
こんにちは、海の士(ひと)を育む会の光岡です!
先日6月10日(火)に、地元の小学生たちと海底清掃をしてきました!
これは、小学校の授業の一環として、地元のダイバーや漁師さん、小学生が一緒になって海底清掃に取り組み、みんなで海洋ゴミ問題の現状を知り、人と自然が共生できる持続可能な地域づくりの意識向上を目指すためのものです。
「海の士を育む会」としての日々の活動について、全く書けていなかったので、この機会にもっと私たちのことを知ってもらえると嬉しいです。
私は、当日のサポート係としてこの授業に参加しました!
みんなで力を合わせて海底清掃
ダイバーは海底にあるゴミをかごに集め、小学生はゴミの引き上げを担当。
目の前でダイバーの方々が潜っていく姿はとてもカッコよかったです。
「さぁ、ロープを引っ張れ!」という大人の合図に、小学生たちは一斉に力を込めて引っ張ります。
古びたタイヤやドラム缶、扇風機、陶器やガラスの破片など、さまざまなゴミが次から次へと引き上げられ、子どもたちも興味津々でした。
そして、海底に長い期間放置されたゴミは、とても脆くなり、少し強く握るだけでグチャグチャと崩れていくので、慎重に指定の場所まで運んでいきます。
また、タイヤにはヒトデや海藻がついており、その付着物の様子から捨てられた時期を推測できることも教わりました。
慣れ親しんだ海を、自分たちの手で綺麗にすることはとても達成感がありました!
海底にあるゴミを引き上げる様子
漁船に乗って、普段は見られない景色を
海底清掃が終わったら、次は漁船に乗って海士町の海を遊覧視察しました。
船の上から自分たちの住む島を見ることは滅多にないので、大人も子供も大興奮。
少し大きな波が押し寄せて、船が揺れるとさらに大興奮!
そして、島の岸壁に漂着したゴミや海に浮かぶゴミを見つけると、「あそこにゴミがある!」と声を上げてくれる子がたくさんいました。実践的な活動を通して、海洋ゴミに対する意識が向上している姿を見ることができて嬉しくなりました!
漁船の上でバンザイ!
フックと一緒に学ぼう
お昼ご飯後は、隠岐しぜんむらのフックこと、福田さんの特別講義がありました。
海底清掃の振り返りから、海洋ゴミの現状について学びました。
1年間で海のゴミは800万トン(フェリー約3381隻分)も出ていて、このままだと、2050年には海全体の魚の重さよりも、ゴミの方が重くなるんだとか…。
驚きの内容に、小学生のノートもメモでぎっしり。私も学生時代ぶりに必死にノートをとりました。
また、海洋ゴミに関する質問もたくさん飛び交い、時間がオーバーしてしまうほど盛り上がりました。
クイズ形式で行われる特別講義
1日を振り返って
海底清掃の際、本プロジェクトの運営メンバーでもあるダイバーの城之内さんも、海に潜ってくださいました。
城之内さんがダイバーとして活躍している姿を初めてみて、自分の得意なことや、自分にできることを地域や地球のために精一杯することのカッコ良さを実感することができました!
海の士(ひと)を育む会の一員として、島に住む若者として、デザインの勉強をしていた身として、常に「私には何ができるだろう?」と考えることを諦めないでいようと思います。
クラウドファンディング期限まで、残り2週間ほどに迫ってきましたが、これからも私たちの普段の活動などについてアップしていこうと思います!
ご支援、応援のほどよろしくお願いいたします!





