
吉岡哲也、哲さんとは2023/11、浜田市で開催された難病フォーラムの会場で知り合いました。
初見から哲さんの笑顔にやられてしまったな…
同じALS患者同士以上の何かを感じて気がつくと古くからの友人の様な気持ちになっていました。そして哲さんに「作詞を、歌詞を書いてみてよ」と、傍から見れば無茶振りと思われても仕方ないお願いをしたのです。
哲さんは視線入力で「書いたことはないけどやってみるよ」と答えてくれました。
そしてALS患者としての心情を言葉に込めて「あの頃の私はもう居ない」というもの凄い歌詞を書いてくれたのです。読んだ者が彼の心模様や情景、弱さや強さ、ALSとどう付き合っていく覚悟なのかがよく分かる様な作品でした。とても初めて書いたとは思えない素晴らしい歌詞。
我々FourteenValveで曲をつけ、まだデモの時点で哲さんに披露しました。
そして2024/6 松江市の国際交流会館で開催した「能登半島地震復興支援LIVE」では完成形の「あの頃の私はもう居ない」を体調不良のなか会場に駆けつけてくれた哲さんの前で演奏する事が出来ました。
吉岡哲也、哲さんは2024/11/30 帰らぬ人となりました。
今年に入って、TV番組で6月のLIVEを取り上げて下さったニュースの中で、曲を聴きながら哲さんがくしゃくしゃな顔で泣いているのを見て号泣しました。
たった1年間、たった4回会っただけの親友吉岡哲也。あなたの笑顔と通じ合えた心を決して忘れることはありません。
哲さんと作った曲「あの頃の私はもう居ない」は必ずメモリアルCDに入れて皆さんに聴いてもらうからね。




