
いつも温かいご支援をいただき、誠にありがとうございます。
皆さまのご厚意に支えられ、おかげさまで目標金額を達成することができました。残り10日間となりましたが、更なるご支援のほど、よろしくお願いいたします。
今回は、皆さまにもぜひご紹介したい、西武文理高校の高校生たちによる「公式ロゴ」の制作について伺いました。
公式ロゴを手がけた高校生たちの“本気”――
2024年よりスタートした西武文理高校の実践型学習プログラム「ガチ・プロジェクト」。
今回は、全17チーム中の1つ「グラフィック・ウェブデザインチーム」が、狭山市入間川七夕まつりの公式ロゴデザインに取り組んだ様子を取材しました。
取材に応じてくれたのは、チームの編集長を務める大潟佳澄さん(高校2年)とメンバーの小澤栞莉さん(高校2年)。
現在、同チームは高校2年生5名と高校1年生14名の計19名で構成され、学年を超えて協力し合いながら制作活動を行っています。
ロゴ制作の経緯と選考
今回の公式ロゴは、全17作品(原案)の応募の中から、狭山市入間川七夕まつり実行委員会による投票形式で厳正に選ばれました。
大潟さん「原案を考えたのは、チームに関わっている外部サポーターのお子さんで、偶然にも西武文理中学校に通っている生徒さんなんです。17作品の中から、実行委員会の投票で選ばれました。本当に僅差だったので、とても感慨深かったです」
当初の原案には、織姫と彦星をイメージした花柄と色彩が使用されており、それぞれのキャラクターには花言葉も込められていたとのこと(織姫には「ショウブ」、彦星には「バラ」)。
最終的には、より視認性を高めたシルエット表現と、日本らしさを感じさせる和柄を取り入れた洗練されたデザインに仕上がりました。
生徒と社会がつながる“共創”の現場
このプロジェクトには、デザイン監修として外部のデザイン専門家(サポーター)も参加しており、学校広報誌『Stella(ステラ)』の編集・デザインを一緒に手がけるなどしています。

生徒たちが自らのアイデアを社会に届けるために、専門的なアドバイスを受けながら作品を仕上げていく――
まさに、若い感性と大人の知見が融合する“共創”の現場といえるでしょう。

“初めて”が重なった、七夕まつりとの思い出とつながり ―
今回ロゴ制作を担当した大潟さんと小澤さん。実は、2人にとって昨年が初めての七夕まつり参加だったそうです。
大潟さんは高校入学を機に県外から狭山市に引っ越してきたばかりで、小澤さんも近隣市の出身ながら、これまで七夕まつりには縁がなかったとのこと。
大潟さん「とにかく暑かったことを覚えています。その時にいただいた狭山茶の冷茶がとてもおいしくて、印象に残っています。」
小澤さん「矢来飾りを実際に見るのは初めてで、すごく感動しました。今年は花火大会も開催されると聞いて、今からとても楽しみです。」
ちなみに、入間川七夕まつり名物の「矢来飾り」は、例年、西武文理高校の生徒会が中心となって制作しています。
2人も「機会があれば、来年は自分たちも矢来飾りづくりに関わってみたい」と前向きに語ってくれました。
ロゴに込めた想いと願い
完成した公式ロゴについて、2人が語る“手応え”と“期待”も印象的でした。
大潟さん「初代メンバーとして公式ロゴ制作に関われたことは、本当に貴重な経験で、一生の自慢になります。」
小澤さん「中高生になると、地元のお祭りに行く機会が減ってしまいがち。でも、こうして学校の活動を通じて関われると、お祭りがぐっと身近に感じられるようになります。」
そして、2人が最後に語ってくれたのが、こんな言葉でした。
「ロゴの中で織姫と彦星がつながっているように、このロゴが“世代と世代”をつなぐものになってほしい。ずっと大切に使ってもらえたら嬉しいです。」

若い世代の感性と、地域の伝統が手を取り合って生まれた新しい象徴――
高校生たちの熱意と創造力が、地域の歴史と文化に新たな息吹をもたらしてくれました。
公式ロゴは、未来へと続く七夕まつりの“希望のしるし”です。
皆さまのご支援が、こうした地域と若者のチャレンジを後押しに着実に繋がっています。
改めまして、心より御礼申し上げます。
引き続き、「狭山市入間川七夕まつり2025」をどうぞよろしくお願いいたします。





