
どこで買ったかわからないようなTシャツを着ている男、岩田昇太と申します。
私を知っている方は、ふざけたTシャツ着やがってと思うかもしれませんが、ツッコまれやすいように隙を作っています。
このTシャツは、去年、金沢⇔能登半島を毎日送迎支援で往復していたころ、利用者(被災された方)と車内の会話が弾むように買ったお気に入りの一品です。
被災地や支援者ってどうしても暗くなりがちなので、ユーモアをすごく大事に活動していました。
そんな私の経歴は、福岡県北九州育ち。
保育園のお遊戯会では、役名の音の響きから「女王様」を選び、ライバル女子を差し置いて見事に役をゲットしました。

高校を卒業後は、大手電機メーカーに。
出世コースだったかもしれなかったが20代終わりごろに会社を辞めました。
単身、沖縄に農業とヨガをしに移住。
沖縄には行ったこともなかったのに。
東日本大震災が起きて、2011年4月上旬から仲間と共に宮城県石巻市にて災害支援活動。
あまりの被害の大きさに10年後の石巻の未来が気になり、移住して、いまに至ります。
コロナが流行るちょっと前、石巻の仲間たちと開催した音楽イベント。
奇抜で面白いイベントだったので、更に面白くしたいと思い生配信に初めて挑戦しました。
音のことも、映像のことも知らないことだらけで決して成功とは言えない配信でした。
そこからリアルタイムでお届けできる、まるで自分がテレビ局になったようなワクワク感を味わえる生配信にハマっていきました。
なかでも、屋外の移動しながらの配信は、みなさんの観る画にもこだわらないといけないし、音も臨場感を出したいし、通信環境も人が多いと不安定だし、良いものにしようとすれば考えることも多いですが、観ている人と距離を超えてリアルタイムを共有できる魅力的なコンテンツだとすごく思っています。
今回の能登半島の祭り配信も、祭りを観に来る沢山の人がいて地方の細い通信環境がさらに混雑するという大きな壁が立ち塞がります。でもそこには、物凄く巨大なキリコを担ぎ、松の枝が激しく燃えて火の粉が舞う中を平然と進み、海・川の中に入っていったり、豪華絢爛な人形が飾られた曳山があったり、うちの地域の祭りが一番だと言わんばかりの人と御輿の魅力がたくさんつまった祭りがあるんです。
これをみんなで、同じ時間を共有し、まるで祭りの会場にいるような気持ちで観る。
それが、すごく愛おしいんです。




