ご支援いただいている皆さまへいつも本プロジェクトを応援いただき、誠にありがとうございます。本日は、長野県松本市にある 藤原印刷 さんにて、書籍の印刷立ち合いを行ってまいりました。プロジェクトのスタートから約5ヶ月。これまで何度も打ち合わせを重ね、構想を練り上げてきた本づくり。今回の印刷は、まさにその集大成ともいえる重要な工程です。私自身、そして出版社としても、印刷立ち合いは今回が初めての経験でした。当初から担当してくださっている小池さん、今回プリンティングディレクターを務めてくださった花岡さん、そして印刷現場で支えてくださったスタッフの皆さまのご協力により、万全の体制で臨むことができました。校了後の最終調整という緊張感のある場面でも、細部に至るまで丁寧にご対応いただき、おかげさまで、双方が「これは最高の仕上がりだ」と感じられる印刷物に仕上がりました。出版の「出」の字も知らなかった二人で始めた、小さな出版社。こうして多くの方々の力を借りながら、一冊の本という“かたち”にできたことは、まさに、皆さまからのご支援あってこそと、改めて実感しています。印刷立ち合いの際、前田さんと小池さんから伺った「純度と精度」という言葉が、特に印象に残っています。この言葉は、ものづくりの本質を的確に表しており、作家・デザイナー・出版社・印刷会社の誰ひとり欠けても、今回の一冊は実現しなかったと感じています。完成まで、もう少し。一日でも早く皆さまのお手元にお届けできるよう、引き続き丁寧に進めてまいります。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします





