
今回応援いただいている河内さんは、ネット検索であしプロの活動を見つけてくださいました。「鎌倉市内の小学校個別支援級での取り組みに適したプログラムを探している」ということでお話を伺うと、鎌倉市スクールコラボファンドとして教育委員会とともに、鎌倉市内小中学校で探究学習を進められているとのこと。この2年間いくつもの小学校に伺わせていただきました。
また、みらスタ・在日米国大使館・WeWork麹町(コワーキングスペース)との協働クリスマスイベントでは、あしプロメッセンジャーとともに2年連続出演させていただきました。
細やかな探究の場のセッティング、そして異なるコミュニティの協働の場をいただき、あしプロとして共に活動させていただいています。
河内さんからの応援メッセージ
おどるなつこさんのタップダンス・パフォーマンスに魅せられて、食い入るように足元を見る子、耳を澄まして聴く子、リズムを感じて踊り出す子。こんなこと出来るのかな…と不安そうにしていても、いざおとたび(ワークショップ用の足袋)を履くと、子ども達は思い思いに音を出し始める。笑顔が広がる。やがて始まるなつこさんのコール&レスポンス。トン、トン、トトン! トン、トン、トトン! 笑顔に真剣な顔が混ざり始める。しばらくすると、輪の中心に子どもがいる。今度はその子から始まるコール&レスポンス。ツー、タッ、タッ。ツー、タッ、タッ。中心の子どもがどんどん入れ替わり、いろんなリズムをみんなで刻んでいく。そんな感じで、学校でのあしプロのワークショップは進んでいく。いつの間にか子ども中心、子ども主体の活動になっている。
私たちは学校と共に新しい学びを創る活動をしていて、いろんなシーンであしプロとコラボさせて頂いてきた。あしプロはアート、福祉、人権、体育などの学びを、タップダンスを通じて創り上げてくれる。いつも子ども達を真ん中に据えた学びを創ってくれる。運動会のダンスを作る活動でも、子ども達の振付アイデアを掬い取りながらポイントだけを伝え、気づけば、子ども達を中心に創作ダンスが仕上がっていく。特別支援クラスの学級体操も子どもと一緒に作ってくれた。
私はあしプロ練習会に参加したことがある。子ども達と同じように、いつの間にか自分が演者になって、ワニや木、殿様や付き人を楽しく演じていた。あしプロの舞台を観にいくと、同じように、いつの間にか中心に据えられた特性を持つ若者達が楽しそうに、かつ、真剣に表現活動を繰り広げている。
なんか楽しい。なんか優しい。なんか非日常。でも、なんか日常。なんか自由。でも、なんか一体感。なんか考えさせられる。きっとそれがあしプロのアートで、あしプロに携わる人達の打算のない人間性と、確かな経験が織りなす舞台パフォーマンスなのだと感じている。
まなざしを変えられた者の一人として、4都市公演の実現と、その第一歩である山形遠征プロジェクトを応援したい。そして、一人でも多くの方にあしプロを体感してほしい!

「みらスタ」NPO法人未来をつかむスタディーズ 代表 河内智之




