“テーラードウェアを日常に” という思想をもって、スペイン発祥のTeba jacketを軸に縫製精度の高く、着こなしの幅が広がる ジャケットやスーツを、もっと自由に、もっと自分らしく着られるよう提案するプロジェクトです。

現在の支援総額

312,000

9%

目標金額は3,300,000円

支援者数

10

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2025/10/03に募集を開始し、 10人の支援により 312,000円の資金を集め、 2025/11/30に募集を終了しました

「テーラードウェアを日常に」

現在の支援総額

312,000

9%達成

終了

目標金額3,300,000

支援者数10

このプロジェクトは、2025/10/03に募集を開始し、 10人の支援により 312,000円の資金を集め、 2025/11/30に募集を終了しました

“テーラードウェアを日常に” という思想をもって、スペイン発祥のTeba jacketを軸に縫製精度の高く、着こなしの幅が広がる ジャケットやスーツを、もっと自由に、もっと自分らしく着られるよう提案するプロジェクトです。

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時代を超えて受け継がれる「魂の針」
〜本宮三東スーツが仕立てる、日本のテーラードの真髄〜

物語は明治39年(1906年)、まだ日本が和服の時代にあった福島県で始まります。創業者たちは、いずれ必ず「洋服の時代」が到来すると見据え、その未来を担うべく本宮三東スーツの礎を築きました。


彼らが目指したのは、単に体を覆う服ではなく、着る人の品格と自信を高める立体的な洋服。それは、機械に頼らず、職人の手の感覚と、鉄の塊であるアイロンで生地の平面を曲げ、ねじり、人間の身体に沿わせるという、気の遠くなるような技術の積み重ねでした。


1. 職人技の証、「黄綬褒章」創業から時を経て、洋服が社会に定着する中、本宮三東スーツの縫製技術は世の中へ認められるに至ります。二代目の当主は、長年の技術向上への貢献が評価され、「黄綬褒章」を受章。これは、その道のプロフェッショナルとして認められた、まさしく日本の職人芸の頂点を示す勲章です。この工場が持つ技術の根幹は、前回ご説明したような「手作業の結晶」にあります。* 総毛芯仕立て: 軽さと着心地、そして美しいドレープを実現するため、手間のかかる「総毛芯仕立て」を頑なに守り続けています。職人がラペル(襟)を手のひらで撫で、絶妙なカーブを生み出す「クセ取り」を行うことで、ジャケットはまるで生き物のように、着用者の体に吸い付くのです。


2. 信頼を支える、もう一つの顔本宮三東スーツの真の技術力の高さを証明するのは、高級なオーダースーツだけではありません。彼らが長年にわたり、日本国内の公共性高い制服の縫製も担い続けているという事。制服に求められるのは、ファッション性よりも遥かに厳格な基準です。 耐久性と再現性: 数年単位での厳しい着用に耐えうる耐久性。* 正確性: 大量の制服を、寸分の狂いもなく、完璧な品質で再現する安定した技術。彼らは、一般の服飾工場ではなしえない、この「高度なテーラード技術」と「工業製品としての絶対的な安定性」の両立を実現しています。この二律背反を克服したことが、本宮三東スーツの技術が「一般的な工場」とは一線を画す、真に特別なものである所以です。



3. 未来へ繋ぐ「希望の仕立て屋」今日、本宮三東スーツは、その熟練の技術を込めた自社ブランド佐藤テーラー「Sartoria Speranza(サルトリア スペランツァ)— 希望の仕立て屋」として、現代の顧客にもその着心地を届けています。時代がどれだけ変化し、効率化が進んでも、彼らの工場には、創業以来受け継がれてきた「魂の針」が息づいています。それは、着用者に「自信と希望」を与える一着を仕立てたい、という一途な想いであり、日本のテーラード技術の灯を守り続ける誇りなのです。



画像は全て佐藤テーラー公式サイトより抜粋させて頂いております。



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