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「お母さん、これお仕事にしてみいひん？」
「できたら嬉しいねぇ…(笑)」
着物の帯で作ったバッグを手に、私は母に問いかけました。
母は冗談だと思ったのか、笑みを浮かべながら穏やかな口調で答えました。
家族の物語から生まれたブランド立ち上げのプロジェクト挑戦です。
はじめに
こんにちは！中山真由美です。
私は普段、好きな美容の仕事をしています。
お客様と接する中で、好きなことや得意なことを仕事にできる喜びを日々感じています。
ある日、ふと思いました。
「母も、自分の得意なことを形にできたら、きっと嬉しいだろうなぁ。」
この気持ちが、今回の活動を考える大きなきっかけになりました。
母の好きなこと
母がミシンに向かっている姿は、昔から私たちにとって当たり前の光景でした。
ズボンの裾直しはもちろん、穴が開いたら母がいつも直してくれています。
子供の時の習い事のカバンや服も、たくさん手作りのものを身につけていました。
特に、手作りのがま口小物入れは着物の柄で可愛く、私が「大きめの化粧ポーチもほしい」と言えば、好みの柄を選ばせてくれました。
友達に褒められたと伝えると、その友達の分まで作ってくれたこともあります。
作る姿は楽しそうで、私たちが喜ぶ顔を見るのが何より嬉しそうでした。
母は、手作りのもので私たちにたくさんの愛情を注いできたのです。
母はいつも使う人が喜んでくれる姿を思い浮かべながら、楽しそうに手作りのもの作っていました。
そんな姿を見て、私は「これこそが母の好きなことなんだ」と気づいたのです。
母の気持ちを知った家族での出来事
母は、いつも家族のために全力で動き、惜しみなく愛を注いでくれる人です。
子どもの頃、家に帰れば笑顔で迎えてくれ、習い事の送り迎えも欠かさず、食卓には毎日栄養たっぷりの手料理が並んでいました。
母は幼少期に自らの父を亡くしました。
そのため、祖母はシングルマザーとして、一人娘の母を育てました。
当時、シングルマザーとして子どもを育てるのは今以上に厳しい現状でした。
祖母は家事・育児に加え、自らの両親の世話もし、忙しい日々を送っていました。
母が小学生のころには、1人で家にいることも多く、寂しさを感じることも多かったそうです。
それでも祖母は、できるだけ自分より周囲を優先し、家族を大切にする姿を子どもに示し続けました。
行事には必ず着物をまとい、忙しくても家族が集う場を整えることを欠かしませんでした。
また、料理や配膳の仕方を丁寧に教え、母は祖母から多くのことを学んで育ちました。
寂しさを抱えながらも、祖母の姿から「周りを思いやる心」を強く受け取ったのです。
その経験は「自分の子どもには寂しい思いをさせない」という母の思いにつながりました。
こうして母は、愛情の大切さや手作りのぬくもりを祖母から受け継ぎ、私たちに惜しみなく愛を注ぐ人となりました。
私も、大人になってから母が自分より家族を優先し、常に家族を第一に考えてくれていたことに気付きました。
そして数年前、父の事業がうまくいかず生活が一変する出来事がありました。
家を手放す危機に直面したとき、祖母から受け継いだ着物も手放さざるを得ない話が出ました。
普段は強く主張しない母が、泣きながら首を横に振り、絶対にYESを出さなかったのです。
それは、母にとって祖母からの贈り物である着物が、何よりも大切な宝物だったからです。
私はその姿から、母が何よりも大切にしたい祖母からの深い愛情を知りました。
母が大切にしている祖母からの贈り物
ブランド化を決意した理由
私には、サウジアラビアに嫁いで暮らしている姉がいます。
性格も好みもまったく違う姉妹。
ある日、母が新しく作った帯バッグを見た時、
いつもならあまり意見があわないはずなのに…
「これ、めっちゃいいね！！！！！」
とバッチリ合いました。
しばらくして実家に帰ると、バッグの数がどんどん増えていました。
私たちの喜んだ反応をみて、母は作りすぎたようです。笑
姉家族と私
そんな母を見て、姉にすぐ電話をしました。
姉とサウジアラビア人の義兄に
「お母さん、家帰ったらバッグの数増えてたで！いつもめっちゃ楽しそうに作ってて、これ何か形にできひんかなぁ。」
姉は
「それ、私も思ってた！！楽しそうよな、お母さん。この帯バッグ、どの世代の人たちも、着物じゃなくて普段着でも使えるよな！」
関西弁を話す義兄も
「まゆちゃん！僕も思っててん！なっちゃん(姉)にもこれは売らへんの？って言っててん！サウジアラビアでも人気めっちゃ出るで！！！」
私が心の隅で思ってた感情は姉、義兄も同じように思っていました。
手作りのもので私たちにたくさんの愛情を注いできた母。
その中には、祖母から受け継いだ想いや愛も込められています。
母の大切にしたい祖母からの想いや愛を引き継いで、私たちも大切にしたい。
想いや愛が込められたこのバッグを、今の時代に合う形で広めたい。
長電話をして「こうなったらみんなでHAPPYの共有ができるね」と未来の話を楽しく話しながら
私はお母さんにもう一度話をしてやりたいと言ったら本気で進めよう！！と心を決めました。
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「お母さん、これお仕事にしてみいひん？」
「できたら嬉しいねぇ...(笑)」
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よし！！！やっと親孝行ができる！
そう思いました。
海外展開を進める理由
着物の素材は、日本だけでなく世界中の人々にも魅力的です。
販路として海外展開も検討していた中、姉は国際結婚をし、サウジアラビアに移住しています。
姉の夫である義兄は、私とも仲良くしてくれる家族で、ブランド立ち上げの相談も快く聞いてくれます。
義兄の妹をモデルに撮影
昨年初めて訪れたサウジアラビアは、未知の国で想像がつきませんでしたが、人々のあたたかさに触れ、二日目には「ここに住みたい」と思うほど心地よい場所でした。
義兄の実家で過ごす時間もあり、初対面にもかかわらず、私にもたくさんのおいしいご飯を作ってくれました。
その優しさに実の母の愛情を思い出し、異国の地でも家族のぬくもりを感じました。
ブランド立ち上げの話をサウジアラビアのパパ・ママにしたときも、
「本当に素敵！サウジアラビアでも販売して！告知していい？」
と、とても喜んでくれた反応を見て、海外展開への背中を押されました。
夢は大きく、その第一歩はサウジアラビアから。
日本とサウジアラビアの二拠点で、姉家族と共にブランド「dot.」をローンチします。
今までの活動内容
今回のクラウドファンディングを決めるまでに、「母も、自分の得意なことを形にできたら、きっと嬉しいだろう。」と思い始めてから、3年が経ちました。
この3年間は、母が本当にやりたいことかどうかを確かめるとともに、それを楽しく仕事として形にするために、製品のクオリティを高める準備を重ねた大切な時間でした。
その一環として、小さな規模でのマルシェなどオフラインのイベントにも参加し、直接手に取っていただく機会をつくってきました。
母と私と姉
2年前と3年前に開催したHi marche
この「Hi marche」というイベントは、母のことがきっかけで私自身が友人と協力して主催しました。
好きなことや、人より少し得意なことをそれぞれが自己表現したマルシェ。
声かけで集まったブースは初めてなのに"Hi"と自然と挨拶したくなる空間。
お洒落な落ち着いた空間で心もお腹もいっぱいになる一日に。
このコンセプトで、気兼ねなく自己表現をする場として、開催しました。
マルシェでの小さな販売から始まり、イベントの企画や準備を重ねてきました。
その中で、母が祖母から受け継いだ大切なものを形にし、笑顔でお客様と話す姿を見るたびに、私も嬉しい気持ちになりました。
参加者の仲間を主催の友人と声かけのみで集めることで、
同じような境遇で挑戦する仲間と意見交換できる場をつくりたい。
直接つくったものを、手に取って購入してもらえるその喜びを母に感じてほしい。
母が手作りするあたたかさのあるバッグをより多くの人に伝えたい。
という私から母に向けての想いがありました。
製品自体を長く使ってくださるための改善点(金具の調整や、生地の選別)を洗い出し、試作を繰り返しました。
課題を解決する必要な期間でもありました。
dot.ブランド名への想い
祖母から母へ、母から私たちへ。
私たち家族の想いがそれぞれ点(dot.)として存在し、繋がる瞬間です。
ここからまた新たに繋がるたくさんの人達へ。
人と人とをやさしくつなぐ「点(dot.)」のような存在でありたい——
そんな想いが込められています。
私がブランドを立ち上げたい。そう思ったときに家族のような高校の友人にも話をしていました。
ブランド名やイメージを提案してくれ、この名前、ロゴに決まりました。
さらに、彼女の母から使わない帯締めを譲っていただき、バッグの製作にも活用しています。
帯締めを譲ってくださった方の想いも大切に、ひとつひとつバッグづくりに込めています。
商品について
家族で手を取り合い、日本の伝統や想いを大切にしながらバッグを製作しています。
着物の帯という昔の素材を活かしつつ、現代のファッションに自然に溶け込む、新しいスタイルのバッグです。
手にするたびに、お出かけがちょっと特別で嬉しくなる、そんなバッグを届けたいと思っています。
また、使われず眠っている着物の素材を活かし、若い世代にも受け入れられるサステナブルな取り組みとして広めていきたいと考えています。
母、私、家族、お客様、そして地球にもやさしい、幸せの循環を生み出す一歩になると信じています。
ECサイトのオープン(10月1日)では、
Square-mini- 四角のトートバッグの形のミニサイズ
Azuma あずま袋をモチーフとした形
Square 四角のトートバッグの形
形とサイズを決めて新作を製作・販売いたします。
リターンについて
5つの支援内容項目に分けて、支援番号がわかりやすくまとめています。
詳細は各リターンページをご覧ください。
🤍応援プラン
ブランドを応援したい方向けのプランです。
💙既存のバッグのロスをなくすプラン
既存バッグを通常価格(Square-mini：¥9,900 Azuma / Square：¥11,000)よりお安く入手できます。
柄は基本的にランダムで発送されますが、公式ラインdot. より柄の在庫確認、選択可能です。
数量限定・先着順。
💜新作バッグ先行販売プラン
一般販売予定価格に先駆けて、シンプルプラン(数量限定10%off)・応援特典付きプランをお好みでお選びいただけます。(通常価格Square-mini：¥9,900 Azuma / Square：¥11,000)
💚オーダーメイド制作
打ち合わせをして、世界にひとつのオリジナルバッグを作れるプランです。
👑応援 ・クーポン付きプラン
今すぐモノはいらないけど、ブランドを応援したい方向けのプランです。ECサイトで使えるクーポンを長めの有効期限でお届けします。金額に応じて割引率や使用回数が変動します。
＜マルシェ招待券について＞
Hi marche（ハイマルシェ）instagram→＠himarche
開催日：2025年 10月25日（土）雨天決行
開催時間：11:00〜17:00 (※会場利用 搬入9:30~ 搬出18:00まで)
会場：クリエイティブセンター大阪 Google Map
(詳細やからのお問い合わせ等は、公式LINE dot.で対応させていただきます。)
スケジュール
2025年08月31日 クラウドファンディング開始
2025年09月09日 株式会社Kiora 設立
2025年09月30日 クラウドファンディング終了
2025年10月01日 リターン順次発送・ECサイトオープン
2025年10月25日 Hi marche 開催
ご支援の使い道
ご支援いただいた資金は、ブランド「dot.」の活動を広げていくために、大切に使わせていただきます。
・製品の品質向上と、安定した制作環境を整えるために、職業用ミシンを導入いたします。
・日本とサウジアラビアの両国で予定しているマルシェやPOPUPイベント出展に向け、什器の手配や販売体制の準備費として活用します。
・イベントや広告物として使用するため、ブランドの世界観を伝える撮影・編集費用に充てます。
・サウジアラビア出展に向けた輸送準備費用にも活用いたします。
・がま口制作に必要な材料費や、プロジェクトサポーターの人件費にも活用いたします。
このプロジェクトをきっかけに、「dot.」のものづくりが、より多くの方とつながっていけるよう、心を込めて取り組んでまいります。
製作者である母よりコメント
私が小さいころ、母（娘の祖母にあたる人）はとても忙しい中でも、浴衣や洋服、着物まで手作りしてくれました。形を変えたり直して使う暮らしは、私の中で手作りもので愛情を自然と感じてきたように思います。
帯を違う形に作り替えるようになったのも、その経験からでした。最初は喜んでくれる顔を想像して娘たちだけに作っていましたが、娘から「仕事にしてみたら？」と背中を押されて、少しずつ多くの方に手に取っていただけるようになりました。
もちろんお仕事にするなんて想像もしておらず、自分一人では絶対に踏み出せなかった世界に、娘や周りの人たちが一歩導いてくれたことに、心から感謝しています。
まだまだ知らない方がほとんどで、不安もたくさんありますが、それ以上に「どんな方のもとに行くのかな」「どんなふうに使ってもらえるのかな」というワクワクのほうが大きいです。
いただいた声を励みに、これからも長く愛されるものを作り続けていきたいと思っています。
最後に…
家族の物語から始まったこの挑戦を、最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
美容の仕事しかしてこなかった私にとって、「dot.」を立ち上げることは未知の世界で、不安もたくさんありました。
それでも少しずつ形にできたのは、家族や友人、そして支えてくださる皆さまのおかげです。
このプロジェクトへの想いを、まずはこのクラウドファンディングを通してお伝えしたいと思いました。
そして今後は、マルシェをはじめ、日本やサウジアラビアでのポップアップを通じて、直接お会いできる場をつくりたいと考えています。その中で、皆さんに感謝の気持ちをお伝えできればと思っています。
もし少しでも共感し、応援したいと感じていただけたら、ご支援いただけるととても嬉しいです。
また、お気に入りボタン「♡」を押していただくだけでも、大きな励みになります。
最新の活動報告
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【ご支援感謝】dot.公式サイトオープンのお知らせ
2025/09/30 13:35みなさまのおかげで、目標を無事達成することができました。心からのご支援と応援、本当にありがとうございます。プロジェクトは本日【9月30日 23:59】まで続きます。最後まで見守っていただけましたら幸いです。そして、dot.の公式ECサイトは【10月1日 12:00】にオープンいたします！☆ 新作先行販売リターンをご支援くださった皆さまへ【10月1日〜10月10日】の期間、先行で鍵付きサイトにご入場いただけます。オープン前の【10月1日 午前中】に、クーポンコードと入場方法を記載したメールをお送りいたしますので、必ずご確認ください。★一般公開は【10月11日】からスタートいたします。たくさんの方に商品を手に取っていただけるよう、準備を進めてまいりますので、どうぞ楽しみにお待ちください。 もっと見る
残り5日！皆様にお願いがあります！
2025/09/25 12:57みなさま、いつも応援ありがとうございます！おかげさまで現在 100名の方からのご支援 をいただいています！！！心から感謝しています。クラウドファンディングもいよいよ 残り5日。最後の期間を、一緒に盛り上げていただけらば嬉しいです！！！もしよければ、最後のラストスパート、もう一度ご友人やご家族へのシェアお願いいたします、、！また、人気リターン「がま口」 の新しい枠をご用意しました。②ミニギフトは左側のサイズ:残り3個新しくご用意したのは右側のminiサイズ→単品（miniサイズ）：4,000円→ 2つセット（miniサイズ）：6,000円数量限定ですので、気になる方はお早めにチェックしてください。さらに「ロスゼロ価格」のバッグも残りわずかとなっています！⇩Square-mini ：7,500円（残り2つ）⇩Azuma ：8,500円（残り7つ）⇩Square ：8,500円（残り12つ）在庫の詳細は公式LINEからもご確認いただけます→ [柄チェック]最後の5日間、dot. を一緒に盛り上げていただけたらとても心強いです。どうぞよろしくお願いいたします！！！ もっと見る
海外支援について Regarding Overseas Support
2025/09/04 22:28毎週金曜日にdot.インスタライブを開催します！instagram @muuu.mayumi / @xeemaru をフォローしてお待ちください！About our storyThis crowdfunding project is hosted on a Japanese platform, which only accepts Japanese addresses. Therefore, sadly, overeseas product shipment is not possible yet.However, overseas supporters can participate and cheer on for us through the below support plans! Please note, that these plans do not include the product: ■ Available Support Plans (numbers shown below)1- Heartfelt Support 2- Thank-You Special 3- Special Sponsor Privilege 4- VIP Special Sponsor Privilege ① Heartfelt Support - "I don’t need the product, but I want to support you!"② Thank-You Special -" official online store 10% OFF coupon × 3 (valid for 6 months)"*Your name will be listed as a sponsor on our website for six months.③ Special Sponsor Privilege - "official online store 30% OFF coupon × 3 (valid for 1 year)"*Your name will be listed as a sponsor on our website.④ VIP Special Sponsor Privilege - "official online store 50% OFF coupon × 5 (valid for 1 year)"*Your name will be listed as a sponsor on our website.⚠ Important NotesCoupons will be delivered by email. (provided by your kind end!)Only your email address is required at the time of support.We’d be grateful if you could also add your name in the notes section.If you support us, or have trouble with the website please let Natsumi or Marwan know so we can help!!We are also planning a popup event in Saudi Arabia early next year!We look forward to meeting you in person and thanking you directly ♪ もっと見る
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