注目のリターン
プロジェクトの実行者について
こんにちは、私は利尻島で中学の教員をしています。勤めている中学校は、全校生徒が例年30名程度で、単独で野球やサッカーなどの団体競技を行うことができません。そのため、利尻島と隣にある礼文島の中学生を対象に地域クラブを発足させました。地域の方や町からも支援をしていただいていますが、離島という地理的な制限があるため、うまくなりたいと思えば思うほど、保護者や選手の負担はとても大きくなっています。この度、私たちの地域クラブ「ラグナルズ」を通じて、利尻島礼文島の中学生がこの島で野球の夢を追いかけ続けられる環境を整えるため、また、この島で生まれ育ってよかったと思える活動にするため、クラウドファンディングを立ち上げることになりました。
このプロジェクトで実現したいこと
このプロジェクトの目標は、利尻礼文に住む中学生が、離島という地理的制約に縛られずに野球を楽しむことができる環境を整えることです。遠征や大会への参加費用をカバーすることで、経済的な理由で野球を諦めることなく、より多くの子どもたちがスポーツを通じて成長できるようにしたいと考えています。また、地域の活性化を図り、持続可能なスポーツ活動の基盤を築くことを目指しています。
プロジェクト立ち上げの背景
利尻島は美しい自然に恵まれた場所ですが、その一方で地理的な制約が生活に多くの影響を及ぼします。特に中学生がスポーツ活動を行う際には、遠征や大会参加のための経費が大きな負担となっています。これまで、多くの子どもたちが野球を続けられない状況に直面してきました。しかし、私たちは「野球がしたい」という子どもたちの夢を叶えるために、地域全体でサポートを強化しようと決意しました。このプロジェクトを通じて、地域の一体感を高め、未来を担う子どもたちの育成に寄与したいと考えています。
これまでの活動と準備状況
ラグナルズはこれまで、地域のイベントやワークショップを通じて多くの子どもたちと関わってきました。2月に行われる町のお祭りでは、氷点下マイナス10度の中、ラグナルズ特製タコスを販売したり、ストラックアウトのアトラクションを行い、売り上げを遠征の交通費に充てきました。地域の皆様からの温かい応援を受けつつ、資金の一部を集めてまいりましたが、まだ十分ではありません。活動は指導者と選手、保護者の手弁当で行なっている状況です。この活動を持続可能なものとするため、クラウドファンディングの準備を進めてきました。地域の方や企業との協力も得て、地域全体が一丸となって支え合う体制を整えています。そして、野球を通じて、利尻礼文を盛り上げていきます。
リターンについて
お礼のメールのみとなります。
スケジュール
令和7年
11月 新入生募集 クラウドファンディング開始
令和8年
1月クラウドファンディング終了 遠征計画作成 保護者会
4月 遠征スタート
7月中体連等公式戦出場
8月結果報告
最後に
私たちのプロジェクトにご興味を持っていただき、本当にありがとうございます。利尻礼文の中学生たちが野球を通じて夢を追い続けることができるよう、皆様のご支援を心よりお願い申し上げます。このプロジェクトが成功し、地域全体の一体感を高め、未来を担う子どもたちの育成に寄与できることを願っています。どうか、ラグナルズと共に歩んでいただければ幸いです。
最新の活動報告
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利尻で野球しようぜ!
2025/12/15 21:03昨日の練習は守備練習でした。基礎練習ができていても、ノックになるとできなくなったり、今までの形に戻ってしまいます。1人のエラーが全員の涙につながります。トライアンドエラーその繰り返しの中で感覚を研ぎ澄ませようとする姿は立派です。ラグナルズのメンバーは、それぞれ順風満帆に野球できたわけではないですが、それでも野球が好きで今ここに立っているのは本当に奇跡です。ただ、勝つためには、つかみ取る感覚がどんな場面でも大切です。だから、指導者としてそのチャンスだけは作ってあげたい。そして、可能性を少しでも拡げたいそんな活動にしたいと思っています。選手には、この冬の練習で、「できることをやろうとしないで」 と伝えています。「できないことをできるようになる」のが練習で成長です。時間を遡ってラグナルズ始まりの話。続きです。2023年4月新年度がスタート 学年が一つ上がり新生活にWBCの影響もあり野球熱はあるものの、島内中学校3校に部活はなく、中学生に野球をやる環境は島内ではありませんでした。少年団で野球をやっていた子どもたちも既存の部活にみんな入って行きました。クラスでもみんな何かしらの部活に入る中、部活には入らず野球を続けることは大きな覚悟がいることでした。利尻の野球は部活動でも地域クラブでもないため、中体連にも連盟の大会にも出れません。その資格すらないのです。それでも練習会は継続しました。中学1年生1人、小学6年生3人、5年生3人、低学年も参加してくれました。総合体育館や野球場をお借りして、有志で大人がついての練習をしていました。それ以外の日はテニスコートや球場、坂道で各自が古田選手や大門さんのYouTubeを見て、トレーニングや練習をしました。球場にいると1人じゃないと思えます。そんな中、利尻町の野球連盟の方々が中学生にも試合ができる環境を作ろうと動いてくれました。毎年行っている大人チームによるナイター野球に中学生も混ぜてくれることになりました。今でもとてもお世話になっているスピリタスさんに加盟し、ナイター野球に参加できるようになりました。普段は壁に投げているのに、キャッチャーがいて、バッターがいて本当に幸せな時間です。そこでもらったアドバイスは、今でも大切な宝物です。いろいろな人に支えられ試合経験を積むことができました。少年団の大会も終わり、23年のシーズンは終わりました。また冬の練習が始まりです。「来シーズンは、同じ中学生と試合で対決してみたい」それが次の目標になりました。それを練習会に参加してくれる小学生6年生と夢見て、練習に励みました。体育館は自由開放の時間を使っていましたが、団体を作れば中学校の体育館を地域開放の時間を使って週2回使えます。まだ練習会ベースですが、中学生の軟式野球クラブを作ることになりました。名前は、ragunarrs「ラグナルズ」由来は、伝説的な北欧バイキングの名前です。フェリーに乗って稚内に乗り込んで、優勝トロフィーを掻っ攫ってこようという決意を込めました。親切を持ち寄って、ここまで繋いでくれた人たちの気持ちに応えるためにも、「利尻はすごいんだ」ということを野球で証明するために、練習に熱が入ります。ピッチャーの球速はどんどん速くなり120キロ近くを投げれるようになりました。2024年4月待ちに待ちに待ったラグナルズメンバーである小学生6年生3人が中学校に入学してきました。中学生は、合計4人のキャラの濃いラグナルズ。中学生の大会に出るための戦いが始まりました。 もっと見る
こいつらには敵わない、やっぱりすごいわと思われるチームへ
2025/12/11 20:48皆様いつもありがとうございます。このクラウドファンディングをスタートしたときはどれだけの人が見てくれるだろうか。もしかしたら、誰も支援してくれないのでは。と不安ばかりでしたが、皆様のお心遣いにとても勇気付けられています。ご支援本当にありがとうございます。開始から1週間ちょっとで40万円を超えました。そのことを選手に伝えると「すげえ!すげえ!」「ほんとありがたい」「めっちゃうれしい」と喜んでいました。今まで自分たちがやって来たことが多くの人に認められていると思うと、とても嬉しいそうです。今日の練習は、前半ミーティングを行いました。最後の大会である7月の中体連に向かうときどんなチームなっていたいか、どんな自分になっていたいかを中心に文字通り頭を突き合わせて話し合いました。その中で、ラグナルズの強みを考えてる時に煮詰まったので、「うちらにしかない強みって何か」と指導者から問いました。こちらの予測としては「キャラが濃い」「個性」「勢い」などが出てこれば良いなと思っていたところ。選手たちは、考えた挙げ句「周りの人」「うちに関わってくれる人」という言葉が出てきました。なんか気が付かないうちにみんな成長したんだなとしみじみ感じました。その言葉が出てくること自体がラグナルズの強みです。そのまま深みのある選手になってほしいです。選手には、想像してほしい。来シーズン大沼球場で試合に勝った瞬間、「自分や仲間はどんな顔してるか」「スタンドやスマホを手に応援してくれてる関わってくれる人たちはどんな顔してるか」その光景を全員で見に行こう。そのために冬の練習、感謝の気持ちをもって、とことん頑張ろう。チームのために、関わってくれる人のために、そしてここに立っている自分のために。そんな話で今日の練習は終わりました。前回のラグナルズの始まりの続きの話は、日曜日に配信したいと思います。 もっと見る
全てはこの緑の壁から始まりました。
2025/12/07 10:08たくさんのご支援大変ありがとうございます。昨日も650件を超える閲覧がありました。多くの人にラグナルズの活動を知っていただけて、とても嬉しく思います。ラグナルズについて、もっと教えて!という問い合わせが多く寄せられているので、今日は、ラグナルズのスタートについて書いて行きたいと思います。2022年 利尻島には3つの中学校がありますが、生徒数は少なく団体競技を単独で組むことが難しく、野球部も廃部となっていて、島内にありませんでした。少年団はあるので小学6年までは良いのですが、中学生になったら島内で野球をやる環境はなく、部活に入るためには、バドミントンなど個人でできる競技に切り替えなくてはいけない環境でした。そんな中、WBCの監督に就任したばかりの栗山英樹監督が利尻に来島されました。講演会の次の日少年団の練習にも来てくれて、子どもたちは大喜び、その次週には、大谷選手などの大リーガーの出場交渉をする栗山監督を目を輝かせながら見ていました。鴛泊のテニスコートや球場には、放課後バットとグローブを手にこの4人を中心に小学生が集まるようになりました。人数が少なくてもできる試合をしたり、松井秀喜選手や落合博満選手のマネをして笑いあったり、村上様の応援歌を歌ったり、開始早々林でボール探しをしたり、誰も約束していないのに球場に行けば、誰かがいていつの間にかキャッチボールが始まっている。こんな生活が日課になりました。そんな中で、夢は正夢を心に「中学校で野球部はないし試合に出れないかもしれないけど、野球を続けたい。」「1人でも自分で練習する」と決意した小学6年生がいました。毎日のように球場の横にあるテニスコートで緑の壁にボールをあてたり港の横にある坂道を走り込むそんな日々が始まりました。そんな子どもたちの姿を見てだんだん大人の中でも「野球やらせてあげれれば良いんだけどな」という声が多くなってきました。その年の冬から、身体動かすくらいならできるんじゃないかと地域の大人たちで、週に1度、総合体育館の自由開放の時間を使って野球が好きで上手くなりたい小学生を対象とした練習会を行うことになりました。子どもたちはみるみる成長していきました。2023年 中学生になってもやはり野球部はありません。長くなってしまいました。続きは次回に書きたいと思います。 もっと見る








利尻島民です 放課後、利尻山のみえるグラウンドで毎日のように楽しそうにキャッチボールをするこどもたちの姿をみていると野球っていいなと思います 応援しています がんばれー!
日本最北の利尻島唯一の野球クラブチーム、練習試合も出来ない中で子供達が必死に白球を追いかけてる姿、是非一つでも多く他チームと試合が出来る事を願っています!頑張れ!!