
たくさんのご支援をいただきまして、誠にありがとうございます。
今回は、入間川七夕通り商店街と七夕まつりの「歴史」について、ご紹介します。
入間川七夕通り商店街は、埼玉県狭山市の中心部に位置し、狭山市駅西口から徒歩約5分の場所にあります。
この商店街の近くを流れる入間川は、江戸時代に飯能から江戸へと材木「西川材」を筏(いかだ)で運ぶ際の重要な水路であり、狭山市はその中継地点として「筏宿」として栄えました。
このような歴史的背景から、現在の商店街が形成されたとされています。
入間川七夕まつりの起源は明確ではありませんが、江戸時代中期には既に飾り付けが行われていた記録があり、五穀豊穣や無病息災を願って、1メートルほどの笹や竹の枝に短冊などを下げて家々の軒下に飾る風習がありました。
また、夏の日照りによる干ばつを防ぐための雨乞いの祭りとしての意味もあったとされています。

昭和時代に入ると、通りに面した商店や問屋の人々が、夏の最も暑い時期にお客様への感謝を込めて夕涼みの会を開催し、竹飾りを大きくしたことが、現在の七夕まつりへと発展しました。
次第に全国に知られるようになり、各地の都市でも夏のイベントとして七夕まつりが行われるようになり、平塚などから飾りの作り方を学ぶために多くの人々が狭山を訪れたとのことです。

写真は、「高橋写真館」提供のものを、狭山ケーブルテレビ株式会社(MEDIA COORDINATE TEAM)が、AI技術で色付けしたものです。
現在、入間川七夕まつりは「関東三大七夕祭り」の一つに数えられ、毎年8月の第1土曜日と日曜日に開催されています。狭山市駅西口・市民広場から七夕通り商店街を中心とした沿道には、商店、事業所、市民の皆さんが出品した七夕飾りで埋め尽くされます。

昼間とは一味違った七夕飾りの美しさと涼を求めて、多くの方が夜遅くまでまつりを楽しみます。

入間川七夕通り商店街は、歴史と伝統を大切にしながらも、新しい風を取り入れ、地域の活性化に努めています。商店街の温かい雰囲気と、七夕まつりの華やかさを感じていただけることでしょう。
引き続き、狭山市入間川七夕まつりへのご支援とご協力をよろしくお願いいたします。





