
敗者の高校球児に光を当てる会です。
1941年 京都府出身 京都市立芸術大学彫刻科卒業。ヨーロッパ・イタリアに遊学1974年 文部大臣奨励賞受賞1992年 日展「特選」受賞1999年 京都市立芸術大学 彫刻科主任教授就任2002年 日展「内閣総理大臣賞」受賞2009年 第65回日本芸術院賞受賞2022年 日本芸術院会員就任 個展「届く!甲子園駅児たちの汗、涙、そして感動」開催2024年 公益社団法人日本彩彩の理事長就任
人物作品として田園風景作品の代表作・2013年『残照の丘 / 想い出詰め』山田洋次氏(映画監督)山田洋次ミュージアムに設置・2015年『紫陽花の詩』黒田博樹氏(野球選手)・2021年『大リーガーME「入魂の一球」』前田健太氏(野球選手)
【先生からのメッセージ】
高校球児に魅せられ14年間造り続ける。想えばそれほど私自身感動し続けてきたのだろう。4000校近くの頂点に立つことは正に夢の世界であり奇跡であろう。優勝の一校を除けば皆敗者である。
むろん敗者の方が圧倒的な数だけにドラマを作る主役は敗者なんだと思ったことがある。この時私は彫刻家として形に留めたいと思った。負けの瞬間、気怠いながら無意識にマウンドの地面を力いっぱい叩く者、ただただうなだれる中、涙が地面につきささる。そこにはなりふり構わず敗者が見せる人間としての業・絶望感から読み取れる人間の真の姿、奥深い精神性迄巻き込んだ現象に私の眼は釘づけになった。
また来年も来いよ!!と励ます大観衆。そこには若者を育てる大きな大きなもっと大きな現場教育の修羅があった。そしてもっと大きな教育が埋蔵されているに違いない。
多分、かの大谷翔平氏もきっと体感してきただろうと思う。
追記:当時、全国各地の地方大会そして甲子園(春・夏)大会からの取材を基に事実から作者なりに脚色し現象的表現に徹し作品にしてきた。





