今回は、私の新たな挑戦として実施しているクラウドファンディング「ものがたり手帳」について、開発の背景をご案内させてください。
現代社会は、膨大な情報と多様な選択肢にあふれています。そんな中で、「自分は何をしたいのか?」「自分の生き方に意味はあるのか?」と、人生や自身のあり方について問い直す時間が増えている方がいらっしゃるのではないでしょうか。また、「やらなければならないこと」に追われ、自分が何を求めているのかを見失ってしまうことも少なくありません。
私自身もかつてスターバックスの日本立ち上げに携わり、傍から見れば順調そうに見える道のりでしたが、実は燃え尽きてしまった、あまり思い出したくない経験をしました。しかし、『日本スターバックス物語』という本を書くことで、自身の経験を「物語」として捉え直し、客観的に見つめ直すことができました。
そこで気づいたのは、私たちは誰しも、事実をそのまま受け取るのではなく、自分の心に合った物語として組み直し、受け入れているということです。変えがたい過去の出来事も、その「受け止め方」「解釈」は、あなたの手でいくらでも再編集が可能。事実としてどう生きてきたかよりも、どう解釈するかがはるかに重要なのです。

この「物語」の考え方を日々の生活に取り入れ、多くの方のライフストーリーデザインをサポートしたいという想いから生まれたのが、「ものがたり手帳」です。手帳のコンセプトは「物語ナビゲーターと共に見つける、あなただけのライフストーリー」。予定管理のツールではなく、あなたがご自身の人生という物語を編集するためのナビゲーターとなるものです。
「ものがたり手帳」は、楽しみながら物語を編集し、日々の捉え方の変化を促す4つのステップで構成されています。自分自身を知るワークから始まり、 日々の出来事を物語として記録し、月ごとの振り返りで物語の進展を見つめ、 最後は一年間の記録から自分らしい「大きな物語」を編集します。裏表紙をめくって物語のタイトルを書き入れれば、あなただけの物語を記した本となるでしょう。

また、日付のない自由なフォーマットは、忙しい日常の中でも「毎日書かなければ」というプレッシャーを感じることなく、ご自身のペースで無理なく続けることを可能にします。書きたいときに、書きたいことを、書いてください。
人生は、「いくつもの物語」の重なり。この手帳が、誰しも複数の物語を同時に生きていることを日々の中で認識させ、それらの物語を編集していく頼れるナビゲーターとなることを心から願っています。




