第3回展示に挑戦!高校生が描く“見えなかった選択肢”の風景

「選ばなかったんじゃない。選べなかった。」そんな声を見える形にする展示を2025年夏秋、長野と東京で開催します。語られなかった選択の背景を、社会に問いかけます。継続的に活動を続けていくため、展示制作費と運営維持費の支援を募ります。

現在の支援総額

300,500

120%

目標金額は250,000円

支援者数

27

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2025/07/30に募集を開始し、 27人の支援により 300,500円の資金を集め、 2025/08/23に募集を終了しました

第3回展示に挑戦!高校生が描く“見えなかった選択肢”の風景

現在の支援総額

300,500

120%達成

終了

目標金額250,000

支援者数27

このプロジェクトは、2025/07/30に募集を開始し、 27人の支援により 300,500円の資金を集め、 2025/08/23に募集を終了しました

「選ばなかったんじゃない。選べなかった。」そんな声を見える形にする展示を2025年夏秋、長野と東京で開催します。語られなかった選択の背景を、社会に問いかけます。継続的に活動を続けていくため、展示制作費と運営維持費の支援を募ります。

社会課題の解決をみんなで支え合う新しいクラファン

集まった支援金は100%受け取ることができます

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 代表の想い

初めまして「選択百景」代表安杖ゆうです。
私は現在通信制高校に通いながら、「選べなかった体験」をテーマに活動をしています。

この活動の原点は、私の中学時代にありました。担任の先生が突然亡くなり、学校に行きたくても行けなかった日々。家のこと、人間関係、自分のこと。「周りと同じ“当たり前”を選べない自分」に戸惑いながら過ごしていました。

そのあと通信制高校に進学し、「家庭の事情で学校が限られていた」「ジェンダーのことを言えずに進路を変えた」「地域的に“ここしかなかった”」そんな人たちと出会い、驚きました。

“選べなかった”のは、私だけじゃなかった。でも、その体験は社会からほとんど見えていなかった。むしろ「自分で選んだんでしょ」と責められたり、制度の穴を知っていても、声を出す術がなかったりする。

だから私は、その「見えなかった選択肢」に輪郭を描きます。選べなかったことが、なかったことにされないように。「自分のせいじゃない」と、誰かが思える瞬間が生まれるように。

これは、過去の私のためだけじゃありません。これから同じような壁にぶつかる誰かが、自分の経験を“語ってもいいもの”として取り戻せるように。

社会の側にその声を受けとる想像力が必要だと思うからこそ、私はこのプロジェクトを始めました。



なぜ“選べなかったこと”に注目するのか

「選べなかった」と言うと、「努力が足りなかったんじゃないの?」「選ぼうと思えばできたでしょ?」そんなふうに返されることがあります。

だけど本当に、すべての選択は“自己責任”で語れるのでしょうか?

家族の事情、制度の不備、学校文化、経済的な格差、ジェンダーによる制約。それらが積み重なった結果、最初から「選ぶ」という土俵に立てなかった人たちがいることは、なぜ見えづらいままなのか。

努力や意志でどうにかなることばかりではない現実があるのに、そう語った瞬間に“弱さ”や“甘え”として扱われてしまう。

そうした社会のまなざしに、私は強い違和感を持っています。

“選べなかった体験”は、ただの個人のエピソードではなく、社会が見落としてきた構造の歪みそのものです。だからこそ私は、そうした声が語られ、共有され、受け取られる場所が必要だと思っています。



それに対するこのプロジェクト、「選択百景」とは?

選択百景は、“選べなかった体験”を見える形にし、その背景にある制度・文化・人間関係・情報アクセスなどの構造を言葉にしていくプロジェクトです。

選択には、その背後に社会の仕組みや環境、空気や偏見が深く関わっています。でもそうした背景は、普段あまり意識されることがありません。

このプロジェクトでは、展示や対話イベントを通して「なぜそれが選べなかったのか?」をひもとき、“見えなかった選択肢”を見える形にすることで、社会へのまなざしをひらくことを目指しています。


高校生の私だからこそできること

高校生の私だから、できることがあります。

制度をつくる立場でも、支援する側でもない。“ど真ん中で揺れている存在”だからこそ見えること、届く言葉があると思っています。

私は、“選べなかった”側の人間です。でも同時に、“これからどう選べる社会にしていくか”を考えられる年齢でもある。

私たち高校生は、大人の視点からは「まだ若い」と言われ、子どもの視点からは「もうわかるでしょ」と期待される、ちょうどはざまの立場にいます。

だからこそ、誰かの“選べなかったこと”を、一方的に守ったり、切り捨てたりせずに、受けとる準備ができている世代だとも感じています。

私はこのプロジェクトを、“今のままの自分”でやることに意味があると信じています。



これまでの活動と参加者の声

選択百景は、展示や対話を通じて「選べなかった体験」を可視化し、その背景にある構造や関係性をひらいていくプロジェクトです。この活動は、一人ひとりの声にじっくり耳を傾けながら、少しずつ育ってきました。

【これまでの活動】

・展示会の開催(としま区民センター/渋谷QWS)


・選べなかった体験”の収集(オンラインアンケート/対話アンケート/実展示のふせん型アンケートボード)


・対話イベント・ワークショップの開催(参加者同士が「選べなさ」について語り合うセッションを実施)

5月開催↓

7月開催↓(若手教員に向けてオンライン・オフラインで同時開催)


【参加者の声】



展示概要|構成・開催情報

【なぜ展示という方法なのか?】

「選べなかったこと」は、とても言葉にしづらい体験です。努力不足だとか、甘えだとか、そうやってすぐに意味を上書きされてしまう。そのたびに、語られないまま、なかったことにされていく。でも、それはたしかにあって、進路や人生の方向を大きく左右してきたものです。

だから私は、それを伝える方法として展示という手段を選びました。SNSや記事のように“読んで終わる”コンテンツでは、他人の体験にじっくり立ち止まるのはとても難しいと感じたからです。

スクロールすれば、すぐに次へ行けてしまう。わからなければ閉じればいいし、違和感があれば反論もできる。それも自由だけれど、そこには自分の中に揺らぎが生まれるだけの“余白”がない。

一方で、展示には「逃げずに向き合ってしまう時間」があります。照明の落ちた静かな空間、他人のふせんやストーリーが並ぶ壁、書かれた言葉にただじっと目を留めているうちに、自分の“選べなかったこと”にも気づいてしまう。

展示というのは、「これは自分のことかもしれない」と、他人の体験を通じて“自分の選択を問い直す”時間を生むための空間なのです。

だから私は、今ここに、この空間をつくります。


【展示構成】

■ エリア1:自分の選択を振り返る

「どんな選択をしてきたか?」「その選択は本当に自由だったか?」問いかけパネルやふせんを通じて、自分自身の“選べた感覚”を静かに問い直す入口。


■ エリア2:選べなさを知る

実際の声や背景の制度にふれ、「選ばなかった」と「選べなかった」の違いに気づく空間。比較パネルや統計の断片から、個人の選択に潜む構造の存在をあぶり出す。


■ エリア3:選べなさを深める

短いストーリーブックと解説を通じて、「なぜ選べなかったのか?」を静かに掘り下げる。空間全体にやわらかい光と音を用い、言葉にならない想いを受けとる場として仕上げる。


【開催情報】

  • 長野・佐久 

  • 開催時期:2025年8月24日  会場:YUSHI CAFE(長野県佐久市)
    開催時期:2025年11月以降   会場:NOVELS (長野県佐久市)

  • 東京 

  • 開催時期:2025年9月〜10月 会場:都内のいずれか(現在調整中)


  • この展示が届けたいのは、“正しさ”ではありません。
    他人の言葉にふれて、自分の問いが始まる。
    そんな思考と余白が残る時間を、あなたに届けたいと思っています。



なぜクラウドファンディングに挑戦するのか?

このプロジェクトを、もっと多くの人に届けたいと思ったとき、どうしてもひとつの壁がありました。「お金の問題」です。

私は現在、高校に通いながら活動しています。展示のための会場費や備品代、印刷や移動費などをすべて自費でまかなうのは、正直限界があります。

それでも、「選べなかったことを見える形にする活動」は、今の社会に本当に必要だと信じています。だからこそ、一人ではできないからといって、やらない理由にはしたくなかった。

このクラウドファンディングは、“私個人の挑戦”ではなく、社会に必要な問いを届けるための挑戦です



目標金額と支援の使い道
  • 目標金額:25万円(All-in方式)

この金額で、以下のような費用をまかないたいと考えています。

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます


All-in方式で挑戦する理由

このプロジェクトでは、All-or-Nothing(未達成なら全額返金)ではなく、All-in方式(達成額に関わらず受け取れる)を選びました。

なぜなら、たとえ目標額に届かなくても、できる範囲で展示を実現したいからです。支援が多ければできることは増えるけれど、少なくても伝えたいことは変わりません。

だからどうか、「目標額に届くかどうか」ではなく、「この活動を一緒に支える仲間になってもらえるかどうか」で判断してもらえたら嬉しいです。



今後の展開とスケジュール

選択百景の活動は、今回の展示で終わるものではありません。
むしろここから、「選べなかった体験」が語られる場を少しずつ社会に広げていきます。


直近の予定(2025年)

2025年 7月下旬        若手教員向けワークショップ(都内)

2025年 8月24日  第3回展示会(長野県佐久市/YUSHI CAFE)

2025年 9月10月  都内での巡回展示(会場調整中)

2025年 11月以降   第4回展示会(長野県佐久市/NOVELS)  オンライン版展示の公開/対話型イベントの実施検討中


今後の展開と継続的な活動

  • ・教育・福祉・地域など、異なる現場での出張展示やワークショップを企画していきます

  • ・これまで集めた体験や問いをもとに、冊子化/デジタルアーカイブ化なども検討中

  • ・“誰の言葉がどこに届くのか”を意識しながら、対話と可視化の手法を多様に発展させていく予定です



この活動は単発のイベントではなく、語られなかった体験に言葉を与え続ける「社会にひらかれた場づくり」です。  その第一歩を、ぜひこのクラウドファンディングから一緒に支えていただけたら嬉しいです。



リターン紹介

選択百景では、支援してくださる方それぞれの「関わり方」を大切にしています。
リターンは大きく3つのスタイルに分かれており、応援の気持ちだけでも、展示に関わることも、団体としての協力も歓迎です。

 リターンに関するご注意とお願い

  • ・各リターンで展示に反映される内容(問い・体験・素材など)は、フォーム等を通じてご提出いただきます(メールまたは専用フォームを予定)。

  • ・内容によっては、展示の文脈上言い回しや表現を一部調整させていただく場合があります。

  • ・公序良俗に反する表現や、個人・団体を特定する記述はお控えください。

  • ・ご提出期限を過ぎた場合、展示に反映できない可能性があります。

  • ・「展示への設置」などは、展示スペースやレイアウト上の都合により、サイズや位置を調整させていただく場合があります。

  • ・特定の展示会のみを対象としたリターンもございます。展示スケジュールは変更になる可能性があります。

  • 。お申し込み後のキャンセル・返金は原則として対応いたしかねます。


✉️ ご不明な点がある場合は、お気軽にお問い合わせください。



最後に・この記事をご覧になった方へ伝えたいこと

見えていないだけで、この社会にはたくさんの「選べなかった声」があります。

制度にすり抜けられ、当たり前のふりを押しつけられ、語ろうとしたら責められる。そうして、選択肢のなかった人たちの存在は、見えなくなっていく。

でも、それでいいはずがない。誰かが「選べなかった」と言ったとき、「そう言ってもいいんだよ」と返せる社会を、私たちはまだつくれていない。

この活動は、その社会への問いかけです。正しさじゃなく、想像力を。評価じゃなく、対話を。沈黙じゃなく、余白を。

そのために今、どうしても力を貸してほしい。一緒に、「声なき選択肢」を、見える形に変えていきませんか?

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

  • リターン仕入れ費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

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このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください

最新の活動報告

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  • こんにちは!選択百景代表、安杖ゆうです。8月に長野県佐久市のYUSHI CAFEで展示を行いました!まずは、クラウドファンディングで応援してくださった皆さんへ、心からのお礼をお伝えさせてください。本当にありがとうございました。そして、活動報告が遅くなってしまい申し訳ありません。受験勉強と並行しながら展示後の整理を進めていたため、投稿タイミングが遅れてしまいました。展示テーマは「選べなかった体験」学校、家庭、制度、人間関係など、背景を語れないまま抱えた違和感をそっと置いておける空間づくりを目指しました。展示当日は、作品の前で立ち止まって自分の経験や気づきを残してくれる方が多く、付箋やカードを通して小さな対話や共鳴が生まれていました。ご支援のおかげで・大判印刷やキャプションのクオリティが保てたこと・展示空間に必要な備品や照明に妥協しなくてよかったこと・当日の運営負担を減らせたことなど、細かな部分まで丁寧に整えることができました。これは本当に、皆さんの後押しがあったからこそです。展示を通して、改めて見えたのは「選べない体験は、同じように抱えている人がたくさんいる」ということ。そして、言葉にならなくても、空間を共有できるだけで心が少し軽くなる瞬間があることでした。本来であれば、9月〜10月にも東京都内で展示を予定していましたが、受験との時期が重なり、今年は開催が難しくなりました。楽しみにしてくださっていた皆さま、本当に申し訳ありません。しかし、展示自体をあきらめたわけではなく、今年度中には、改めて次の展示を実施したいと考えています。準備が整い次第、また改めてご報告いたします!今回の展示はゴールではなく、“これからも少しずつ続けていく”ための途中地点のひとつです。今後も巡回展示やワークショップなど、場づくりの形を変えながら広げていく予定です。改めて、ご支援と応援、本当にありがとうございました。これからも見守っていただけると嬉しいです!安杖 ゆう もっと見る
  • こんにちは!選択百景代表、安杖ゆうです。クラファン開始から約2週間、皆さまの応援のおかげで、目標金額25万円を無事達成しました!クラファン初挑戦の私にとって、これは本当に大きな一歩です。言葉にならないほど、嬉しいです。本当にありがとうございます。「展示を開く」から、「より多くの人に届く展示へ」当初の目標は、展示会場の確保、印刷物や備品、広報費など、「展示を実現するために最低限必要な費用を集めること」でした。そして、いま。次はその先へ【NEXT GOAL:30万円】に挑戦します。追加の5万円で実現したいこと追加で集まったご支援は、以下のようなもう一歩先の挑戦に使わせていただきます。・展示内容のアップデート(映像・音声・多言語対応などの実験)・次回展示に向けた記録・記憶のアーカイブ制作・スタッフの交通費や謝礼など、継続的な運営体制の確保選べなさは、まだ語られていない。「展示をやること」がゴールじゃない。“選べなかった体験”が、語られずに埋もれていく社会を変えるには、もっと多くの人に、もっと深く届けていく必要がある。そのために、ネクストゴール:30万円に挑戦します。引き続き、応援よろしくお願いします!すでにご支援いただいた皆さまも、SNSでのシェアや、お知り合いへの紹介など、応援いただけたら嬉しいです。クラファンは8月23日まで続きます。最後まで、よろしくお願いいたします! もっと見る

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