
本日をもって、開業以来ずっと御宿コトブキを支えてくれた神田さんが、当館を卒業することになりました。
神田さんのことは、ご宿泊いただいた多くのお客様がご存じではないでしょうか。「取締役の方が気さくに話しかけてくれて嬉しかった」と、口コミやアンケートでもたびたび温かいお言葉をいただいていました。
神田さんとの付き合いはもう約8年になります。自分が入職して2年ほど経った頃に神田さんも入職され、当時はそれぞれ別の法人に所属しながら、それぞれの立場で懸命に働いていました。
そして4年前、コロナ禍という困難な時期に、自分が代表として、神田さんが取締役として、再び一緒に働くことになりました。そこから、焼肉店の経営や、健康志向の和食店の立ち上げに一緒に取り組み、3年前には現在の御宿コトブキの前身となる「寿荘」と出会い、総支配人の福島とともに、ゼロからの宿づくりが始まりました。
自分はいくつかの事業を兼務していたため、現場はほとんど神田さんに任せきりでした。それでも、神田さんはいつも自分の考えを理解し、どんなに大変なことがあっても一切文句を言わずに頑張ってくれました。
そんな神田さんが、一度だけ不満をぶつけてきたことがありました。
「自分のこと、信頼してくれていないんですか?もっと信頼してほしい。」
それは、仕事が多いとか、給与や休みのことではありませんでした。もちろん自分は、神田さんのことを心から信頼していました。でも、そう思われても仕方のない言動をしてしまっていたのだと思います。
神田さんは、まるで侍のような人です。熱い気持ちを持ちながらも、不器用で感情を表に出さない。そんな神田さんに甘えてしまっていました。本当は、もっともっと「有難う」を伝えるべきでした。
神田さんは、ここからまた新たな挑戦に向かうため、今日でコトブキを卒業します。本音を言えば、これからどんどん良くなっていくコトブキを、神田さんと一緒に見ていきたかった。でも、これで終わりというわけではないので、いつかまた、どこかで道が交わる日が来ることを願っています。
会社経営は、しんどいことや辛いことの連続ですが、自分は御宿コトブキを「日本一リピートの多い宿」にするまで走り続けます。それが、たくさんの恩をもらった神田さんへのせめてもの恩返しになると信じています。
内輪の話を長々と失礼いたしました。
なお、現在もクラウドファンディングを実施中です。引き続き、皆様の温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。



