショートフィルムには、世界中の文化や風景、人々の想いがぎゅっと詰まっています。一編一編が、シネマ・トラベル——映画を通して世界を旅するような体験を届けてくれます。そんな“映画で世界旅行”の感動を、もっと多くの方に味わっていただきたい。
だからこそ次に取り組むべきは、誰もが映画の感動を等しく味わえる環境づくりだと考えています。
視覚に障がいがある方やろう者・難聴者の方も含め、すべての人に物語が届くように——
インクルーシブでバリアフリーな作品を当たり前に届けることが、映画祭のこれからの使命だと思っています。
「映画を、すべての人のものに。」
この想いを形にするために、ガイド付き作品を増やすクラウドファンディングに挑戦します。
ぜひ、応援をよろしくお願いいたします!
SSFF & ASIA アンバサダー LiLiCoさんからのメッセージ
映画は長編・短編に関わらず、みんなを元気にしたり、考えさせたり、人生をも変えさせられる力を持っています。
だからこそ、どなたにでも映画を楽しむことが出来る様にしたい。
でも一部の方には優しさというお手伝いが必要です。なんらかの理由で映画を見られなくて、大切なメッセージを受け取れないのはあまりにも悲しい。
今まで様々な形でバリアフリーに向けて努力をして来た本映画祭ですが、ここから更にパワーアップするためにみんなの力も必要です。あなたに直接関係ないように感じでも、家族や友人、或いは友人の家族に映画が持つ大切なメッセージを伝える必要性があります。
ショートショートフィルムフェスティバル&アジアでは映画の上映はもちろん、たくさんのトークイベントもやります。クリエイターの深くて楽しいお話が聞けます。そんなときは、例えば手話通訳を入れて、どなたにでも刺激的な内容が届くとみんながハッピーになります。まずは心をバリアフリーに♡︎
このプロジェクトで実現したいこと
映画を、すべての人のものに。
もっと、たくさんの人に届けたい。
私たちはこれまで、「視覚障がい者向けの音声ガイド」と
「ろう者・難聴者向けの字幕ガイド」を備えた作品の上映を実施してきました。
映画の世界を「感じられた」「ちゃんと伝わった」
そんな声が届くたびに、ガイドの力を実感しています。
しかし、ガイド付きの作品はまだまだ限られています。
観たい映画にガイドがない──
そんなもどかしさを少しでもなくしたい。
そんな思いから、今回、ガイド付き作品をもっと増やすためのクラウドファンディングを立ち上げました。
心で映画を味わう権利は、すべての人にあります。
「障がいがあるから、映画を楽しめない」
そんな現実を少しずつ変えていく一歩を、これからも皆さんと一緒に進んでいきたい。
あなたのご支援が、新たなガイド付き作品を生み、
誰かの「観られた!」という喜びに変わります。
映画を、誰もが自由に楽しめる世界へ。
どうか、この取り組みに力を貸してください。
プロジェクト立ち上げの背景
これまで私たちは、視覚障がい者向け音声ガイドやろう者・難聴者向け字幕ガイドを備えた映画の上映を実施してきました。その中で、「観られる映画がもっと増えてほしい」という当事者の声が多く寄せられました。
今回は、ガイド付き作品をさらに広げるためにクラウドファンディングを立ち上げました。同時に、この情報を必要としている方にきちんと届けたいという強い思いもあります。もし身近に視覚に障がいのある方やろう者・難聴者の方がいたら、ぜひこの取り組みを伝えていただけたら嬉しいです。
私たちはこの活動を通して、バリアフリー上映が特別なことではなく、誰もが当たり前に映画を楽しめる社会を目指しています。
現在の準備状況
これまでSSFF & ASIAでは、2年にわたって「ユニバーサル上映会」を開催してきました。視覚聴覚障がい者向け音声ガイド+ろう者・難聴者向け日本語字幕ガイドを付けた作品を上映し、上映後には、作品の監督や字幕ガイド制作に携わったろう者の関係者をゲストに迎えトークイベントも開催しています。
トークの内容はバリアフリー対応(手話通訳及び要約筆記)にて実施しました。また、イベント会場には車椅子席スペースもご用意しました。
今年の6月に開催される映画祭でも「ユニバーサル上映会」を実施します。こちらにもぜひ多くの方にお越しいただき、ガイド付き作品を体感していただければと考えています。
2025年5月31日(土)11:20-13:10 @表参道ヒルズ Space O

イベント内では、照屋年之(ガレッジセールゴリ)監督、満島ひかりが主演した『演じる女』とSSFF & ASIAが東京都と製作した最新作のショートフィルムの2本を上映する他、ろう者で字幕ガイド制作に携わったろう者の関係者や、ろう者の俳優をゲストにお迎えし、お話を伺う予定です。
リターンについて
このプロジェクトで完成したバリアフリーガイド付き作品の最後にお名前を掲載されていただくリターンをご用意しました!
また、今年の映画祭の上映会へのご招待や、著名人が登壇する華やかなセレモニーへのご招待、映画祭の限定グッズなどもご用意しています!
スケジュール
5/28-6/30 映画祭開催(都内会場で上映会開催)
5/31(土)バリアフリー上映会
7月 リターン発送、バリアフリーガイドを付ける作品選定
8-9月 バリアフリーガイドの制作
10月 バリアフリーガイド付き作品のお披露目上映会/ウェブでの視聴ご案内
資金の使い道
支援金は作品の調達費やガイド制作費のほか、お披露目の上映会の際に手話通訳や要約筆記の手配、会場の準備費などに充てる想定です。
300万円集まったら2作品制作の予定です。集まる金額によっては作品数をさらに増やす可能性もあります。
最後に
映画の感動を、誰もが“自分のもの”として味わえる社会をつくりたい。
それは夢物語じゃなく、少しの一歩と、あなたの力で実現できる未来です。
このガイドが、誰かの「観られた!」「映画って面白い!」という喜びにつながります。
ぜひ、私たちの挑戦に力を貸してください。一緒に、バリアのない映画の世界を広げましょう!
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
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[レポート]ユニバーサル上映会を開催しました!
2025/06/11 12:545月31日に開催された「ユニバーサル上映会」のレポートをお送りします。ユニバーサル上映会~Cinema is Inclusive~こちらのプログラムは、誰もが映画を楽しめることを目指したバリアフリー上映イベントです。 「視覚障がい者向けの音声ガイド」と「ろう者・難聴者向けの字幕ガイド」を備えた作品の上映を実施いたしました。ガイド付きの作品はまだまだ限られており、そんなもどかしさを少しでもなくしたいという思いから開催されました。音声ガイドと字幕ガイドを同時に付与して、こちらの2作品が上映されました。『演じる女』監督:照屋年之(ゴリ) 主演:満島ひかり©Okinawa Prefectural Government. All Right Reserved.『日の出を知らない街』監督:増田彩来 出演:細田佳央太、井之脇海、小西真奈美、井浦新 ほか▼Youtubeでガイド付き作品をご視聴いただけます。『日の出を知らない街』本編 (設定「日本語字幕」を選択いただきますとろう者・難聴者向けの字幕ガイドが表示されます)『日の出を知らない街』本編(音声ガイド版)トークイベント上映が終わったあとは、ろう者・字幕ガイド制作者の高畑寿延さんと、ろう者俳優の今井彰人さんにお話をお伺いしました!手話通訳の方をお呼びしたり、ステージに要約筆記を投影したりとバリアフリーなトークイベント。会場には、ろう者のご来場者さまもいらっしゃっていて、高畑さん・今井さんと手話でお話を交わしていました。特に印象的だったのは、高畑さんがフィードバックを行った字幕ガイドの「電話の向こうから聞こえてくる」という表現に違和感を感じたというお話。「聞こえてくる」表現が伝わりづらいのは、当事者の方に聞いてみないとわからない感覚だとハッとさせられました。字幕ガイドを利用される方の実際の声を聞くことができてとても興味深かったです。身体障がいに関わらず、自分以外の人のことを自分だけで理解するのは難しいことだと思います。自分と違う部分、わからない部分があれば、お互いに素直に歩み寄っていくことが大事なのだと考えさせられました。また、今井さんはろう者の役はろう者の俳優が演じるべきだと言います。どうしてだろうと思い聞いていると、視覚言語には視覚言語の表現があるからだと。視覚言語が身についていない人からすると同じ動作に見えても「ねえねえと呼ぶ時」「何回も呼ぶ時」「緊急事態が起きて呼ぶ時」などと、伝えたいことが全く違うのだと教えてくれました。高畑さんと今井さんに実演していただきましたが、正直違いがあまりわからなくて驚きました。そのお話にもすごく惹き込まれて、もっと深く知りたくなりました。高畑さん、今井さん、すごく素敵なお話をありがとうございました。トークを終えた2人には、手を叩く拍手と共に、会場から手話での拍手が送られました。(両手を上に広げて手首を回転させる、きらきら星のような動作)これからユニバーサル上映を行う会場が増えますように。ユニバーサル上映と言わなくなりますように。。体験スペース一方会場の外では、視覚障がいを模擬体験できる「ロービジョン体験メガネ」を試着できたり、移動できる点字部などが展示されたりと、PLAYWORKS さんによる、体験ブースも!上映後に体験されている方も多く見られました。 この上映会は、「当たり前」を見直すきっかけになった新鮮な体験でした。 もっと見る





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