はじめに
私は、分岐点共有サイト「Sense Fork」の開発・運営に取り組んでいます。
本プロジェクトの目的は、「人が同じ失敗を繰り返さない社会の実現」です。ここでいう「同じ失敗」とは、①一人の人が過去と同じ判断ミスを繰り返すこと、②ある人の失敗が他者に共有されず、別の場面で再発すること、この2つを指します。(ここでいう失敗とは、取り返しのつかない敗北ではなく、選択に伴う学びを含むプロセス全体を意味します。)
現代社会では、人生の重要な選択の多くが個人の経験や直感に委ねられており、選択に関する知見の蓄積や共有はほとんど行われていません。これは、選択の情報が記録・流通する仕組みが存在しないためです。その結果、本来なら誰かがすでに直面し、乗り越えたはずの失敗が、別の誰かによって再び繰り返されるという構造的課題が生まれています。
また、私たちは日常生活の中で、自分の過去の選択を振り返る機会がほとんどありません。仮に振り返ることがあっても、それは後悔や不満といった感情に基づくことが多く、建設的なものになりにくいのが現実です。私は、選択を振り返るという行為は、本来、失敗から学び、次に活かすためのものであるべきだと考えています。
このような問題意識から、「選択や分岐点を共有する文化」を社会に根付かせる必要があると私は考えるに至りました。過去の意思決定の背景や結果を可視化し、他者の選択から学ぶ仕組みをつくることで、個人の意思決定の精度を高め、同じ失敗の再発を防ぐことができると考えています。
「Sense Fork」は、こうした選択の記録と共有を可能にするプラットフォームとして開発されました。多様な人々による分岐点の記録が蓄積されることで、将来的には社会全体の意思決定を支える新たな基盤となることを目指しています。

このプロジェクトで実現したいこと
Sense Forkは、人生の「分岐点(fork)」における選択を記録・共有するためのサイトです。私たちは日々、転職、結婚、引越し、進学、人間関係など、数多くの重要な選択を重ねながら生きています。しかし、それらの選択にまつわる経験や学びが、社会で共有される機会はほとんどありません。その結果、似たような状況に直面した多くの人が、同じような後悔や失敗を繰り返してしまう現状があります。
こうした課題を踏まえ、私はSense Forkを通じて、以下の4つの目標を掲げています:
1. 人生の選択を可視化・共有するプラットフォームの構築
個人の選択を記録・分類・蓄積し、自分自身や他者の分岐点を自由に検索・参照できる仕組みを提供します。選択の知見が流通するインフラを整えます。
2. 自分の選択を振り返る文化の普及
単なる記録ではなく、内省を促す問いや記入フォーマットを通じて、選択の背景や結果を深く見つめ直す習慣を社会に根付かせます。
3. 「選択に迷う人」のための“地図”となるデータベースの構築
分岐点の集合によって、他者の選択とその結果に触れられる情報基盤を整備し、個々の意思決定を支援します。迷路のような社会の中で、自分の道を選ぶための参考となる道しるべを提供します。
4. 後悔や失敗を“責め”ではなく“学び”として活かす価値観の定着
選択の成否を単純に評価するのではなく、そこから生まれた「悩みの過程」や「気づき」を社会に循環させる価値観を広げます。
私たちは、「誰かの迷いが、誰かの道しるべになる」社会を目指しています。個人の意思決定を“社会的資源”として活用できる仕組みを整え、一人ひとりの選択が、次に続く誰かを支える未来をつくっていきたいと考えています。

プロジェクト立ち上げの背景
このプロジェクトの原点は、私自身の原体験にあります。
ある時期、私は社会から一時的に離れ、自分の選択が本当に正しかったのか、深い孤独の中で考え続けていました。「もし違う道を選んでいたらどうなっていたのだろう?」「他の人は、あの場面でどんな選択をしていたのだろう?」と疑問や不安を抱きながらも、それを相談できる相手も、過去の誰かの判断にアクセスする手段も見つけられませんでした。
一方で、科学の世界では「失敗も含めて経験を共有する」ことが進歩の前提となっています。失敗は個人のものではなく、次の成功の材料として蓄積されていく。しかし、人生の意思決定においては、そのような知識の継承メカニズムが存在していません。そのために意思決定の精度が改善されることはありません。この問題に気づいたとき、「人生にも、学習と共有の仕組みが必要だ」と強く感じました。
自分の選択を記録することは、自己理解を深めるだけでなく、後に同じような選択に直面する誰かへのヒントになります。経験を閉じたものにせず、社会に還元する──それが、Sense Forkの出発点です。
この構想を例えるなら、整備されていない登山道を進むようなものです。ある登山者が分岐で誤った道を選び、遭難しました。運良く助けられたが、その道は封鎖されることも、注意喚起されることもなく放置されました。結果、後に続く登山者も同じ道で遭難していきます。現実の社会もまた、選択の記録や伝達がなされず、同じ道で同じ失敗が繰り返されているのです。
Sense Forkは、この構造を変えたいと考えています。
現在、MVP(最小実用製品)はすでに公開されており、初期ユーザーからは「コンセプトは面白いが、どう投稿していいか迷う、自分の選択を公開することに抵抗がある」といった声も寄せられています。今後は以下の3点を重点的に進めていきます:
1.投稿を自然に促すためのUI/UX改善例:質問ガイドやテンプレート、ナビゲーション設計の見直し
2.テーマ特化型の分岐点コミュニティの形成:転職・進学・介護・育児など、選択領域ごとの対話・共感の場の創出
3.選択データの構造化と再活用の仕組み作り例:似た分岐に直面している人におすすめ投稿を提示する仕組み
私たちは、個人の選択を社会の知として蓄積・循環させることで、よりよい意思決定を支える新しい文化を築こうとしています。Sense Forkはそのための土台であり、これからも多くの人が「道に迷ったとき、誰かの経験に助けられる」世界を目指して開発を進めていきます。

Sense Forkの機能
投稿機能:フォーマットに沿って、自分自身の「分岐点における選択」を振り返り、記録できます。
「どのような選択肢があったか」「なぜその選択をしたか」「その結果どうなったか」といった要素を順を追って記入できるため、初めてでも取り組みやすい設計です。
何を書けばいいか迷った場合は、テンプレートやお題からテーマを選ぶことも可能です。
また、note・YouTube・SNSなどで詳細を発信している場合は、そのリンクを投稿に添付できます。
検索機能:カテゴリ、タグ、キーワードによる絞り込みが可能で、目的に合った投稿をすばやく見つけられます。さらに、「選択をした年齢」「選択の時期(西暦)」「選択の結果」など、多角的なフィルターで検索できるのも特長です。

閲覧・反応機能:他のユーザーの分岐点投稿を閲覧し、いいねやコメントで反応を送ることができます。
気になった投稿はブックマークに追加して、あとから見返すことも可能です。
今後のアップデートでは、影響を受けた投稿に対して金銭的な応援ができる「投げ銭機能」の追加を予定しています。

チェックリスト機能:ある行動を取る前に「確認しておくべきこと」を、ユーザーの経験に基づいてまとめていく機能です。一定数の支持を得たチェック項目は、公式リストとして掲載されます。また、自分の経験から新しい項目を追加することも可能です。集積された知見が、未来の選択の質を高める手助けとなります。
スケジュール
現在、MVPをすでにリリースしており、基本的な投稿・閲覧機能は利用可能です。今後は、以下のような形で段階的にアップデートを行っていきます。
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Q3(2025年7月〜9月)|クラウドファンディングと基盤強化
MVP版の改善(UI/UX、安定性)
初期ユーザーからのフィードバック反映
コミュニティ形成とクラウドファンディング開始
→「より使いやすく。多くの人が投稿できる場」へ進化させます。
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Q4(2025年10月〜12月)|社会への広がり
教育・地域・高齢者施設との連携プロジェクト
オンライン・オフラインでの「分岐点共有イベント」開催
投げ銭機能の開発
→「人生の選択肢が、集まる・見える・広がる」世界へ。
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Q1(2026年1月〜)|文化として根付かせるフェーズへ
ユーザー参加型キャンペーンやストーリー企画の展開
データ分析に基づく「分岐点マップ」の構想
人生の選択を“自分ごと化”する体験設計の深化
→個人の分岐点が、教育・政策・企業の判断材料となる社会を目指します。
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クラウドファンディング資金の使い道
- 皆さんに支援していただいた資金は、Sense Forkの運営費用として以下の用途に大切に活用させていただきます。
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① サービス改善・機能拡張(約45%)
投稿画面のUI改善、検索機能の高度化、動作安定性の向上など
より多くの人が「迷い」や「選択」を投稿・共有しやすい設計へ
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目的:ユーザー体験を向上させ、分岐点投稿の継続的増加を促します。
② 分岐点データの編集・冊子制作(約10%)
投稿された分岐点の中から特に学びの多い事例を厳選・編集
「分岐点哲学ミニブック」や「選択ワークブック」の制作費・編集費
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目的:学びを形にし、より多くの人に「振り返り」の価値を届けます。
③ グッズ制作・発送費用(約20%)
ステッカー、トートバッグ、Tシャツなどのデザイン・制作・梱包・送料
支援者の皆さまへ感謝と理念を届けるためのリターン製作費用
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目的:支援への感謝と「共に創る仲間」としての連帯感を形にします。
④ 広報・イベント運営費(約15%)
分岐点投稿を促すキャンペーン、オンライン交流会の開催費
教育機関・地域・世代を超えた広がりのためのプロモーション
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目的:「選択の記録」が当たり前になる文化づくりを推進します。
⑤ システム利用料・手数料等(約10%)
クラウドファンディングプラットフォーム利用料
決済手数料、その他雑費
最後に
このサイトは、社会に「選択のインフラ」をつくるための第一歩です。自分の選択に悩むすべての人にとって、「他者の選択」が力になる世界を目指して。
どうか、あなたの選択でこの挑戦に力を貸してください。
公式サイト:Sense Fork
FAQサイト↓






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