
昨年末、アメリカの研究所で遺伝子ゲノム解析をしてもらったところ、がんの原因である遺伝子の異常が見つかりました。その特定の遺伝子を標的にした新薬を注射することになりました。
新しい薬にはとても期待しているのですが、副作用の不安もあり入院して経過観察します。
ともあれ今日はいくつか検査をして、あとはひまなので病室の窓から青空を眺めていました。
友人の訃報
そんな時に友人が亡くなりました。雑誌の編集者をしていた時代に出会った同僚のSさんです。
半年ほど前、熊本に住んでいるSさんから電話をもらいました。体調がすぐれないので受診してみると、ステージ4の大腸がんが見つかって今、入院してるんだ。と言います。びっくりして、自分も同じステージの肺がんであること、病状のこと、その他近況、昔ばなしなど語り合いました。
それからは時々更新される闘病生活を綴ったSさんのフェイスブックを覗いていました。こんなに正直に自分の病状や心情を吐露できるだろうかと感心しました。彼の慚愧の念と感謝の思いが記録されていました。
しばらく書き込みがないなと思っていたのだけれど。Sさんがんばった。立派だった。泣けてきます。彼の素直で、努力家で、おちゃめな姿を思い出しながら手を合わせています。
見守ってくれている
新薬の注射が終わり、アレルギー反応も出ず、今のところ順調に経過しています。
この度は、クラファンで皆さんの優しさに触れ、暖かいメッセージもいただいて、もう一度感謝の気持ちをお伝えしたくてこれを記しています。
Sさんも見守ってくれています。
ぜひ明るい希望をもてる旅とレポートを成功させたいと思っています。
ほんとうにありがとうございます。




