
このたびは、国宝「山鳥毛」の拵の写し製作に向けたクラウドファンディングに、温かいご支援をいただき、心より感謝申し上げます。
このプロジェクトは、備前長船の職人・橋本が、心から楽しみにしていた仕事でした。
「国宝の拵に携われるなんて、職人冥利に尽きる。最高のものを創ろう」
そう言って、鞘と柄巻きの仕事に並々ならぬ情熱を注ごうとしていた橋本が、突然この世を去りました。
残された私たちにできることは、ただ一つ。
彼が楽しみにしていたその想いを、決して途切れさせないことだと思いました。
美濃関の職方の皆さまが「その想いを途切れさせてはならない」と手を差し伸べてくださり、備前長船と美濃関が地域を超えてタッグを組むことになりました。
橋本が遺した「最高のものを創りたい」という想いを胸に誠実に山鳥毛の拵の写しを仕上げてまいります。
皆さまからいただいたご支援は、橋本の悲願を形にし、日本刀の伝統技術を次の世代へとつなぐ力となります。
完成した拵は、備前長船刀剣博物館で多くの方にご覧いただけるよう、大切に展示される予定です。
心より、ありがとうございました。
そして、これからもどうか、橋本の想いとともに、見守っていただければ幸いです。
安藤広康 小刀担当 備前長船



