こんにちは!
高橋です。
いつも応援・ご支援をいただき、誠にありがとうございます。
本日は、マナー図録『まちのまんなかで、立ちどまる。』についてご報告があります。
新キービジュアルで公開した際に「なんでこけし?」と思った方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、そんな図録づくりの裏側とこだわりのポイントをご紹介します。
【なぜ“こけし”なのか】
マナー図録は、主に宮城県内の高校生へ配布を行うことを目的に制作しています。
そのため、現在は宮城県高校教育課様とも連携を進めており、
図録の中にも「宮城らしさ」を大切に取り入れたいと考えました。
そんな中で出会ったモチーフが「こけし」です。
こけしは、作り手の思いが表情に現れる伝統工芸品です。
嬉しそうなもの、少し悲しげなもの、怒っているようなもの。
同じ形でも個性がにじみ出る点に惹かれました。
宮城県には「鳴子こけし」「遠刈田こけし」「作並こけし」など多くの名産があります。
“マナー”という一見かたいテーマの中に、こうした人の感情や個性を
象徴する存在を入れることで、図録全体に温度感を持たせたいと思い、
宮城県大崎市鳴子温泉にある「日本こけし館」様から許可をいただき、
「鳴子こけし」をモチーフに制作しました。
こけしについて
【イラストの工夫】
こけしのモチーフは、図録の各トピックにも可能な限り散りばめています。
こけしたちが人を見守るように描かれ、「こけしの視線」でマナーを語るような構成です。
一方で、マナーを意識できていない人たちは「違反者」ではなく、
あくまで「気づきの途中にいる人」として描いています。
そのため、性別を感じさせない中性的な姿で、表情もあえて読み取りにくくしています。
図録の表紙/キービジュアル
【トピックの構成】
私が所属している企画構想学科では、「卒業制作レビュー」という、
企画書を作成し、自身の制作についてプレゼンテーションを行う発表会が数ヶ月に一度行われます。
制作初期のレビューにて、教授から
「マナーの事例をもう少し広げて調査し、体系立てて整理してはどうか」
というフィードバックをいただきました。
そこから内容を再構成し、
「移動と交通空間」「買い物と店舗」「共有スペース」「生活空間」「ふるまいとモノの扱い」
の5カテゴリーに整理し、表現しました。
この分類により、読者が”日常のどの場面に関わるマナーか”を
直感的に掴めるようになったと感じています。
実際のページ①
【文章と編集のこだわり】
制作する上で読みやすさも重視していました。
A5サイズの図録にイラスト、題名もうまく収まるよう、
本文は1トピック約200文字を上限に設定し、本文のフォントサイズは11ptに統一しました。
文章内容は、JR東日本が発信する「駅でのマナー啓発」や、
キャリーバッグメーカーが呼びかける取り扱いマナーなど、
“提唱されている情報”をベースにした信頼性のある内容にしています。
とはいえ、図録は「答えを押し付けるもの」ではなく、
読む人が「自分で考える余白」を持てるようにしたいという、強い軸がありました。
そのため、すべての文末を「〜かもしれません」といった表記で統一しています。
制作中はご監修いただいたNPO法人日本サービスマナー協会様所属の
加藤講師に細かくご確認をいただき、修正を重ねました。
結果として、図録の表現が広告としても活用できる完成度にまでブラッシュアップされています。
実際のページ②
【最後に】
長くなってしまいましたが、図録づくりの裏側とこだわりのポイントについてでした。
皆さまのご支援があったからこそ、こうした丁寧な制作プロセスを経て、
形にし、入稿することができています。
本当にありがとうございます。
次回は、図録と連動して展開される「駅広告」についてをご紹介いたします!
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