▼自己紹介
初めまして。
全日本ナチュラルボディビルディング連盟(以下:ANNBBF)大会事務局の大元と申します。
今回はたくさんのプロジェクトの中から私たちのプロジェクトに目を通していただき誠にありがとうございます。
まずはじめに、私たちの所属するANNBBFというボディビル団体について簡単に説明させていただきます。
▼ANNBBFについて
ANNBBF(All Nippon Natural Body Building Federation)は69年の歴史を誇る日本のボディビル団体で、世界最大級のナチュラルボディビル団体であるWNBF(世界ナチュラルボディビルディング連盟)と業務提携を結んでおります。
また、ANNBBFはスポーツとしてのボディビルディングを支え、
競技の公正さ、選手の健康と安全性を守るため、禁止薬物の使用(ドーピング)を禁止している団体です。
禁止薬物を
●過去 使用した事がない
●現在 使用していない
●未来 これからも使用しない
を理念に毎年厳しいドーピング検査を行なっています。
2024年度は、日本のスポーツ団体初のドーピング検査率100%を達成しました。※尿検査による
▼ドーピングとは
ドーピングとは、「スポーツにおいて禁止とされている物質や方法によって競技能力を高め、意図的に自分だけが優位に立ち、勝利を得ようとする行為」のことです。意図的であるかどうかに関わらず、ルールに反する様々な競技能力を高める「方法」や、それらの行為を「隠すこと」も含めて、ドーピングと呼びます。
公益財団法人 日本アンチ・ドーピング協会,「ドーピングとは」,(2025年3月20日取得,https://www.playtruejapan.org/about/)
▼ドーピングによる副作用
▼フィットネス業界の現状
近年のフィットネス業界においては、禁止薬物(アナボリックステロイド、成長ホルモン、IGF-1などの筋肉増強剤、能力強化薬物のこと)を使用して大会に出場する選手が増加しているとの報告を多く耳にします。
健康被害だけにとどまらず、死亡事故も増えてきています。
禁止薬物の使用は人体へ多大な健康被害をもたらすだけでなく、スポーツの場においては「公正さ」や「フェアプレーの精神」さえもアスリートから奪うことになります。
こうした問題を抱える今、私たちがすべきことは、自分と向き合いながら挑戦を続けるアスリートが活躍することができる場所を作ることだと考えます。
▼このプロジェクトで実現したいこと
①厳格なドーピング検査の実施
昨年は、日本のスポーツ団体初となる尿検査でのドーピング検査率100%を達成しました。
これもアンチドーピングについての理解があり、理念に賛同いただける選手が出場してくれたおかげで、結果は全員「陰性」でした。
しかし、ドーピング問題の闇は大きく、尿検査だけでは完全に「ナチュラル」と証明できないことも事実です。なぜなら、尿検査で検出できない成長ホルモンやIGF-1、過去に禁止薬物を使用した経験があれば、筋肥大に多大な影響を与えてしまうからです。
そこでANNBBFと業務提携しているWNBFが行なっている検査方法が【ポリグラフテスト】です。
これはいわゆる"嘘発見器"のことで、資格をもった専門の検査官が大会前に選手ひとりひとりに検査を行います。
ポリグラフ検査では、身体の生理反応を観察して「過去に使用歴がないか」「尿検査で検出できない禁止薬物を使用していないか」を調べていきます。
このように【尿検査】と【ポリグラフテスト】の2つの検査を実施し、検査にパスすることで、ほぼ確実に「ナチュラル」の選手であることが証明できます。
検査費用や選手が受ける検査の回数の観点から出場するだけで敷居が高くなることが予想されますが、混沌とした現在のボディコンテスト業界で公正な大会を開催するためには、ドーピングテストを厳格化していくことは必要な取り組みだと考えています。
生理反応を観察し、過去に禁止薬物を使用していないか、尿検査で検出されない禁止薬物を使用していないかをチェックする。検査は大会前日までに行われる。
尿検査は大会当日に行われる。検体は一度アメリカのラボに輸送され、後日選手ひとりひとりに結果が送られる。
②日本人プロの輩出
私たちが業務提携しているWNBFにはプロ制度があります。
各国のアフリエイトが主催するプロクオリファイ(プロ資格認定大会)で優秀な成績を収めた選手にはプロライセンスが与えられ、「WNBFプロ選手」として活動することができます。
現在日本でも、ANNBBFから5人のプロ選手が誕生しています。
一昨年から日本でもプロクオリファイの大会が開催されるようになり少しずつプロ選手が増えてきましたが、世界のアフィリエイトと比べるとまだまだ人数が少ない現状です。
今年の関東オープンと全日本選手権ではプロクオリファイとなるため、さらにプロ選手が増える見込みです。
将来的にはANNBBFからWNBFプロになる選手を増やし、日本でプロ戦を開催し、ナチュラルボディビルのレベルアップができればと考えています。
8月10日(日)、横須賀芸術劇場にて第2回関東オープン開催
1カテゴリ最大で3枚のWNBFプロカードも発行される
③世界選手権出場者・日本人プロ選手の支援
ANNBBFの大会を経てWNBFプロになった選手はマスターズプロを合わせると5名の選手がいます。
プロ選手はANNBBFが主催する国内の大会には出られないという規約があるため、主戦場はプロ戦を開催している他国の大会や世界選手権になります。
この世界選手権には、ANNBBFの大会で上位の成績を収めたアマチュアの選手も参加することができます。
しかし、渡航費やエントリー費は自費となるため世界選手権に出場するだけでかなりの費用がかかってしまいます。そのため実力があっても海外への挑戦を諦める選手も少なくありません。
そこで、皆様からいただいた支援金の一部で、プロ選手や世界選手権に出場するアマチュア選手の遠征費のサポートをさせていただければと考えています。
▼このプロジェクトで挑戦したいこと
このプロジェクトで挑戦したいことは、まさに
「ポリグラフテストを導入し、厳格なドーピング検査を実施する」
ことです。
現時点のANNBBFでは、尿検査によるドーピング検査のみを行なっています。
理由は、ポリグラフテストに対応できる検査官がいないからです。
しかし今年は、海外の検査官が日本でのポリグラフテスト実施に協力していただけることが決まっています。
尿検査に加えてポリグラフテストも実施することで、厳格なドーピング検査を受けることが可能になり、今までにない公正な競技会が開催できることを私たちは望んでいます。
ドーピング検査費用は1検体につき65ドル(1ドル150円換算=9,750円)、さらにそこにポリグラフ検査費用72ドル(1ドル150円換算=10,800円)、ポリグラフ検査官の依頼費用が加わると、エントリー費用も含めると高額になります。
選手と運営事務局だけでドーピング検査費等の諸費用を賄うことは現実的に難しいため、プロジェクトの説明をお読みいただき、賛同いただける方はお力添えしていただければ幸いです。
9/14(日)関西・全日本は同日開催
ポリグラフテストは同大会の前に実施される。
▼ドーピング検査を厳格化する理由
ではなぜ、ここまでしてドーピング検査の厳格化を目指すのか。
これには大きく分けて3つの理由があります。
まず一つ目は、冒頭でもお伝えした通り
「公正な大会を開催すること」
が目的です。
フィットネス業界におけるドーピング行為は非常にセンシティブな問題としてとりあげられています。
ボディビル競技において禁止薬物の使用はパフォーマンスの向上に直結するため、禁止薬物を使用するか、しないかでは競技の結果に大きな差を生んでしまいます。
このように禁止薬物を使用した選手と、使用せずに身体づくりをしてきた選手が同じステージに立つことは決してフェアではありません。
公正さの無い競技会は、スポーツとしてのボディビルを発展させていくことが難しくなり、自分自身と向き合ってトレーニングや食事制限に取り組んできた選手の活躍できる場所さえも奪ってしまうことにもなります。
そうならないためにも、私たちはスポーツとして競技に取り組むアスリートが輝ける大会作りをしていきます。
また、「選手の健康を守ること」も大切な使命です。
禁止薬物の使用は、人体に対して数えきれないほどの副作用があり、最悪の場合は死に至るケースもあります。
もともとフィットネスという言葉は「健康の維持、増進を目指して行う運動」のことを指すため、競技をするうえで健康を損なうことは望ましくありません。
ANNBBFは、選手が禁止薬物を使用しなくても安心して身体づくりに取り組むことができ、競技に挑戦できる団体でありたいと思います。
さらに、ドーピング検査を受けることは「身の潔白を証明する」絶好の機会になるとも考えています。
昨今のフィットネスブームを受けてナチュラル(禁止薬物を使用しない)の価値が高まりつつあるように感じます。
出場した全選手がナチュラルであることをご自身で証明できることは、選手ご自身の競技生活やその他競技以外の活動の場においても大きな利益をもたらすことと思います。
また、私たちがドーピング検査ありの行う大会を開催していくことことは、「アンチドーピング啓蒙活動」の一環にもなっています。検査を行うことで、選手それぞれのナチュラルボディビルの意識が高まり、それが周りの方々への認知活動に繋がります。
これまでドーピングなしでボディメイクに取り組んできた方たちは、「自分たちがおこなってきたことは"ただの筋トレ”ではなく、ライフスタイルであり哲学だ」と誇れるようになると思います。これからボディメイクを始めようという方も「ドーピングの副作用は危険・スポーツ精神に反する」と、正しい知識が身に付くはずです。
こうした理由から、尿検査とポリグラフ検査のドーピング検査を厳格に行い、出場した全選手が正々堂々と勝負をするスポーツマンシップに溢れたボディビルコンテストの開催を目指したいと思います。
皆様からのご支援お待ちしております。
▼資金の使い道
今回ご支援していただいた資金は、関東オープン(8/10)・関西オープン・全日本選手権(9/14)の開催に向けた運営費、特にドーピング検査代(ポリグラフテスト、抜き打ち尿検査費用)の補填に使用させていただきます。
なお、目標金額を超えた場合は、その後引き続き運営活動費に充てさせていただきます。
具体的な使い道は以下の通りです。
ポリグラフ検査官渡航費:約10万円
ポリグラフ検査官宿泊費:約5万円
ポリグラフ検査会場費:約6万円
世界選手権スタッフ交通費:約10万円
世界選手権出場選手遠征補助金:15万円
活動諸経費:50万円(抜き打ち検査代、施設使用料ほか)
宣伝広告費:4万円
CAMPFIRE掲載手数料・決済手数料:約10万円
▼リターンの詳細
※詳細はリターン一覧よりご確認ください。
シンプル応援 3,000円
シンプル応援 5,000円
シンプル応援 10,000円
シンプル応援 30,000円
関東オープン S席
関東オープン A席
関東オープン B席
関西オープン/全日本選手権 S席
関西オープン/全日本選手権 A席
関西オープン/全日本選手権 B席
パーソナルトレーニング50分 二星茜
パーソナルトレーニング50分 水野美穂
パーソナルトレーニング60分 笠井大輔
パーソナルトレーニング60分 相樂翔
パーソナルトレーニング70分 水野美穂
パーソナルポージング80分(ビキニ) 二星茜
オンライン食事指導1ヶ月 笠井大輔
オンラインお悩み相談1回 相樂翔
1on1合同トレーニング 相樂翔
▼大会実行委員長より一言
昨今、スポーツ業界において、ドーピング行為が蔓延しています。ドーピングを行うとスポーツとして一番大事な公正さを失い、又様々な副作用による健康被害、最悪は死亡してしまうという事例も多く報告されています。我々の団体は今回ANNBBF全日本ボディビルディング選手権において「スポーツの公正さと選手の生命を守る」為、参加選手全員にドーピングチェックを行う事にしました。ドーピングテストは、スポーツを守るための最後の砦と言っても過言ではないと考えます。是非皆様の援助をお願いいたします。
ANNBBF理事,国際ドーピング委員長
井上大輔
◼︎ 日本人WNBFプロ
笠井大輔 (かさい だいすけ)
Evolrear South Japan Championships 2020 men's physique +175 open 優勝
ANNBBF 第66回全日本ボディビルディング選手権大会 優勝
2023 INBF WNBF KAGED World Championships PRO MEN'S PHYSIQUE Tall class 5位
水野美穂 (みずの みほ)
ANNBBF 第3回関西オープン 優勝
ANNBBF 第66回全日本ボディビルディング選手権大会 優勝
2023 WNBF世界選手権 Masters Bikini /amateur 優勝
Open Bikini /amateur 4位
Masters Bikini /pro 優勝
二星 茜 (にぼし あかね)
2021 ベストボディジャパン関西大会 3位
2021 ベストボディジャパン高知龍馬大会 1位
2022 ベストボディジャパン岡山大会 1位
2023 ベストボディジャパン大阪大会フィットネスモデル 1位
ANNBBF 第66回全日本ボディビルディング選手権大会 3位
ANNBBF第67回全日本ボディビルディング選手権大会 1位
森下賢成 (もりした けんせい)
ANNBBF 第20回九州ボディビルディング選手権大会 1位
ANNBBF 第67回全日本ボディビルディング選手権大会 1位
相樂 翔 (さがら しょう)
ANNBBF第1回関東ボディビルディング選手権大会 1位
ANNBBF第67回全日本ボディビルディング選手権大会 1位
◼︎ 過去の大会
2020年
●第1回関西ボディビルディング選手権大会 @神戸ラピスホール
→コロナ渦の中、兵庫県神戸市において関西地域で初めて大会を開催。
ドーピング検査率 18%
2021年
●第2回関西ボディビルディング選手権大会 @神戸ラピスホール
→ANNBBFで初めてビキニ・フィギュアのカテゴリを新設。
→地域との交流を図るため、神戸甲陽音楽&ダンス専門学校と共同運営。
ドーピング検査率 11%
2022年
●第3回関西ボディビルディング選手権大会
第66回全日本ボディビルディング選手権大会 @神戸ポートオアシス
→全日本選手権出場者の中から、日本人初のWNBFプロフィジーク選手が誕生。
ドーピング検査率 13%
2023年
●第4回関西ボディビルディング選手権大会
第67回全日本ボディビルディング選手権大会 @神戸ポートオアシス
ドーピング検査率 関西オープン 30% 、全日本選手権 100%
2024年
●第5回関西ボディビルディング選手権大会
第68回全日本ボディビルディング選手権大会 @神戸ポートオアシス
→全日本選手権出場者の中から、日本人初のWNBFプロビキニ選手誕生。
ドーピング検査率 関西オープン 100% 、全日本選手権 100%
※ANNBBF主催の地方大会、全日本選手権の全大会において尿検査によるドーピング検査率100%を達成
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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