みなさまこんにちは。昨日、ワークショップ枠でのご支援へのリターンイベントとして「パオパオパーティ」というクローズドイベントを開催いたしましたのでご報告いたします！パオパオパーティ会場ご支援者整体院の患者様を中心としたご友人たちと、「あしプロのプログラムで楽しい体験を作ろう」という趣旨で、患者様の中でも特性のある若者たちが緊張せずに楽しく参加できるようにと、広くは呼びかけずにクローズドで行いました。主催者よりご挨拶八雲台長生舘マッサージ院長（通称：パオパオ先生）と「巻き肩改善ストレッチ」を共同開発したほか、告知スタイルやイベント趣旨などについても、何度か相談を重ねて準備して参りました。「本当に全員が楽しめる場をつくりたい」という想いが重なって、笑顔の溢れる開催になったこと、あしプロ一同もとても嬉しく感じております！効率や合理化が優先されやすい現代において、「楽しむ心」こそが何かを生み出すことを思い出す素敵な時間になったと思います。あしプロのプログラムを、これからも多くの方に運用いただきたいと、切に願っております。開催概要日時　2025年11月30日（日）13:00~14:30 （入場12:40〜）会場　ホテルコンチネンタル府中　梅の間（〒183-0055 東京都府中市府中町1-5-1）出演　じぬっち・あべっち/あしプロメッセンジャー　おどるなつこスタッフ　小松さん（NPO法人 未来をつかむスタディーズ）主催　八雲台長生舘マッサージ院・NPO法人 あしおとでつながろうプロジェクト協力　NPO法人 未来をつかむスタディーズあべっち・おどるなつこ・じぬっちプログラム---タップパフォーマンス---　　1:  おどるなつこタップソロ（オブラディオブラダ・鎌倉お囃子・勇気100%・じゅげむ)2:「幸せなら手をたたこう」3:「ぼくはぞうのパオパオ」有志からのプレゼント曲4:「Everybody PaoPao」共同開発「巻き肩改善ストレッチダンス」---ワークショップ---1:「Everybody PaoPao」2:  コミュニケーションゲーム「同意を得る」3:  タップでコール＆レスポンス「名前・感情」4:  タップソロ回し「We will rock you」---アフタートーク---参加者ご感想・とても楽しかった。知らない人と目を合わせるなんてこともないので、コミュニケーションゲームはとても新鮮だった。・初めましての人とも笑い合えてとてもよかった。若者たちが楽しそうでよかった。・色々な人と楽しくコミュニケーションが取れて、企業研修などにとても良さそう。ぜひそちらの方面にも進めてほしい。・学校の教師をしているが、普段子どもたちも、言葉にできないあれこれを足音にしているのだなと思った。とても参考になった。・タップダンスを初めて体験したが、板の音の違いも確かめることができて楽しかった。・いつもなら、これだけの時間椅子に座っていることも難しいのに、本人はきっと楽しかったのだと思う。ここにずっといて、タップダンスにも参加させてもらえて、とてもよかった。・本当は本人は音楽やダンスなどが大好きなのだけれど、普段はなかなか場に参加することが難しい。今日はこんなに全部参加することができてとてもよかった。この場が本当に素晴らしかった。・普段、踊ったりはまったく得意じゃないのだけれども、なんとなくやれてしまって、やってみたら楽しかった。・体調が悪くて立てず、座ったままの参加だったがとても楽しかった。また来たいです。共同開発「Everybody PaoPao」（巻き肩改善ストレッチダンス）今回共同開発したストレッチダンスはこちらです！デスクワークの合間に、ぜひ楽しんで身体をほぐしてみてください！ご来場くださった皆様、スタッフ協力頂いたNPO未来をつかむスタディーズ様、そして主催の八雲台長生舘マッサージ院様、ありがとうございました！

皆様こんにちは。17時には太陽も沈み、肌寒い日も増えてきましたね。いかがお過ごしでしょうか？おかげさまであしプロ一同、とても元気に活動しております！今日のあしプロアートパーク（特性を強みに変える表現の場）もフジサワ名店ビル６階 391スタジオ（ランドスケープシアター391THEATRE PROJECT）で開催しました。活動報告からご興味を持たれましたら、ぜひ公演やアートパークへご参加ください！心からお待ちしています！ある生き物を想像して動きにしてみる【11/23（日）あしプロアートパーク】今日のアートパークには、いつもは大阪からzoom参加しているメンバーが現地参加したことで、いつもとは色合いの異なるアートパークになりました。また、宮城県メンバーのzoom参加もありました。毎回思うのですが、特に新たな人が加わるなど集まるメンバーが変わることによって、現れる景色のトーンがガラッと変わります。zoom参加メンバーとの二人組表現表現とは“人”そのものでもあるし、他者の表現を受け取ることによって、受け手の表現もどんどん変わっていきます。一人で何かを突き詰めていくのとは異なる、集団だからこそのおもしろさ。二人で表現をつくっていくには？特性として、周りへの配慮を持ち合わせていないような行動が現れることも多々ありますが、それに対して「嫌だ！」という反応を返せるようになってきています。「ルールを守る」という縛りによるのではなく、「みんなと一緒に何かをしたい」という気持ちを行動の原動力にすることで、個々の変化が生まれているのかもしれない.....。集団としての面白さに気づき始めている現状を、一喜一憂しながらも淡々と長いまなざしで眺めています。コミュニケーションをあきらめない！また、本日のあしプロメッセンジャーは、アートパーク開催後に、新たな写真企画のモデルを務めました。こちらは情報解禁までお楽しみになさって下さい！大阪から現地参加！【概要】日時：11/23（日）9:55〜12:40会場：フジサワ名店ビル6階 391スタジオ参加者：プーさん・あべっち・じぬっち・Jimmy・たかと・あっくん・みのり・なつこzoom：洋一【タイムスケジュール】  9:55 JR藤沢駅改札集合10:05〜ミーティング10:20〜ストレッチ「Everybody PaoPao」・マスゲーム「フォーメーションを考えてみる」「鏡」「反射」「いわし」「さんご」・二人組即興表現「1分間×4組×３セット」11:30〜 タップセッション「基礎練習」「シムシャムシャミー」「ぼくはぞうのパオパオ」「コール＆レスポンス」12:15〜 そうじ・振り返り12:40 終了〜お弁当13:30~15:30　とある写真企画撮影　　　　　　 　モデル：たかと・あっくん・あべっち・じぬっち・Jimmy・プーさん「反射」【参加者感想】・エブリバディーパオパオをやれて、面白かった　またやりたい。もっと新しい曲をやりたい。公演でもみんなで新しい事をやりたい。エブリバディーパオパオもやりたい。他の人にも広めたい。・（オンラインではなくて現地参加できて）実際にやってるのが分かりやすく見えて初めてちゃんとシムシャムシャミーをしたら難しかったけど少しできた。もっとできるようになりたい。エブリバディパオパオも楽しかった。・エブリバディーパオパオ楽しかったです。みんな楽しかったです。タップをがんばりました。・ふたりぐみ（表現が楽しかった）・オンラインではありますが、皆さんと一緒に活動できたこと。タップセッションを一緒にやることができたことが楽しかった。いつの日か舞台公演に参加して、表現の幅を広げてみたい。自分の趣味や特技を披露してみたい。・一緒に相撲の動きが出来て楽しかったです。久しぶりに皆んなと一緒に活動出来て楽しかったです。“さんご”って？【今後の予定】＜あしプロアートパーク＞参加者が増えることで、世界がどんどん広がります！お待ちしています！・12/21（日）9:55〜15:00　長谷別邸・1/18,2/1（日）9:55~12:30 フジサワ名店ビル6階　ご予約はこちら→ https://forms.gle/wVAiySm6CDQAk3a17＜VISION/TO KNOW公演＞アートパークでの体験がどのように昇華しているのか、ぜひご体験ください！“まなざしが変わる”非言語即興演劇作品です。・12/14（日）14時〜　YPAMフリンジ2025公演 ＠アートスタジオアイムヒア（弘明寺）　詳細→ https://asipro.info/2025/10/01/vision-to-knowypam2025/　ご予約→ https://forms.gle/JEbavtBZAXnNED779・2/8（日）藤沢公演 ＠フジサワ名店ビル6階 391スタジオ＜公演グッズ販売中！＞あしプロへの応援に、また、あしプロ参加の記念に、ぜひご利用ください！https://suzuri.jp/ASI-PRO-shop 最後までお読みくださりありがとうございました。参加へのお問い合わせ、お待ちしております！

寒くなってまいりましたが、皆様お元気でしょうか？あしプロでは12月14日のYPAM2025フリンジ公演に向けて、表現を重ねております！【2025年11/9（日）あしプロアートパーク】今日のあしプロアートパークは少人数。目的をはっきりさせてトライを重ねました。新たに、整体師さんと「巻き肩を調整できるストレッチダンス」を開発したので、そのベータ版をみんなで行ってみました。とても簡単で楽しい動きなのですが、身体も温まり効き目があります！ストレッチ！そして、「マスゲーム：全員で一つの動きを表現する」では、「リーダーの動きに対してどの位置に入ると全体の動きが面白くなるだろう？」と考えながら、フォーメーションを試していきました。また、即興演劇「動物クイズ」で動きがマンネリ化してきた時や、お互いにお見合いになっている時、「誰かが何かをしてくれるのを待つのではなく自分から動いてみよう！」とチャレンジすることで、状況を変えられることを体感してみました。日常生活の中ではチャレンジしにくいことも、表現の中では安全に試すことができます。「動物クイズ」では自分から動いてみるタップダンスでは身体の使い方の基礎練習と、タップダンサーなら誰もが知っている「シムシャムシャミー」簡易版のおさらい、そしてソロパートの入れ替わりのリズムのタイミング、など、基礎的なおさらいをしました。自由な表現が得意なメッセンジャーたちですが、表現のエチケット的なことを守りつつ、「個性を際立たせた全員での表現」の強度を増していきたいと思っています。個の表現と全体の表現を考える【概要】日時：11/9（日）9:55〜12:35会場：フジサワ名店ビル6階 391スタジオ参加者：あべっち・Jimmy・じぬっち・たかと・なつこ・プーさん（zoom）　【タイムスケジュール】  9:55 JR藤沢駅改札集合10:05〜ミーティング10:20〜ストレッチ「Everybody PaoPao」・マスゲーム（みんなで一つの表現をつくるためのフォーメーションを考えてみる）・動物クイズ（草むら〜雨〜夜〜夜明け〜朝）11:20〜 ふたり組表現（相手を待たずに自分から働きかけてみよう）・タップ基礎練「シムシャムシャミー」12:15〜 振り返り・そうじ12:35 終了〜お昼ご飯13:30 解散二人組表現【参加者感想】・ストレッチの音楽（忘れたけど）それしながらストレッチしたが、体が伸びてやりやすかった。表現を工夫して、できるようにしたい。・いつもたくさんやれて楽しかった。おおぜいの人の前で色々やってみたい。・タップダンス、楽しかったです。・動物クイズが楽しかったです。又、色々なことを皆と一緒に、楽しくやりたいでーす。【今後の予定】＜あしプロアートパーク＞・一緒に身体表現を楽しみましょう！ぜひご参加ください！　11/23,12/21（日）9:55~12:30 フジサワ名店ビル6階 391スタジオ　参加予約はこちら→ https://forms.gle/wVAiySm6CDQAk3a17＜VISION / TO KNOW　YPAM2025フリンジ公演＞山形公演を経てパワーアップしております！ご来場お待ちしております！　12/14（日）14:00開演　アートスタジオアイムヒア（弘明寺）　ご予約はこちら→ https://forms.gle/sfUajjh9TBrZ2ZC29＜藤沢・山形公演グッズ販売中！＞　https://suzuri.jp/ASI-PRO-shop

皆様のご支援により実現した山形公演（10/3~4)について、終演以後さまざまな視点からの振り返りを行ってきました。こちらでは、運営サイドからのレポートをお送りいたします。今回は、あしプロの理事であり総合演出の塩田久人氏によるレポートです。「VISION & TO KNOW」山形鶴岡公演を終えて/塩田久人まずはクラファンで応援して頂きました皆様、関係者の皆様へ。本当にありがとうございました。様々な立場からの振り返りがあるかと思いますので、総合演出としての振り返りをしていきたいと思います。今回の遠征で、あしプロとKickin' Dance Famの皆様との合同舞台となったわけですが、公演中に見えていた景色と、改めて考えなおしたり、見直したり、時間を過ごした後の見え方が変わる舞台だったかなと思います。公演前は舞台の上で二つの団体が混ざり合うようにと思っていましたが、実際は二つの文化が着かず離れず不思議な距離感で舞台上に存在していたように思います。この距離感の意味をどう捉えるか。噛み合わないと捉えるのかそれとも未来への可能性と観るのか。なかなか難しい問題です。私としてはこの程よい距離感こそがコミュニケーションの過程の一部だとしたとき、舞台上の演者が相手や空間をよく観察していた時間だったのではないかと思っています。当たり前のようにお互いを受け入れその場に立ちながらも自分たちを見せていく。観客の皆様へもそうですが演者同士でも行われていてそれが不思議な距離感として存在していた、といった目線でみてみるとこの不思議な距離感にも納得です。それが、”今”の舞台の姿だとするなら、この舞台には”未来”の姿があるのではないかとふと思ったのです。ワークショップを重ねたり、もう一度公演したり。何か時間を共に過ごした先にまた新しい景色が見えそうな気がしました。それ自体が生き物のような感覚です。”あなたが何かを知るために”という副題が「TO KNOW」には付いています。日々をどのような目線で感じ、そして気づき、考える事ができるのか。演者のみんなは公演の度に自らの表現と共にそれを私たちに伝えてくれているそんな気がします。「TO KNOW あなたが何かを知るために」様々な事が起こった遠征でしたが、私自身この舞台の意味や意義を改めて感じるいい機会になったと思っています。演者のみんなが何を伝えてくれているのか、それを目を凝らしてみる楽しさ。そして何か目に見えない物が形として見えた瞬間。おぉーーーとなる。この感覚がなんともよい経験になる。改めてそのような感覚を皆さんと共有できたらと思う遠征でした。またもう一つ。改めてこの舞台を持続していくためにこの公演はとても未来につながる物だったと感じます。人や場所によって姿を変え育っていく舞台。であれば未来に育った姿もやはり観てみたい。そのために持続できる環境作りも大切だとそんな風に思わせてくれた山形遠征でした。ーーーーーーーーーー塩田久人クリエイティブディレクター ELECTROGIC代表

皆様のご支援により実現した山形公演（10/3~4)について、終演以後さまざまな視点からの振り返りを行ってきました。こちらでは、運営サイドからのレポートをお送りいたします。今回は、あしプロの理事であり事業評価設計を担っている石幡愛氏によるレポートです。自由を守ることと、場を守ることーーフェア・クリエーションのために鶴岡での遠征公演を終えたあと、振り返りの中で印象的な話題がありました。それは、「自由を担保することとそれゆえにおきるハレーションの間の紙一重に、いかに留まり続けられるか」という、私たちがずっと抱えているジレンマについてです。遠征公演では、とある出演者が自己判断でホールの利用ルールに触れる行動をしてしまった場面がありました。本人としては「自分が舞台でいかに輝けるか」を考えたからこその行動で、それ自体は表現意欲の現れでした。でも、その判断は、施設への負担や、今後、同様の活動に対する制限につながるリスクも含んでいました。私たちはあらためて、「自由や自律的な判断を尊重すること」と「場や機会を守ること」のあいだで、どうバランスをとるかを考えさせられました。自由な表現で関係性を引き出すメソッド「動物クイズ」また、Kickin' Dance Famとの交流からも、多くの学びがありました。あしおとでつながろうプロジェクトでは、舞台上では相手に触れずに表現するというルールを設けています。発達障害や自閉スペクトラムなど、相手との適切な距離感をつかみにくい特性がある人も多く、安心して共にいられる工夫として続けてきたものです。一方で、Kickin' Dance Famのみなさんは、肘タッチやハイタッチなど、身体的なコンタクトが多く、それらは信頼のサインとして機能していることが見て取れました。身体的なコンタクトに対してあしプロが感じているような危うさを、Kickin' Dance Famではどう考えて対処しているか尋ねるなかで、むしろ「合意されたコンタクトの型」があることで、危うさがコントロールされているのではないかという気づきが生まれました。信頼のサイン禁止や静止をできるだけしたくない。でも、どうしてもそうせざるを得ないこともあります。例えば、自分が話をしているのに突然相手に無視されたり割り込まれたりしたとき。そんなとき、「それはダメだよ」ではなく「私は嫌だよ」という伝え方をできたらいい、そんな話も挙がりました。日本の道徳教育の中では、拒否しないことが思いやりであると教えられがちですが、ハラスメントを防ぐためには健全に拒否する力も大切だと感じています。ルールは、誰かを制限するためではなく、自由な関係を続けるためにある。でも、ルールだけでは守れない自由もある。その間で揺れながら、どう共にいられるかを問い続けることが、私たちが目指すフェア・クリエーションなのだと、あらためて感じました。ーーーーーーーーーー石幡愛（アートマネージャー／事業評価コーディネーター）東京大学教育学研究科修士課程修了。NPO法人クリエティブサポートレッツ事務局、としまアートステーション構想事務局、墨田区文化振興財団職員を経て、現在は東京藝術大学社会連携センター特任助教として、産学官連携事業のコーディネートを行っています。私にとってアートマネージャーとは、コミュニティソーシャルワーカーに似た存在です。これまで、教育・福祉領域に基盤を持ち、対人援助の実践研究からアートへと接続してきた経験をもとに、社会的課題とアートを架橋するプロジェクトにおいて、多様な人々の想いを引き出し、対話を重ね、学び合い、共に成長する場を築くことを目指しています。