たくさんの支援、本当にありがとうございます!強がりを言っても不安ばかりの私たちでしたが、皆さんの励ましに本当に勇気をもらい、みんなで頑張る!という気持ちをあらたにしました。
がんのステージ4(最終段階に近い)という病気を持っているコータですが、ベッドで寝たきりで、ぐったりしているイメージをお持ちの方も多いと思います。それが、意外と普通の男子です。普通に(弁当をもって)学校に行ってますし、サッカーだってします。冗談だっていうし、ちょっぴりいうことを聞きません。
今のところどこも痛くありませんし、食欲もあります。・・・でもこれって、多分に「抗がん剤をしていないから」です。抗がん剤は選択的に、がん細胞のみをたたくことはできません。同時に正常細胞もたたいてしまうので、それがそのまま、「副作用の大きさ」につながっています。まず食欲はなくなるし。吐き気や味覚異常、口内炎や倦怠感で、体は常に「しんどい」状態になります。
がんになったら、抗がん剤をするのが当たり前、の現代において「抗がん剤治療をしない」というのは非常~に勇気がいりますね。主治医も抗がん剤の正当性は信じていますし、それを真っ向から否定したら少なからずいやな気持ちになることでしょう
私たちだって、抗がん剤の可能性を全否定しているわけではありません。がん患者や、家族が一番知りたいのは「治るかどうか」です。だとしたら、「その確率」は最も重要で、これをもとに判断するのが賢明です。抗がん剤で「寛解する」確率は、がんの種類や、そのステージ、転移の有無によって全然違ってきます。ここ、覚えていてください。
主治医の皆さんにも、お願いしたいところです。「自分だけがわかっていればいい」時代は終わったのです。患者や家族に、どうか、わかるように丁寧に説明してください。そして、最終的な選択は、本人が決める、ということをもっと尊重してください。やってみないとわからない、で片づけないでください。
そして自分は本当にわかっているのか、自分自身に問い続けてください。わからないことが自分にもたくさんあるということを、ちゃんと受け入れてください。自分の主義と違う治療を患者さんが望むこともあるかもしれません。簡単に否定しないでください。必死なんです。患者さんは必死なんです。
そう考えたら、インフォームドコンセントって、なんでしょうね。私は、知識や経験、スキルをたくさん持っている医師が「よい医師」だとは思いません。「正義感」や「使命感」をもって、「客観性」「冷静さ」を保ちながら、「自他非分離」の使い分けが上手なお医者さんを、「かかりつけ医」として持つことができたら・・・患者はもっと満足度の高い治療ができるのではないでしょうか。
いかん、少しずれてきました(笑)今日言いたかったのは、「抗がん剤をしない」という決断は、可能性と受けるダメージ。要するに、リスクとリターンですね。これを冷静に見つめて、信頼できるドクターと真剣に話し合いをした結果、導き出した「最終意思」だということが言いたかったのです。
コータが今こんなに元気なのは、術前の1か月から断糖肉食&抗酸化(高濃度ビタミンC点滴治療)に取り組み、必要な栄養素をしっかり意識して補充しているから、ということも忘れないでください。ほっておいて、精神力で勝手に良くなるほど、がんは甘いものではありません。
皆さんの温かい励ましのおかげで、私たちも勇気をいただき、これからも頑張っていこうと本当に思えました!まずは、コータから、とびきりの笑顔でお礼を!!
またご報告いたしますね!引き続き応援お願いします!! Mrs.GAGA