
2025年11月8日、ドルチェ・アートホール大阪にて開催いたしました
「秋の和の音祭 音結び -omusubi- vol.2」 は、予定通り無事終演いたしました。
ご支援、ご声援をお寄せくださった皆さまに、心より御礼申し上げます。
当日の写真とともに公演レポートをお届けします!
⸻
■本編
*オープニング
幕開けを飾ったのは、和楽器奏者 深雪|Miyuki による三味線独奏。
静寂の中に響き渡る津軽三味線の力強くも繊細な音色に、子どもたちの視線が一気に集中しました。
和楽器奏者 深雪|Miyuki
*紙芝居の音と間
続いて登場したのは、紙芝居屋 加瀬ひろし さん。
絵も脚本も自作のオリジナル紙芝居を、拍子木の音や「間(ま)」の呼吸を活かしながら披露。
日本語の抑揚と独特のテンポを通して、“日本の音”のひとつの形を届けてくださいました。
紙芝居屋 加瀬ひろし
*和楽器ユニット
主催である特定非営利活動法人 楽喜晴日 理事長・瞳|Hitomi も登場し、深雪と共に和太鼓演奏を披露。
人気曲「裕楽」では舞いから始まり、公演タイトルにもなった「音結」では担ぎ桶太鼓も加わり
多彩な和楽器の音色が会場いっぱいに広がりました。
和太鼓奏者 瞳|Hitomi
深雪|瞳
*和太鼓クイズコーナー
「担ぎ桶太鼓はどのキャラクターと同じ重さ?」「太鼓の皮は何の動物?」など、
和太鼓のにまつわるクイズに子どもたちは大盛り上がり。
クイズと共に和太鼓の起源や歴史にも触れ「へぇ〜知らなかった!」
と大人たちも一緒に楽しむ姿が印象的でした。

*ケセラセラによる弾き語り
続いて、ケセラセラ さんが登場。
ジブリ作品や童謡を通じて“日本人の情緒”を届けてくださいました。
久石譲の楽曲では、懐かしさと温かさが会場を包み
童謡「まっかな秋」では歌詞カードを手に子どもも大人も一緒に合唱しました。
ケセラセラ
*船場おことの会によるお琴三重奏
船場おことの会 の皆さんによる「月下美人」
目の前で聴くお琴の音色に「初めてこんな近くで見た!」と大人も子どもも興味津々。
終演後には演奏者へ声をかけに行く姿も見られ
和楽器を五感で体験・発見する貴重な時間となりました。
船場おことの会
*よさこいチーム八鹿による演舞
よさこいチーム八鹿 の皆さんは、本場・高知のよさこいをレクチャーしたのち
オリジナル作品「さく湖人(さくみずのと)」を披露。
鳴子の音、息づかい、共に舞う衣装の音――その全てが届けたい心を体現し
観客の笑顔と拍手に包まれた温かなステージとなりました。
よさこいチーム八鹿
*フィナーレ「龍神祝い囃子」
公演の最後は、和太鼓と篠笛の演奏、そして「龍神祝い囃子」の振付レクチャー。
出演者も客席もひとつの輪になって踊り、日本の“盆踊り”を彷彿とさせる楽しいフィナーレとなりました。

■和太鼓体験コーナー
最後はお待ちかねの体験タイム!
礼に始まり礼に終わる日本の作法を大切にしながら、順番に太鼓を叩く子どもたち。
「太鼓の裏を触ると音が響いてる!」「思ってたより難しい!」など
実際に触れて気づく発見がたくさんありました。
「もっと叩きたい!」という声が絶えずも「楽しかった!」の笑顔とともに全演目が終了しました。

⸻
■ご協力・ご出演の皆様
出演・協力(順不同)
• 紙芝居屋 加瀬ひろし 様
• ケセラセラ 様
• 船場おことの会 様
• よさこいチーム八鹿 様
• ボランティアスタッフ(受付・転換・撮影・誘導)
• ドルチェ・アートホール大阪スタッフの皆様
• クラウドファンディング支援者の皆様
• ご来場いただいた皆様
• 特定非営利活動法人楽喜晴日バディ(配信・運搬)
心より感謝申し上げます。
⸻
■理事長挨拶(プログラム掲載文より)
本日は「秋の和の音祭 音結び -omusubi-」にご来場いただき、誠にありがとうございます。
皆さまのご関心と温かいご支援に、心より感謝申し上げます。
昨今のインバウンド偏重の流れを見ていると、“日本人のための日本”が置き去りにされているように感じます。
本来の日本の良さ、美しさ、静けさの中に息づく音、互いを思いやる心。
それらが少しずつ薄れていくようで、寂しさを覚えます。
そんなとき、ふと亡き祖父の言葉を思い出しました。
とある花火大会の「景色より音が記憶に残っている」という一言です。
しんとした夜に打ち上がっていく“間”と、咲く瞬間の“音”、そしてその後の“余韻”。
和太鼓の鼓動もまた、体の奥まで響く“音の記憶”です。
礼に始まり礼に終わる――その所作や呼吸にも、日本の美しさと精神が宿っています。
この音結びは、そんな“日本の記憶”を音で、五感で感じてほしいという思いから生まれました。
記憶に新しい令和の米騒動と同じ、決して他人事ではありません。
日本を知り、日本を大切にすべきなのは誰なのか――。
この公演が、改めてそのことを考えるきっかけになれば幸いです。
最後に、出演者・ボランティアの皆様・ご支援くださった皆様、ご来場の皆様へ改めまして感謝申し上げます。
特定非営利活動法人 楽喜晴日
理事長 Taiko Performer 瞳|Hitomi
⸻
■おわりに
この活動報告をもちまして、本プロジェクト
「忘れない音、忘れない日本-子供たちを招待して記憶に残る和楽器の音を届けたい- 」は完了となります。
リターンに関するお問い合わせなどがございましたら、
お気軽にご連絡くださいませ。
皆さまからの温かいご支援があったからこそ、この公演を実現することができました。
改めまして心より感謝申し上げます。
⸻
◆特定非営利活動法人 楽喜晴日
理事長 Taiko Performer 瞳|Hitomi
・お問い合わせ:npo.luckyhappy@gmail.com
・公式リンク:https://lit.link/luckyhappy




