オホーツク民衆史講座を見つめ直す、佐藤毅写真集『野に祈る』を出版・広めたい。

オホーツク地域で前史を含め1960年代後半から活発に行われた、オホーツク民衆史講座にかかかわる写真集を出版する。出版活動を通じ、名もなき人々が歴史を作ってきたことを明らかにした、オホーツク民衆史講座を見つめ直したい。また、講演会やフィールドワーク、歴史や地域学習の教材づくりなどにも取り組む。

現在の支援総額

138,000

4%

目標金額は3,000,000円

支援者数

10

募集終了まで残り

59

オホーツク民衆史講座を見つめ直す、佐藤毅写真集『野に祈る』を出版・広めたい。

現在の支援総額

138,000

4%達成

あと 59

目標金額3,000,000

支援者数10

オホーツク地域で前史を含め1960年代後半から活発に行われた、オホーツク民衆史講座にかかかわる写真集を出版する。出版活動を通じ、名もなき人々が歴史を作ってきたことを明らかにした、オホーツク民衆史講座を見つめ直したい。また、講演会やフィールドワーク、歴史や地域学習の教材づくりなどにも取り組む。

自己紹介2025年6月7日に開催された「北見市の財政健全化を考える」シンポジウム 主催:オホーツク地域自治研究所

オホーツク地域自治研究所とは、地域・自治体に関する調査、研究及び学習活動とオホーツク圏の住民の豊かな暮らしを実現できる地域自治の発展に寄与することを目的とし、自ら学ぶオホーツク地域の自主的な市民組織。会員約70名。

5つの研究会に分かれて活動しています。 

〇街づくり・行財政研究会 

〇教育研究会 

〇地域産業経済研究会 

〇自然・環境研究会 

〇地域医療研究会

2027年に創立30周年を迎えます。

佐藤毅写真集『野に祈る』刊行事業は、当研究所設立30周年記念事業の一環として取り組んでいます。


このプロジェクトで実現したいこと

2026年5月までに、オホーツク民衆史講座にかかかわる写真集を出版する。

『野に祈る』佐藤 毅 写真集

オホーツク民衆史講座の取り組みに同行した、佐藤毅氏(2023年死去)が撮り続けた写真をまとめたもの。

写真集の出版活動を通して、オホーツク民衆史講座の意義を広めたい。

写真集の出版・普及と合わせて、 出版を祝う会や講演会。写真展やフィールドワーク、学生や市民向けの教材づくりを進め、オホーツク民衆史運動で切り開いた歴史の視点を広く伝えていきたい。


プロジェクト立ち上げの背景

オホーツク地域で前史を含め1960年代後半から活発に行われた、オホーツク民衆史講座。

地域に、歴史の教科書には載っていない、しかし大事にしなければならない歴史的事実が多数存在すること。しかもその担い手が、「名もなき民衆」であったことを、掘り起こし発信したオホーツク民衆史講座。

歴史を見る視点に、「名もなき民衆」が主体であると訴え続け、それを地域で展開した運動の価値を、いま、地域住民や、子どもたちに知ってもらいたい。そのきっかけに、この写真集を手に取って、オホーツク民衆史講座の目指したものを感じてほしい。

そんな思いの中、2022年頃から、オホーツク民衆史講座に同行し記録を続けた佐藤毅氏の膨大な写真資料をしっかりと整理し、後世に残しておきたいと考え、写真集出版の構想がスタート。

しかし、2023年に佐藤毅氏が死去。残された仲間たちで写真集の刊行を実現すことになりました。


オホーツク民衆史講座と佐藤 毅さんについて

「オホーツク民衆史講座」とは「北見歴史を語る会」が発展し、前史を含め1960年代後半からオホーツク地方の歴史を、地域民衆の視点から明らかにしようとした運動(北見市の高校教師である小池喜考氏が中心となって進められた)。

網走~旭川間の中央道路開削犠牲者(囚人労働)・常紋トンネル建設時の犠牲者(タコ労働)・置戸鉱山やイトムカ鉱山犠牲者(中国人・朝鮮人強制労働)・道内に収監された自由民権運動家(秩父事件のリーダー・井上伝蔵ほか)・足尾鉱毒事件の栃木県谷中村から北海道の佐呂間町栃木部落への移住者のことなどが明らかになった。

オホーツク民衆史講座の様子

この運動に同行し、記録者として数多くの写真を残したのが、佐藤 毅さん。

佐藤 毅さんは

1935年4月17日 北海道清里町 生まれ

1940年に台湾大東市に父親の仕事の関係で移住 1946年に日本に引き揚げ。

1957年から中学校教諭として主に北海道オホーツク地域で活躍。1996年定年退職

1971年から「オホーツク民衆史講座」を始めた小池喜考氏に同行。小池氏が聞き取りのメモを残し、佐藤氏は写真で記録を残すという、二人三脚で運動を進めた。1970年代オホーツク民衆運動での佐藤毅さん(右)

一番右側が佐藤毅さん(オホーツク自治研の仲間)

現在の準備状況

掲載写真の整理・選択

写真集の見積依頼 出版冊数やページ、金額などの確定。

掲載写真の肖像の確認、掲載文章の依頼と作成と同時に、インデザインで写真集の原稿作成中です。

「支援募金の呼びかけパンフ」の作成(A3 2つ折り 4ページ)パソコンを使わない世代への支援呼びかけに使うための宣伝資料として。

写真集出版と並行して取り組んできた、学習活動や後援会活動などの継続。


・「オホーツク民衆史講座」で取り組んだ場所をフィールドワーク。

2022年11月実施(北見~遠軽~置戸~北見)

2025年 8月 北海道歴史教育者協議会の学習会で実施。

今後の予定として、2026年 出版記念に合わせて計画中。 


・市民向け講演会や写真展。

2024年5月 本庄十喜氏(北海道教育大学札幌校 准教授)講演

2025年2月 笹倉いる美氏(北方民族資料館 学芸主幹) 講演

2025年9月 小田博志氏(北海道大学大学院 文学研究院教授) 講演。


今後の予定として、2026年 出版記念講演会・写真展 計画中。     


・学生・市民向けの教材づくり。

2025年1月まで 『鎖塚』小池喜孝(著)学習会(10回)

2025年8月「まるごと授業づくり」(道歴教協)への協力

2025年 教材づくり研究スタート。



リターンについて

1万5000円以上 

写真集1冊(3,960円)+ 出版記念講演会チケット(500円)+販促用クリアファイル(非売品)


1万3500円以上 

写真集1冊(3,960円)+販促用クリアファイル(非売品)


3500円以上

出版記念講演会チケット2枚(500円×2)


2000円以上

出版記念講演会チケット1枚(500円)


写真集のリターンはもちろん、出版記念講演会のチケットのリターンもあり、この講演会に参加することで、私たちオホーツク地域自治研究所の活動を知ってもらう機会にしてもらいたい。


スケジュール

クラウドファンティング終了予定 2026年1月末

支援金受付通帳作成 2025年6月中旬

「支援の呼びかけパンフ」の作成 2025年6月末作成・配布宣伝

支援金募集 2025年7月~

クラウドファンティングスタート 2025年11月上旬

終了日(資金が必要な日の1か月以上前) 2026年1月末

写真集出版   2026年5月を予定

出版記念講演会 2026年5月を予定


返礼品発送 

出版記念講演会チケット 2026年5月を予定

写真集         2026年5月を予定


最後に

オホーツク地域で、前史を含め1960年代後半から活発に行われたオホーツク民衆史講座にかかかわる写真を出版したい。

出版・普及の活動を通じて、北海道の東の辺境の地で、「名もなき人々」が北海道の歴史を作ってきたことを明らかにした、オホーツク民衆史講座を見つめ直したい。

見つめ直しの取り組みは、写真集の出版だけではなく、講演会やフィールドワークの実施、歴史や地域学習の教材づくりなど、地域の歴史を見つめる視点を豊かなものにする活動に発展させたい。

佐藤 毅 写真集『野に祈る』に触れ、一緒に市民による学びと自治を実践してみませんか。

オホーツク地域自治研究所で共に学ぶ仲間にもなりませんか。


支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 広報/宣伝費

  • リターン仕入れ費

  • 『野に祈る』出版記念シンポジウム・講演会の費用 『野に祈る』出版記念写真展の開催費用

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

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  • 2025年11月30日(日)北見市内の教職員組合主催の学習会に講師(説明パネルをもって囚人道路の解説をする、オホーツク自治研のメンバー)として参加。参加者10名の小さな学習会・フィールドワークでしたが、「オホーツク民衆史講座」の財産を、教育現場で働く先生方に伝えることが出来ました。今回のフィールドワークでは、佐呂間町栃木神社(足尾銅山鉱毒事件の谷中村から集団移住してきた地)と、遠軽町瀬戸瀬の「山神碑」「国道開削殉難者慰霊碑」(道路建設で亡くなった囚人達を慰霊する碑)を訪れました。 もっと見る

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