活動報告
昨日はロケ地でスタッフ、キャストとともに
演出プランを確認してきました。
夜中には若い制作さんから
「こんなアイディアどうでしょうか?」と電話。
スタッフ一同、この映画をよくするために、
一丸となって進んでいます。
今日は僕個人の気持ちを、報告させてください。
僕は55年前の12月13日に父を殺され、
犯人がわからず…今も振り上げた拳が下がらずに生きています。
僕は0歳だったので、父の記憶は全くありません。
殺された後に家を焼かれてしまったので、
僕と父の写真は一枚しか残っていません。
毎年、12月になると、
憎しみと恨みが心のどこからか湧き起こり
ふつふつと負の世界に堕ちていきます。
自分の嫌いな自分…負の感情に支配された自分です。
何も手につかない日々が13日まで続きます。
その日を過ぎるとケロッと元に戻るのですが。
ところが、
今年は映画「偏向報道」の準備が忙しく、
負に堕ちる時間もありません。
スタッフもキャストも「映画をよくする」ことに必死で、
正のパワーが僕の周りに漂っています。
負に堕ちない僕がいます。
これは人生で初めての日々です。
僕は人生で初めて殺人に勝ちました。
これは全く映画とは別の個人的なことですが、
そのような気持ちにさせていただきました。
ありがとうございます。
クランクインまであと少し!
がんばります!
追伸
父との写真、添付します。







