はじめにご挨拶
こんにちは。和歌山県で半世紀以上にわたり「たわし」をつくり続けてきた、北山正積商店です。

わたしたちは、創業者である父・正積(まさつむ)が1969年に始めた棕櫚(しゅろ)たわしの製造を、家族で受け継いできました。
かつて日常の中にあたりまえにあった「たわし」。しかし時代の流れとともに、その存在は少しずつ薄れていきました。
それでも私たちは信じています。本物のたわしには、使う人の暮らしを豊かにする力があると。

十代で先代の教えを受けた「たわし作り一筋」の職人・北山正積により1969年に和歌山県にて設立。求めるのは、全国の高品質を求めるお客様に満足していただける「本物のたわし」。和歌山の緑に囲まれた環境の中、家族が協力し合い、技術を磨き、細部にこだわることで理想のたわしに近付けるように日々励んでいます。
北山正積商店のたわしへのこだわり
約百年前に日本で生まれた伝統ある棕櫚(シュロ)たわし。しかし、大量生産・大量消費の時代を経て、職人の手によるたわしは少なくなってきました。
そんな中で私たちは、職人である父の北山正積を中心に、家族一丸となって伝統的なたわしづくりに励んでいます。
たわしをつくるうえで大切なことは「繊維の選別」や「棒巻き」など経験と技術に裏打ちされた一貫した手仕事です。用途にあわせた形や大きさ、繊維の密度、そして形の美しさにもこだわることで高品質のたわしがつくられます。
【本物のたわし】をお届けするために、今日も和歌山県の地でひとつひとつ手でたわしをつくり続けているのが「北山正積商店」です。

現代の生活に馴染むデザインやアイデアと伝統技術の融合
伝統なたわし作りの世界は、職人のほとんどが男性です。しかしながら私たち姉妹は、子供のころから父の姿を一番近くで見てきた中で、いつしか父と同じたわしづくりの技術を学びたいと思うようになりました。
そして父が人生を注いできた職人の技術を語り継いでいけるように、父から直接、丁寧にたわし作りを教わっています。
現在では、姉がたわしを作りの技術、妹がデザインを主に担当しており、女性ならではの感性を活かし、お皿洗いや掃除などを、日ごろの家事の中で感じる苦労を、たわし作りのヒントにしています。
自分の気持ちに対して、素直に発言できる家族という関係だからこそ、今までにないたわしを生み出せるのだとおもいます。
これまでコップや水筒洗いにぴったりな「ボトル用たわし」など機能性と現代の生活に馴染むデザインの作品を生み出してきました。
北山正積商店の作品を通して、
たわしに対する「硬い」「痛い」「傷つけやすい」というイメージを
「心地よい触り心地」「優しい」「おしゃれ」にかえていきたいです。

このプロジェクトで実現したいこと
私たちの作るたわしは、「洗う」道具である以上の存在です。
長年の経験に基づいた、素材と形へのこだわり
手に優しく、使うほどになじむ柔らかさ
キッチンだけでなく、玄関掃除やお風呂掃除にも活躍する万能性
見た目も美しく、暮らしに調和するデザイン性
このたわしの魅力を、もっと多くの方に知っていただきたい。そして、かつてのように、生活の中で「たわし」が愛される風景を取り戻したい。その想いから、このクラウドファンディングを立ち上げました。
家族のペットも思わずにっこり。
半世紀たわしをつくり続けた職人が生みだした、ペット用たわし

長年に渡り大手たわしメーカーに(亀の子たわし西尾商店)勤めていた父ですが、「独立して最初に作るのは、愛するペットのためのたわしがいい」と言っていました。
散歩に行って帰ってくると、ホコリやゴミ、排気ガスの汚れなどがどうしても被毛についてしまいます。
放っておくと皮膚トラブルの原因にもなり、こまめなブラッシングが大切です。
当時我が家ではビーグル犬を飼っていて、柔らかなたわしでブラッシングしていました。
ブラッシング中の気持ちよさそうな表情と、艶やかな毛並みを見て、このたわしをペット専用に改良できるのではないかと思い立ちました。

【ペット用たわし特徴】
犬用と猫用でそれぞれ上質な天然素材のみを使用しています。通常のたわしよりも繊維の柔らかさと密度を増して作っています。
繊維の違う部分で硬さやしなやかさが違うので、職人の目利き・手や指・爪先の感触でペットに合う繊維の選別をしました
そして一番の特徴は、自然素材で静電気が起こりにくい!
動物の毛や人工的な素材のブラシは、匂いが付いたりアレルギーの原因になるかもしれません。ペット用たわしなら静電気も起こりにくく安心してお使いいただけます。
熟練の職人が、通常のたわしよりも繊維の柔らかさと密度を増して、ひとつひとつ丁寧に手づくりしています。大切なペットとのコミュニケーションにお役立てください。
【犬用たわし】
棕櫚(しゅろ)という素材をメインとした、しなやかで優しい触り心地です。
毛並みに沿ってブラッシングすることで、毛をほぐし整えつつ、表面についた汚れもきれいになります。


【猫用たわし】
猫は犬よりも毛質が柔らかく、皮膚の厚みも薄いので、棕櫚よりもさらにソフトな触り心地のサイザル麻をメインに使用しています。職人熟練の技術で、ネコの舌の柔らかさに近いたわしに仕上げました。



\ペット用たわしの使い方・お手入れ方法/
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ネコちゃんへのブラッシング
猫は抜け毛が多いのでこまめなお手入れが大切です。まずは大まかに抜け毛を取り除き、力を入れずに全体をブラッシングしてあげてください。
ワンちゃんへのブラッシング
毛並みに沿ってたわしでブラッシングしてください。毛をほぐし整えつつ、表面についた汚れもキレイになります。
簡単お手入れで長持ち
たわしについた抜け毛は、手またはクシなどで取り、時々水洗いをして天日干ししてください。長く清潔にお使いいただけます。


【Q&A】
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どんな種類の犬や猫に使っても大丈夫ですか?
ブラッシングの仕方を変えることで小型・中型・大型・短毛・長毛・クセ毛など、さまざまな種類のワンちゃんネコちゃんにお使いいただけます。また天然素材のたわしですので子犬や子猫、高齢のペットにも安心です。やわらかいネコちゃんブラシをウサギにお使いのお客さまもいらっしゃいます。
持ち手の木の部分を噛むけど大丈夫?
犬用・猫用どちらのタイプも天然木を使用していますので、噛んでしまっても大丈夫です。歯の生え変わりの時期の甘噛みに好まれるワンちゃんもいらっしゃるようです。ただブラッシング用に作っていますので、たわし部分・持ち手の部分も大切にご使用ください。
毛質がクルクルのクセ毛だけど、どうブラッシングするの?
毛をかき分けて地肌になでるようにブラッシングすると喜びます。毛玉やもつれができやすいワンちゃんは毛玉の部分をたわしでやさしく、なでるようにブラッシングしてください。程よく毛玉がとれます。
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シャンプーの時でも使えるの?
ペット用たわしの針金は、水に強く錆びにくいステンレスを使用しております。シャンプー時にも安心してご使用いただけます。使用後は天日干ししていただくことで、清潔にお使いいただけます。


お客様の声
ペット用たわし
・いつもは嫌がって手入れをさせてくれないウチの猫ですが、このたわしでブラシすると気持ちよさそうに眠ってしまいます。毛並もツヤツヤになってきました(*´-`) 長く使っていきたいと思います。
・ナチュラル、優しい素材で見た目もカワイイ!さっそくウチの犬にブラッシングしたところ、とても気持ち良さそうにやらせてくれました。抜け毛もたわしに付くので飛び散らなくていいですね!



棕櫚たわし ツイスト
・洗剤なしで食器が洗える。テフロン加工の炊飯釜にも手にも環境にも優しいたわしです。
どこにも金具が出ていないのも、優しさポイントだと思います。ひねりが入っているので細かいところまで洗いやすいです。洗剤を使わないので野菜も同じたわしで洗えるところも良いです。
・根野菜を洗うのにぴったりです。力いらずでみるみるうちにキレイになるのでリピしています。

ボトル用たわし
・フォルムもかわいいしキッチンに出して吊るしておいても様になります。
とても丈夫そうで、長く愛用できそうです。
・漂白剤を一切使わなくても、水洗いだけで充分に汚れがおちて、ビックリしました。
ペット用たわし以外のたわしの使用上の注意
火の近くでのご使用はお止めください。漆器類のご使用はご注意ください。ご使用後は水を切り、時々天日乾燥してください使い始めはシュロの細かな粒子が出る場合があります。へたってきたらお取替え時です
【メディア紹介】
たくさんのメディアで紹介していただきました。
●月刊『Casa BRUTUS カーサ ブルータス』
【猫と家】に猫用たわし掲載されました。
●日本テレビ「スッキリ!!」
〝今日はネコの日!職人の技が光る ねこ用グッズ〟のコーナーにて、ネコちゃんブラシ(猫用たわし)が紹介されました。
●MBS「ちちんぷいぷい」(主に近畿広域圏)
〝こつこつのコツ〟のコーナーにて、たわしの製造工程やペット用たわしなど紹介されました。
●世界文化社「Begin」 WEB公式サイト内の
〝ワンくりっくニャンくりっく ウチのコ雑貨〟にて、ペットたわし(犬用・猫用)が紹介されました。
●日本テレビ「ヒルナンデス」にて、
ボディたわし(ポール)が紹介されました。スタジオ内で火曜日の出演者の方々にも最新のたわしとして見ていただきました。
●主婦と生活社出版「Creema Handmade Style Book」にて、ワンちゃんブラシ(犬用たわし)が掲載されました。
●マガジンハウス出版
「アンドプレミアム (& Premium)
料理好きたちの、キッチンと道具」
にて、ボトル用たわしが掲載されました。
●ワールドフォトプレス出版「モノ・マガジン」
通巻800号記念大特集にて、ペット用たわし(犬用・猫用)が掲載されました。
【受賞経歴】

2021年に東京ギフトショー秋に出展し、2022年2月には東京ギフトショー春の「中小企業総合展 in Gift Show2022[すぐれものがたり]」へ出展。〔すぐれものがたり〕は全国でも90社だけが選ばれる出店エリアで、和歌山県で唯一の1社として出展することができました。また90社のうち4社だけが選ばれるパンフレット掲載にも選んでいただき、多くの人に自社商品を知っていただくことができました。
・カラーミーショップ大賞 2019 地域賞
・OMOTENASHI SELECTION 2021
資金の使い道
ご支援いただいた資金は以下の目的に活用させていただきます。
新商品の開発と製作費
たわし製造に使う棕櫚素材の仕入れ
梱包や配送にかかる経費
工房の設備メンテナンス費
今後の販路拡大に向けたプロモーション活動

スケジュール
6月末 クラウドファンディング終了
7月上旬~ 商品製作期間
2025年12月 リターン発送

最後に
たわしは、ただの道具ではありません。丁寧に使えば10年以上、暮らしに寄り添ってくれる存在です。
大量生産・大量消費の時代の中で、あえて手間と時間をかけて作る「たわし」には、モノの本当の価値や、人の温もりが詰まっています。
この想いに共感してくださった皆さんと一緒に、「たわしのある暮らし」を広めていけたら嬉しいです。
どうか、ご支援・応援のほどよろしくお願いいたします!










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