300年続く丹波の専業農家の挑戦──色彩選別機で地域の誇りを未来へつなぐ!

300年続く丹波の専業農家が、色彩選別機の導入に挑戦。小豆などの選別を省力化し、特産品の品質と生産性を高め、地域の未来と誇りを守ります。

現在の支援総額

1,083,000

108%

目標金額は1,000,000円

支援者数

43

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2025/09/18に募集を開始し、 43人の支援により 1,083,000円の資金を集め、 2025/10/26に募集を終了しました

300年続く丹波の専業農家の挑戦──色彩選別機で地域の誇りを未来へつなぐ!

現在の支援総額

1,083,000

108%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数43

このプロジェクトは、2025/09/18に募集を開始し、 43人の支援により 1,083,000円の資金を集め、 2025/10/26に募集を終了しました

300年続く丹波の専業農家が、色彩選別機の導入に挑戦。小豆などの選別を省力化し、特産品の品質と生産性を高め、地域の未来と誇りを守ります。

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300年続く丹波の専業農家からの挑戦

〜色彩選別機の導入で、丹波の“誇り”を未来へつなぐ〜

はじめまして。兵庫県丹波市で約300年にわたり農業を営んできた「なかで農場」の中出靖大(なかで やすひろ)です。

私たちはこの地で、米・山の芋・小豆など、丹波の風土が育む恵みを一つひとつ大切に育ててきました。代々続く農の営みは、ただの生業ではなく、家族と地域の誇りそのものです。

丹波といえば、栗、黒大豆、大納言小豆──全国に知られる「日本の食のふるさと」。昼夜の寒暖差、清らかな水、豊かな土壌。自然の恵みに加え、先人たちの手間ひまを惜しまぬ努力が、この地の「本物の味」をつくってきました。


このままでは、丹波の農業がなくなるかもしれない。

いま、私たちは強い危機感を抱いています。農業者の高齢化、後継者不足、収益の不安定さ……今まで当たり前にあった風景が、音もなく失われつつあるのです。丹波の特産品が市場から消える──それは、地域のアイデンティティが失われることに他なりません。

丹波大納言小豆は、あずきの中でも格別な存在です。国内の小豆生産量の約1%で、丹波地域が生産の約25%を占めています。400年以上前から丹波地域で作られ続けており、その歴史と伝統性は地域の誇りとして根づいています。

左:一般小豆 右:丹波大納言小豆

この小豆は粒が大きく、色艶が鮮やか、風味豊かで甘みが強く、皮が薄く口当たりが滑らかです。また、「煮ても腹が割れない」ことから「大納言小豆」と名づけられ、古くは朝廷や幕府、京都御所へ献上された品でもあります。

私は専業農家として、これを見過ごすわけにはいきません。農業を守るという言葉では足りない。未来に丹波を残すために、今こそ動かなければならない。その想いで、今回の挑戦を決意しました。


色彩選別機は、地域を変える起爆剤

今回のクラウドファンディングでは、「色彩選別機」という最新機器の導入を目指しています。これは、不良品や異物をセンサーで瞬時に判別・除去できる機械で、選別作業の精度とスピードを劇的に向上させるものです。

導入によって、私たちの農場だけでなく、地域全体にこんな未来が広がります:

  • ・高齢農家の負担を減らし、安心して働き続けられる環境をつくる

  • ・安定供給により、丹波ブランドの信頼性が向上

  • ・効率化で人手を確保し、耕作放棄地の再開拓にも挑戦可能

  • ・品質管理を内製化し、持続可能な農業経営を実現

この機械は単なる設備投資ではありません。地域農業の希望を“かたち”に変える、未来への種です。


農業から、地域を立て直す

農業とは、単に作物を育てるだけの仕事ではありません。それは、地域の文化であり、人の心をつなぐ「土台」だと私は信じています。

丹波の特産品は、地域の“顔”であり、訪れた人の“記憶”となるもの。それを守ることは、地域の未来を守ることと同じです。耕作面積を広げ、生産量を増やし、次世代の担い手が「この土地で農業をやりたい」と思えるような環境をつくる。それが、私たちの挑戦です。

実際に、年々やめていく農家さんの農地を引き継ぎ、2024年には20ヘクタールだった耕作面積を、2025年には30ヘクタールまで拡大しています。


農家は、つくる人であり、伝える人でもある

「なかで農場」は、ただ作物を育てるだけの農家ではありません。

地元の加工業者、酪農家、高校生たちと連携し、原料の魅力を最大限に引き出す商品づくりにも取り組んできました。ときには商品名を高校生と一緒に考え、地域ぐるみのプロジェクトに育てることもあります。

このすべては、「丹波には、こんなにも美味しくて誇れるものがあるんだ!」そう、多くの人に知ってもらうための挑戦です。農業は、つくることで終わってはいけない。伝えることが、未来への架け橋になる──そう信じています。


最後に──あなたの応援が、未来をつくる力になります

300年という時の中で育まれてきた、丹波の農と文化。そのバトンを、ここで途切れさせてはいけません。でも、それを実現するには、挑戦が必要です。そしてその挑戦には、あなたの力が必要です。

どうか、丹波の自然とともに生きる私たちの覚悟に、力を貸してください。一緒にこの地域の誇りを未来へとつないでいきましょう。心からの感謝とともに──皆さまのご支援、何卒よろしくお願いいたします。


リターンについて

全力応援コース

①5,000円 | 全力応援コース - お礼のメール

②10,000円 | 全力応援コース - お礼のお手紙


特別栽培米 丹波コシヒカリ 新米2025年度コース

①8,000円 | 特別栽培米3kg

②15,000円 | 特別栽培米8kg

③35,000円 | 特別栽培米20kg&あられふりかけ4種類

④150,000円 | 特別栽培米90kg&プレミアムセット(30kg×3ヶ月配送可)

⑤480,000円 | 特別栽培米300kg&プレミアムセット×3&農場見学ツアー(30kg×10ヶ月配送可)


なかで農場 丹波大納言小豆 堪能コース

①5,000円 | 丹波大納言小豆赤飯(赤鬼飯)

②5,000円 | 電子レンジでも作れるかんたんぜんざい

⑦10,000円 | 丹波大納言小豆1kg

⑧15,000円 | なかで農場プレミアムセット

⑨60,000円 | プレミアムセット&大納言小豆5kg

⑩500,000円 | 出張POP UP STORE
(ぜんざい500食提供)


スケジュール

2025年9月 クラウドファンディング開始

2025年10月 クラウドファンディング終了

2025年12月 色彩選別機到着

2026年1月 色彩選別機費用支払


資金の使い道

・色彩選別機購入費:約350万円

・システム手数料他


最後に

2025年産の水稲は猛暑の影響で水管理が極めて難しく、夜間も圃場を見回り続けました。小豆も播種後に雨がなく、発芽がそろわず管理に苦労しました。それでも「丹波の味を絶やしたくない」という思いで必死に向き合ってきました。

農業は自然との闘いであり、時に厳しさに心折れそうになることもあります。しかし、その先にある「おいしい」と言っていただける笑顔こそが原動力です。今回のプロジェクトは、丹波農業を未来へつなぐ大切な一歩です。

皆さまの応援と共感が、私たちの挑戦を支える力となります。どうかご支援をお願い申し上げます。


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

支援に関するよくある質問

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最新の活動報告

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  • この度は、私たちのクラウドファンディングに温かいご支援・ご声援を賜り、目標を無事に達成することができました。心より御礼申し上げます。本プロジェクトは、10月26日(日) に終了します。目標は達成しましたが、最後まで一人でも多くの方にこの取り組みを知っていただき、地域の未来づくりの輪を広げていきたいと考えています。もし周りの方で「こういう取り組みを応援したい」という方がいらっしゃいましたら、プロジェクトのシェアやご紹介をぜひお願いいたします。皆さまの応援が、丹波の農の現場と暮らしを次の世代へつなげる大きな力になります。改めて、ここまで支えてくださったすべての皆さまに感謝を申し上げます。ラストまで全力で駆け抜けます。どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。なかで農場 中出 靖大 もっと見る
  • この度は、クラウドファンディングにご支援・応援のお気持ちをお寄せいただき、誠にありがとうございます。近所の方、そして遠方からもたくさんの方に支えていただき、大変うれしい限りでございます。いただいたメッセージの一つ一つにも力をいただいています。私たちは、丹波の農を未来へつなぐために「色彩選別機」の導入に挑戦しています。これにより、選別の精度とスピードが上がり、高齢の生産者の負担軽減、安定供給の実現、そして何より“丹波品質”の維持・向上に直結します。丹波の誇りである農産物を、次の世代へ確かなかたちで手渡していくための投資です。改めて、心より御礼申し上げます。■ 皆さまのご支援が生む“3つのちから"品質を守るちから:異物や欠点を素早く選別し、丹波のブランド価値を堅牢に。現場を支えるちから:人手不足・高齢化が進む中でも、負担を減らし持続可能な営みへ。地域をつなぐちから:安定供給が信頼を生み、販路・雇用・次世代の担い手へと波及。■ 最後のお願い(残り期間わずか)目標達成・さらにその先へ向け、最後まで走り抜けます。・「もう一押し」のご支援・SNSやお知り合いへのシェア・口コミどちらも大きな力になります。小さな一歩の積み重ねが、地域の農業を支える確かな糧となり、丹波のブランドを守り抜く原動力になります。感謝の気持ちを胸に、収穫と選別の現場から前進を続けます。引き続きの応援を何卒よろしくお願いいたします。 もっと見る
  • いつも温かいご支援ありがとうございます。本プロジェクトが、9月30日付の「丹波新聞(Web)」で紹介されました。記事では、丹波大納言小豆の品質安定と作業効率化のために色彩選別機を導入し、生産を持続可能にしていく私たちの挑戦や、その背景にある地域農業の課題について丁寧に取り上げていただいています。 記事内でも触れられている通り、選別工程を内製化することで、これまで翌年4月末までかかっていた作業期間を大幅に短縮し、品質・生産体制の強化につなげていきます。引き続き、機械導入に向けたご支援・拡散のご協力をお願いいたします。なお、本クラウドファンディングの募集期間は10月26日までです。 皆さまの応援が、丹波の小豆づくりの未来を守る大きな力になります。今後の進捗も随時ご報告します。 もっと見る

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