みなさん、こんばんは。予告通りFIPの話から始めます。(重めの話)★人類というか猫類最大の脅威「FIP(猫伝染性腹膜炎)」これに罹ると、致死率100%です。なぜ罹患するのか?諸説ありますが、全世界、原因が何にもわかっていないというのが正直なところです。発熱、黄疸や排泄物の状態から可能性を疑うのも一手です。分かっていることは、大抵の猫が持っている猫コロナウイルスが突然変異し、色々な症状が出てきます。ウエットタイプ・ドライタイプ・もしくは2つの混合。多いのは1歳前後か、シニアになってから発症リスクがございます。言えるのはストレスが発症の原因の一つということ。・圧倒的に多いのがウエットタイプ。発熱、胸水や腹水が溜まり、進行もとても速いです。個人的な感想ですと、2週間苦しんで亡くなります。発熱・食欲不振・何便などの症状も同時に起こります。・ドライタイプは発熱、「腎臓や肝臓、最悪脳に肉芽腫が現れ、場合によって進行すれば神経症状が発作的にが現れます」(自らの手で口を引き裂きまずるを縫わないといけないほど激しい行為、その他もろもろ)。比較的致死までのリミットは長いです。★「じゃあ如何する事も出来ないじゃん」 諦めるのは早いです。全く効かない薬しかない事もありません。 まずは医者に掛かり、本当にFIPか診断してみます。過去私はFIPの子とも思わず、通院させてみましたが、毎回、「様子見ましょう」との事で、病院でも見抜けなかった事もありました。その子は結果的にFIPで亡くなることになりました。なので「FIPではないですよね?」と医師に伝えるのも良いです。過去シェルターで、危ないし、隔離し感染を避けたところ(感染するかも不明)、ボラさん達から避難轟轟。あれはキツかったですねぇ、最善を尽くしたのに責められるっていう・・・。それは置いといて、見抜くためには症状を知る必要があります。これは冒頭で述べたので割愛します。★対応について・まずはFIPを疑ってる旨、医師に伝える事。・入院させて、胸水・腹水は定期で抜いてもらうこと。・ウエットタイプかドライタイプか判断してもらうこと。・状態次第で、その場で入院させて、投薬・胸水・腹水を抜いてもらうこと。・ウエットタイプは進行が本当に早く、大抵2週間でなくなります。・これが一番のネックで「どの薬を使えばいいのか」判断・おそらく医師からも、どう進めるか相談になる。より確実で、高額な薬を進められるかもしれません。◆実績を私が知っているのは、中国産の「MUTIAN・ムティアン」厳密言うとムティアン社が開発したFIP治療薬。これはとても高価で、100万お金と、100日の治療が必要になります。今のところ一番予後も含めて良いとされてます。◆お金の捻出が難しい時は「モルヌピラビル」ムティアンとの圧倒的違うのは薬の安さ。1/10以下の価格。ちゃんと投薬すれば寛解(治るってこと)に導くことも可能、ただし他の薬より、存命リスクが少し低いです。私が前に勤めていたFIPドライタイプの子には効果てきめんで、それまであった発作的な自傷行為も減り、今では元気になってます。個人的には経緯を見てるのでお勧めします。副作用もありますが、どの薬も何かしらの副作用はあり得ます。◆その他にも色々ありますが、「CFN」という薬はムティアンのジェネリックとして次第に話題にってます。他にもありますが割愛しますね。お医者が一番知っているので、相談すべきで。特にウエットタイプは本当にあっという間に無くなるので早期発見早期治療が欠かせません。ということで、この度はおわりますね^^良かったら時々見に来てくださいませ!!






