【とんぼ玉出版】はじめましてのご挨拶

はじめまして、とんぼ玉出版です。
このたび、信頼できる仲間たちと共に、「未来を描く作家のための出版社」を理念に掲げ、とんぼ玉出版を立ち上げました。
私たちは、写真集を中心に「作品を形として残す」ことにこだわった本づくりを目指しています。
デジタルが主流の今だからこそ、手に取れる「記録」の大切さを、あらためて感じています。
作家と共に悩み、考え、作品にとって最もふさわしい形を追求する。
そんな出版社でありたいと思っています。
現役大学生が立ち上げた小さな出版社ですが、今後は出版にとどまらず、展示やイベントなどの企画・運営にも取り組んでいきます。
どうぞよろしくお願いいたします。

【第一弾プロジェクト】写真集
虹の欠片が刺さったままで/イケダ サトル
写真集仕様
・サイズ:B5変型(H190×W260mm)
・ページ数:126ページ
・製本:上製本 糸かがり(角背ホローバック)
・表紙:タント
・本文:b7トラネクスト
・見返し:NTラシャ
・題箋:ユーライト
・表紙:タイトル空押し
・背:タイトル空押し
・定価:6000円(税込み)
※写真集の仕様・ページ数は変更になる場合があります。シュリンク加工にて発送

【このプロジェクトで実現したいこと】
弊社初となる出版作品として、写真家・イケダサトルの写真集を刊行したい。
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写真家、出版社、デザイナー、印刷会社が連携し、時間をかけて丁寧に作り上げる“本”の在り方を伝えたい。
今回は、出版事業未経験の二人が立ち上げた出版社ということもあり、プロジェクトを進める中で学びながら実践経験を積んできた。
その経験をクラウドファンディングを通じて共有し、読者や支援者、これから写真を仕事にしたい人たちに実際に見てもらい、出版業界や写真業界に興味を持つきっかけにしていきたい。

【プロジェクト立ち上げの背景】
とんぼ玉出版は、写真を【見る】だけでなく【ものとして残す】ことに価値を感じた二人が立ち上げた、写真中心の出版社です。
デジタルで写真を見ることが当たり前になった今、写真本来の魅力を十分に伝えきれていないと感じ、「写真の良さを100%引き出すにはどうしたらいいのか」を考え続けました。
その答えとして、写真を印刷して残す=写真集という形にたどり着き、出版社を立ち上げました。
第一作目の作家を探している中で、SNSや展示で実際のプリントを見た際、ひときわ目を引いたのがイケダサトルでした。
彼の作品には、明るさと共に、どこか寂しさや切なさが同居しており、その絶妙なバランスが印象的でした。
また、誰もが感じたことのある名状しがたい感情を、言葉の外側にあふれ出たものとして掬い取ってくれるような写真表現に心を打たれ、記念すべき第一作目にふさわしいと確信しました。
こうして、このプロジェクトを立ち上げる運びとなりました。

【現在の準備状況】
・2025年2月下旬:出版社設立
・デザイナー・印刷会社・クラウドファンディングのアドバイザーと運営チーム発足
・写真選定、印刷・製本、展示、クラウドファンディングの設計など、チームで進行中
・デザイナー・印刷会社・クラウドファンディングのアドバイザーとともに連携しながらクラウドファンディングに挑戦中
・2025年11月中:出版予定
・2025年11月〜:各地での個展開催予定
【リターンについて】
1,000円|作家、とんぼ玉出版による感謝のメッセージ|制限なし
【NEW】3,000円|ポストカード12枚|制限なし
【NEW】4,000円|『とんぼ玉出版主催・フォトウォークin東京』ゲスト:イケダサトル
【NEW】4,000円|『とんぼ玉出版主催・フォトウォークin名古屋』ゲスト:イケダサトル
【NEW】4,000円|『とんぼ玉出版主催・フォトウォークin京都』ゲスト:イケダサトル
5,000円|【オンライン】ポートフォリオレビュー|(1人/30分)|限定10点
6,000円|写真集割引先行販売プラン(写真集1000円OFF+送料一律1000円)|限定30点
6,500円|写真集割引先行販売プラン(写真集500円OFF+送料一律1000円)|限定50点
7,000円|写真集先行定価販売プラン(写真集定価6000円+送料一律1000円)|限定145点
9,000円|写真集+ポストカード12枚|限定50点
10,000円|写真集+写真の奥付けに支援者として名前記載|限定50点
11,000円|写真集+8mmフィルム映像|限定50点
14,000円|写真集+オリジナルポストカード12枚+8mmフィルム映像|限定50点
24,000円|写真集+オリジナルポストカード12枚+8mmフィルム映像+オリジナルカレンダー(A3サイズ)セット|限定50点
80,000円|写真集+額装手焼きオリジナルプリント(六つ切り/Edition12)+作品証明書|限定5点
100,000円|写真集+額装手焼きオリジナルプリント(四つ切り/Edition12)+作品証明書|限定3点
150,000円|【出版の“うら”に興味があるあなたへ】とんぼ玉出版の裏話ぜんぶ話します相談会(4時間程度)
※物品の発送については送料込みの金額となります。


※Image

【スケジュール】
・2025年4月中旬〜下旬:クラウドファンディング準備(ページ・モックアップ制作など)
・2025年5月下旬〜7月中旬:クラウドファンディング実施(約60日間)
・2025年7月下旬〜8月:支援金確定/写真・印刷仕様最終調整
・2025年8月〜9月:印刷・製本・発送準備
・2025年11月:書店・ECで発売予定・支援者へリターンの発送開始・個展及びトークショー(東京)
・2026年1月末:個展及びトークショー(愛知 c7c gallery and shop)
・2026年3月:とんぼ玉出版の裏話ぜんぶ話します相談会
【支援金300万円の使い道】
・印刷・製本費:220万円
・デザイン費:30万円
・ネガスキャン費:15万円
・手焼き、額装費:10万円
・送料、雑費:5万円
・CAMPFIRE手数料

作者より / 出版によせて
本作は、3年の歳月をかけて撮影した写真を中心に構成されています。
限られた時間の中で、主に身近な場所や被写体を撮るために、毎日カメラを持って生活していました。
撮影したのは特別なものではなく、日々の暮らしの中で見逃してしまいがちな美しさや、ふと心が動く瞬間、偶然に立ちあらわれる光、人の気配、小さな感情の揺れ。
そんな、ともすると指の間からこぼれ落ちていく日々の泡を切り取っています。
これらの写真は、記録でありながら、私自身の記憶の断片でもあります。
心に刺さった虹の欠片のようなものが、写真として形になったのだと思っています。
過ぎ去っていく日々、全てが過去になっていく喪失感、そこから生まれる感情、それらと向き合うために、この写真集を作りました。
写真を並べることで生まれる感情のグラデーションや、そこに滲むささやかなストーリーに、そっと目を留めていただけたら幸いです。
私は、写真が「失われたものを補う」のではなく、「確かにそこにあった」という事実を、静かに伝えるものだと信じています。
どうか、この一冊を通じて、そんな思いが少しでも届けば嬉しく思います。

デザイナーより / 出版によせて
表紙に選んだグレーの用紙には、タイトルと作家名を空押しのみで静かに施しました。
光の加減でようやく浮かび上がるこの仕様は、「見ようとしなければ見えない存在」をテーマにした本作の核と共鳴しています。
スクエアに切り取られた一枚の写真を題簽(だいせん)として貼り込み、そこに差し込む日常のなかの一瞬のきらめき──まるで虹のような感情を、そっと際立たせる意図を込めました。
グレーは、単なる“無彩色”ではありません。
晴れでもなく、雨でもない。感情にたとえるなら、名前のつけがたい宙ぶらりんな心の揺らぎ。
まるで、虹が出る直前の、光の射す前の、わずかに湿った空気をまとった静かな空のような色です。
このニュートラルな色調は、写真集全体に流れる“名もなき感情”の気配を象徴しています。
書体には、繊細な骨格を持ち、静かな緊張感を湛えるA1明朝を採用しました。
そこに90%の平体加工を施すことで、整然とした中にごくわずかな歪みを与えています。
このいびつさは、まるで言葉が涙に滲んでしまったような“感情のひずみ”を映し出すものであり、抑えきれない想い、過ぎ去ったものへの揺らぎを、書体という静かな表現に託しました。
タイトルと作家名は、表紙の小口から10mm内側に、縦書きでそっと配置しています。
視線はまず、貼り込まれた写真に導かれ、やがてページをめくろうと小口に触れたとき、ようやく空押しで刻まれた文字が現れる──。
最初は「見えなかった」ものが、ふとした動きで「見える」ようになる。
その偶然の発見は、記憶や感情がふいに立ち上がるこの写真集の体験そのものに重なります。
装丁のすべてが、この作品が持つ繊細な感情の余白と響き合うよう願いを込めて、丁寧にデザインしました。

最後に
この写真集は、出版社「とんぼ玉出版」にとって、はじめての作品です。
右も左もわからない中で、それでも「この写真を本にしたい」という思いと共に動き出し、作者、デザイナーと一緒に何度も話し合いながら、少しずつかたちにしてきました。
完成した一冊には、たくさんの思いが詰まっています。
写真や本の力を、ひとりでも多くの方に感じていただけたら嬉しいです。
応援、どうぞよろしくお願いします。

プロジェクトメンバー
写真家:イケダサトル
クラウドファンディングアドバイザー:中西信雄
デザイナー:まえだ としゆき

アシスタント:iroha
最新の活動報告
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活動報告】藤原印刷さんでの印刷立ち合いを行いました!
2025/10/22 20:00ご支援いただいている皆さまへいつも本プロジェクトを応援いただき、誠にありがとうございます。本日は、長野県松本市にある 藤原印刷 さんにて、書籍の印刷立ち合いを行ってまいりました。プロジェクトのスタートから約5ヶ月。これまで何度も打ち合わせを重ね、構想を練り上げてきた本づくり。今回の印刷は、まさにその集大成ともいえる重要な工程です。私自身、そして出版社としても、印刷立ち合いは今回が初めての経験でした。当初から担当してくださっている小池さん、今回プリンティングディレクターを務めてくださった花岡さん、そして印刷現場で支えてくださったスタッフの皆さまのご協力により、万全の体制で臨むことができました。校了後の最終調整という緊張感のある場面でも、細部に至るまで丁寧にご対応いただき、おかげさまで、双方が「これは最高の仕上がりだ」と感じられる印刷物に仕上がりました。出版の「出」の字も知らなかった二人で始めた、小さな出版社。こうして多くの方々の力を借りながら、一冊の本という“かたち”にできたことは、まさに、皆さまからのご支援あってこそと、改めて実感しています。印刷立ち合いの際、前田さんと小池さんから伺った「純度と精度」という言葉が、特に印象に残っています。この言葉は、ものづくりの本質を的確に表しており、作家・デザイナー・出版社・印刷会社の誰ひとり欠けても、今回の一冊は実現しなかったと感じています。完成まで、もう少し。一日でも早く皆さまのお手元にお届けできるよう、引き続き丁寧に進めてまいります。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします もっと見る【緊急のご連絡】
2025/07/29 22:04【緊急のご連絡】お世話になっております。とんぼ玉出版の染山です。先日、クラウドファンディング終了いたしました。支援・応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。無事に写真集の発刊が叶います。一同心より感謝申し上げます。この度、以下のクラウドファンディングに支援してくださった方々へ個別に緊急のご連絡を差し上げております。住所、氏名、電話番号、メールアドレス登録を必須にしそびれておりました。ご迷惑をおかけし大変申し訳ございません。クラウドファンディングのページから確認をお願いいたします。・1000円→出版社、本写真集著者よりお礼のメッセージ・6500円→写真集先行販売プラン・7000円→写真集先行販売プラン・10000円→写真集+お名前記載・11000円→写真集+8mmフィルムのプランをご支援いただいた方。お手数をおかけして申し訳ございません。また、確認メールは一部記載していただいていた方にもお送りしております。そのような方に関しては返信は不要です。確認の程よろしくお願いいたします。 もっと見る
『虹の欠片が刺さったままで』クラウドファンディング終了まで残り4日
2025/07/16 23:41とんぼ玉出版クラウドファンディング残り4日\ リターン追加のお知らせ / これまでご支援いただいた皆さま、本当にありがとうございます。 そして、共に駆け抜けてくれているスタッフにも心から感謝を。 いよいよ、クラウドファンディングもラストスパート! 残りの4日間はキャンペーンやイベント情報が目白押し! ぜひ最後までご注目ください そして今回――【新リターン追加!】 『とんぼ玉出版主催・フォトウォーク』 ※クラウドファンディング限定リターン ゲスト:イケダサトル 巡回展開催地・東京/名古屋/京都で実施! 作家と街を歩き、撮る喜びを共有する一期一会のフォトセッション撮影のコツや“まなざし”のヒントをもらいながら、日常の風景が作品になる特別な時間を。 開催日程: 【東京】2025年11月22日(土)11:00〜13:00 【名古屋】2026年1月24日(土)、2月7日(土)11:00〜13:00 【京都】2026年3月21日(土)、3月28日(土)11:00〜13:00 各地限定・人数限定でのご案内となりますので、ご興味のある方はお早めに! 残り4日、最後まで一緒に走り抜けましょう! これまでご支援くださった方も、これからの方も、プロジェクト完遂へのラストスパートにぜひお力添えください! もっと見る





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