
今回、CAMPFIREに出品しております、アームシェルチェアは、イームズチェアのリプロダクト製品(ジェネリックプロダクト品)です。
リプロダクト、または、ジェネリックプロダクトとは、特許期間が過ぎ、製造権利が一般化された製品をデザインそのままに製造される製品のことです。
産業財産権法にもとづいて意匠登録を行った商品は、意匠登録出願から最長25年間そのデザインの商品の意匠は保護されます。
期間経過後はパブリックドメインとなり、より多くの人々に、素晴らしいデザインを自宅のリビングやショップ、身近に楽しめるようになるのです。
著作や意匠の権利は、とても重要です。
一定期間後は、限られた特定の一部だけのものではなく、素晴らしいデザインがパプリックなものとして、多くの人々に触れる機会ができることも、とても良いことだと考えております。
75年以上も前に米国にて誕生したチェアを遠く離れた「ニッポン」から、リプロダクトできる機会があることをとてもノスタルジックで感慨深く、エキサイティングな挑戦だと思っております。
日本で唯一のリプロダクトメーカーとして、イームズと同じことをするのではなく、「日本人らしさ」や「日本の美しさ」を織り混ぜた、素晴らしいプロダクトを多くの皆様にお楽しみ頂けるよう、お届けしたいと考えております。
例と致しまして、、
「真鍮製の脚部」
真鍮とは、銅を60〜70%と亜鉛を20〜30%含んだ合金で、古くから日本でも、家具の金具や神社仏閣、工業用品などに活用されてきました。
英語では「ブラス/Brass」と言って、楽器の「ブラスバンド」も真鍮の素材が由来です。


別名、黄銅とも呼ばれ、独特な「金色」の美しい表情と経年変化の様子もとてもノスタルジックでカッコよく、素晴らしい素材です。
現在、材料の「銅」が非常に高騰しており、コストが課題となりそうです。
続いて、「日本の伝統工芸との融合」
日本の美しさを語るうえで、日本の焼物や漆器などの伝統工芸は欠かせません。
有田焼、美濃焼、益子焼、備前焼、波佐見焼、たくさんの窯元に、漆器も会津塗り、輪島塗り、越前塗りなど、様々な産地があり、そういった陶器や漆器に絵を描く「蒔絵師/まきえし」という職人が存在します。
まだ日本には、全国に素晴らしい「蒔絵師」がいらっしゃいます。
若い職人も活躍されており、チェアに描いて頂くことで、日本の美しさや日本の技術をお伝えすることができると考えております。
想像するだけで、ワクワクするプロジェクトです。
乞うご期待下さいませ。



上記以外にも、様々な挑戦を行い、皆様にお喜び頂ける、「丸に三つ石」にしかできないプロダクトをお届けして参りますので、引き続き、ご支援、お引き立てのほど、よろしくお願い申し上げます。
丸に三つ石



