
和太鼓を始めて、今年で20年目になります。
この20年、いろんな景色やご縁を繋いでもらってきたけれど
その音が、私にとって「自分を守ってくれたもの」であり「芯をもたせてくれていたもの」だと気が付きました。
そんな和太鼓に、今度は私の番で何か返したい。
沢山の和太鼓奏者がいる中で、私が打つ意味は何か。
恩返しの20年目にすべく試行錯誤しながら活動していました。
そんな中和太鼓って、雷の音に似ていることから
「神鳴り(かんなり)」とも言われていて
昔から雨乞いや祈りの場面で神とつながる神聖な楽器だったことを思い出し
去年から、御朱印を集めながらいろんな神社を訪ねてみた中でご祈祷の和太鼓の音にたくさん出会いました。
そしてふと気づいたんです。
そんな神社たちで目にした「日本文化体験」のチラシたちは、どれもどこかインバウンド(訪日外国人)向けに偏っていることに。
もちろん海外に日本文化を伝えるのは素敵なことだけれどその前に、日本に生きる私たちがちゃんと知って、感じて、大切にできているのかな?
たとえば、2礼2拍手1礼。周りを見るとこれを知らないのって、外国人だけじゃない。
何かを拡める、伝える、知ってもらうことの原点ってまずその当事者が良いと思い、大切にしてだからこそ外に「シェアハピ」することでは。
まるで最近のお米のことと似てるなあとも思います。
国産米の価格が高騰して、輸出は増えてるのに、私たちが買えなくなってる——
文化もお米も、「大切にしてるのは誰か?」と、今一度問いかけられているような気がしています。
クラウドファンディングは、そんな私の「問い」と「祈り」を、かたちにして届けるための第一歩です。
20年目の恩返しとして、そして、未来につなぐ願いとして——
どうか見守ってもらえたら嬉しいです。
勿論、ここに至るまでには迷いもありました。
小さなNPOにとって、国の助成金はハードルが高く、継続的な活動資金の確保が本当に難しい。
「やってみたい」じゃなくて、「やらなきゃ」と思ったのは、そういった現実に直面したことが大きなきっかけでした。
もちろん歴史ある大きなチーム、団体の方が国内外へ広く継承や伝承をする。
なら私たちのような個人はより身近に感じてもらえるそんな機会を創り、届ける役目があるのだと気づけたから。
【忘れない音、忘れない日本-記憶に残る和楽器の音を届けたい-】
インバウンド偏重の今、未来を担う子どもたちに本物の音を届け、まず体感し忘れないでいて欲しいという思いから2025年11月、大阪で児童養護施設の子どもたちを無料招待し、記憶に残る和楽器の音と和の世界を体感してもらう演奏会の資金を集めたい。私たちからの和楽器への恩返しです。
https://camp-fire.jp/projects/852904/view?utm_campaign=cp_po_share_c_msg_mypage_projects_show
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本物の音が、心のどこかに残り、将来ふと思い出す瞬間があれば、それだけでもこのプロジェクトは成功だと思っています。
SNSでバズらなくても、1人でも多くの人にこの想いが届いたら、それがきっと力になります。
どうか、あなたの力を貸してください。
本物の音を、未来に残すために。




