自己紹介

はじめまして！

ハミングカフェは、

「声が出にくい」

「うまく話せない」

といった不安や孤独を抱える失語症の方が、

ほっと安心して集まれる場所です。

また、声のトレーニングや表現活動を通じて、

「人と人」

「人と社会」

をつなぐコミュニティでもあります。

音楽やことばを通して、

自分らしさを少しずつ取り戻していく

そんな時間を大切にしています。

画像キャプション

ハミングカフェは、

失語症の方が自分らしくいられる場を、

音楽とともに育んでいます。

活動内容

・ボイストレーニングで声のリハビリ

・みんなでハミングや簡単な歌にチャレンジ

・お茶を飲みながら、ゆったりおしゃべり（会話に不安があっても大丈夫！）

「できないこと」ではなく、

「できること」から。

一歩ずつ、楽しみながら取り組んでいます。

歌×失語症

＜歌がもたらす、失語症リハビリへの効果＞

失語症とは、脳卒中やけがなどが原因で、言葉の理解や発話が難しくなる状態を指します。

言葉を自由に使えないことで、日常生活や人間関係に大きな影響を及ぼします。

このように言葉に関する困難を抱える方への支援として、

「歌うこと」が注目されています。

実際に、歌は言葉の回復をサポートする手段として、

とても効果的だとされています。

その代表的な方法に、

「メロディック・イントネーション療法（MIT）」というアプローチがあります。

これは、メロディやリズムを使って言葉の再学習を行うリハビリ手法で、

話すことが難しい方に対して、歌うように言葉を使う練習を行います。

音楽の力を借りて、ことばの感覚を取り戻していくこの方法は、

医療やリハビリの現場でも取り入れられています。

＜歌によって期待される主な効果＞

1. 言葉の回復を促す

　失語症の方の中には、

　「話すことは難しくても、歌なら歌える」というケースがよく見られます。

　これは、言語をつかさどる脳の領域と、

　音楽を処理する領域が異なることによるものです。

　歌うことで、別の経路から言語機能を刺激します。


2. 自然な発話を助ける

　歌う際には、リズムや抑揚（イントネーション）が伴います。

　これにより、言葉の流れがスムーズになりやすく、

　自然な発話につながることがあります。

3. 自信とモチベーションの向上

　失語症の方は、発話に対する不安や失敗体験から、

　声を出すこと自体に消極的になりがちです。

　しかし、歌であれば比較的スムーズに声を出せることが多く、

　「できた！」という成功体験が得られやすくなります。

　これが自信やリハビリへのモチベーション向上につながります。

　さらに、歌を通じた周囲とのコミュニケーションにより、

　孤独感の軽減にもつながります。

4. 感情表現がしやすくなる

　失語症になると、言葉だけでなく、

　声の抑揚や表情などの感情表現がしづらくなることがあります。

　しかし、歌には自然と気持ちを込める要素（メロディ・リズム・テンポ）があるため、

　言葉では表しきれない思い（喜び・悲しみ・希望）を

　音にのせて伝えやすくなるというメリットがあります。

　自分の感情を外に出すことができるようになると、精神的な安定にもつながります。

5. 呼吸や発声のトレーニングになる

　歌うという行為は、発声練習や呼吸のコントロールにもなります。

　呼吸のタイミングを意識したり、長く声を出したりすることで、

　発声器官の機能回復や体力維持にもつながります。

このように、「歌」は単なる楽しみではなく、

ことばに不自由さを感じている方々の回復を支える力があります。

医療や介護の現場でも、音楽を活かしたアプローチが広がっており、

人の力を引き出す手段のひとつとして注目されています。

プロジェクト立ち上げの背景

失語症になると、

当たり前にできていた

「話す」

「伝える」

という行為がとても難しくなります。

  社会から取り残されたような孤独感に襲われ、

自信を失ってしまう方も少なくありません。

そんな中、ハミングカフェに参加した方から  

「歌ならうたえる」

「音楽を通して、自分を取り戻した気がする」

「気持ちが明るくなり、行動力が上がった」

「新しいことにチャレンジする勇気が湧いてきた」

「皆と練習する時間が楽しい」

という声が上がりました。

そのとき、

「だったら、みんなでCDを作ってみよう！」

と決めたのがこのプロジェクトの始まりです。

このプロジェクトで実現したいこと

このプロジェクトでは、

ハミングカフェに集う失語症の仲間たちと一緒に

「CDデビュー」を実現したいと考えています。

声が出づらくても、

リズムやメロディーにのせることで想いを表現できる。 

 そしてその歌声を、

同じように苦しんでいる誰かに届けることで、

勇気や希望の連鎖が生まれると信じています。

完成したCDは、全国の病院やリハビリ施設にも届けたいと考えています。  

「声にならない声」が、誰かの心にそっと寄り添えますように。

現在の準備状況

現在、参加メンバーはCDデビューに向けて、

月に一度のペースで歌の練習に励んでいます。 

 発声のリハビリをしながら音程やリズムを覚えるのは

決して簡単なことではありませんが、

「以前より声が出るようになった」

「前向きな気持ちになれる」  

「伝えたいことがある」

という想いが、

メンバーの原動力になっています。

リターンについて

ご支援いただいた方には、

感謝の気持ちを込めて、

以下のようなリターンをご用意しています。

・完成した「CD」（郵送）  

・参加メンバーからの「サンクスレター」  

・言葉が話せなくても伝わる「サンクスカード」 

など詳しいリターン内容はページ下部をご覧ください。

スケジュール

・2025年11月：レコーディング開始  

・2025年12月：CDデビュー（発売日近日公開） 

 ・2026年1月以降：施設などへの配布・活動報告

最後に

「声には未来を変える力がある」

失語症の方の「声」が「音楽」というかたちで羽ばたき、  

誰かの心に届いたとき、

そこに小さな希望の灯がともると信じています。

このプロジェクトは、単なるCD制作ではありません。  

失語症の方々が自分らしさを取り戻し、社会と再びつながるための第一歩です。

どうか、あたたかい応援をよろしくお願いいたします。