海藤 美也子(かいどう みやこ)と申します。

この度、8月14日に未来パブリッシングより『Z世代を戦力にするリーダー力』を出版します。
私にとって、はじめての商業出版となるこの本。
記念すべきこの機会に、これまで支えてくださった方々、お世話になった方々、
そしてそっと見守ってくださっていた全ての方へ、
感謝の気持ちをこめまして、単なる出版ではなく、
ちょっと楽しくて、温かいつながりが生まれるような時間をつくることにしました。
この機会に新しくつながるご縁があれば、とても嬉しく思います。
どうか気軽に覗いてみてください。

リーダーの伴走者として、現場を応援してきました
私はこれまで20年以上、販売・サービスの現場で「売れる現場づくり」に取り組んできました。
とくに、店長やマネージャーの方々と並走しながら、
売上や育成、組織の課題解決に挑んできました。
もともと私自身も、現場で複数の店舗やチームを束ねる管理職を経験しています。
その頃の私は、正直いつも必死でした。
うまく動かないスタッフに対して「なぜやらないの?」「こうすればいいのに」と正論をぶつけたり、
自分の考えを理解させようと、説得やコントロールに躍起になっていた時期もありました。
「伝える」「育てる」と言いながら、本当は“思い通りに動いてほしい”だけだったのかもしれない
――そんな自分に気づいて、愕然としたこともあります。
「育てたい」と「応えたい」が、すれ違っているだけだった
ここから少し、この本に込めた想いをお話しさせてください。
年月が経ち、多くのリーダーと出会い、さまざまな世代と接する中で、
私はZ世代をはじめとする“新しい世代”に向き合うリーダーたちの悩みを、何度も、何度も聞いてきました。
「言っても動かない」
「反応が薄い」
「もう、どう育てていいのかわからない」
その声の奥には、
「本当はもっと関わりたい」「もっと引き上げたい」
そんな切実な想いがありました。
そして、若い世代の声にも耳を傾ける中で見えてきたのは、
彼らもまた、成長したい、誰かの役に立ちたい、
貢献したいという想いを持っているということでした。
ただ、「どう動けばいいかわからない」と、迷いながら足を止めてしまうことも少なくありませんでした。
店長の“なんとか育てたい”という想いと、
若手の“もっと応えたい”という気持ち。
この両者の想いがうまくかみ合わない場合がほとんどでした。
答えは、いつの時代もリーダーの側にあった
では、どうすればこのギャップを埋められるのか。
何が信頼をつくり、成長を促すターニングポイントになるのか。
私がたどり着いた結論は、ひとつです。
時代が変わっても、人が変わっても、先に変わるのはリーダーであるべき。
部下を変えようとするより、自分のスタンスを見直すこと。
言葉を足すより、まずは「対話」を始めること。
自分が変われば、必ずチームは動き出す――
これは、現場で何度も目にしてきた揺るぎない事実です。
世代論ではなく、“人と向き合う力”を磨くために
今回出版する『Z世代を戦力にするリーダー力』は、
世代論に振り回されるのではなく、リーダーが「人と向き合う力」を取り戻すための本です。
・伝わらないのはなぜか
・なぜ動いてくれないのか
・どうしたら信頼が生まれるのか
こうした問いに向き合いながら、
スタンス・対話・チームづくりの具体的なヒントを、
現場のリアルな事例とともにまとめました。
Z世代だから難しいのではなく、
これまでの“当たり前”が通用しなくなった時代に、
私たち自身がどう進化していくのか――それが問われているのだと思います。
チームを支えるリーダーへこの本を届けたい
思うようにいかなくて、投げ出したくなる日もある。
でも、それでもメンバーと向き合おうとしているリーダーがいます。
この本が、少しでも視界をひらき、「またやってみよう」と思えるきっかけになれば嬉しいです。

今回のクラウドファンディングは、私にとって初めての出版にあたって立ち上げたプロジェクトです。
単なる“本を出す”という体験で終わらせるのではなく、
せっかくなら、読んでくれる方や応援してくれる方と一緒に楽しめる場にしたい
そんな思いから始まりました。
本を届けることはもちろん大切ですが、このプロジェクト自体が、
「ちょっと熱量があって(笑)、普段とは少し違う体験ができて、未来が少し楽しみになる」
そんな“お祭り”のような場になればいいなと考えています。
リターンには、これまでの経験を少しずつ詰め込み、
読んでくださる方が楽しめるように、という想いを込めました。
人と人とのつながりが生まれるような仕掛けも、ところどころに忍ばせています。
普段なかなか会えない方。
これからご縁がつながるかもしれない方。
そして、いつもそばで応援してくださっている方へ。
このページを開いてくださったあなたとも、何かしらの形でつながれたらうれしいです。
リターンのご紹介に入る前に、まずは少しだけ、私自身の原点についてお話させてください。
「なぜ今、この本を書こうと思ったのか」につながる、大切なエピソードです。

短大を卒業した頃、世の中はまさにギャル全盛期。
私も例にもれず、地元・茨城から東京に出て、“それっぽく”なっていきました。
でも、就活は誰よりも早くスタート。
就職氷河期ど真ん中の時代、40社近くにエントリーシートを出し、
最終的に2社から内定をいただいて、ジェーシービー株式会社(JCB)へ入社しました。
社会に出てからのJCB時代は、
私にとってまさに「社会人として、人として、育て直してもらった場所」だったと思います。
先輩や上司、同期との“飲みにケーション”も大好きで、
なんでも相談できる人がいつも近くにいる。そんな恵まれた環境でした。
けれど、辞める少し前、苦手な業務の担当になり、毎日のようにミスを連発。
少しずつ周囲がしらけはじめ、自分でも「何も貢献できていない」と感じる日々が続いていました。
そんな中届いた大阪支社の先輩からの励ましのメール。
読むたびに泣きそうになってしまうけど、本当にたくさんの力をもらいました。
「組織の中で貢献できないことが、こんなにも苦しいのか」
それを身をもって実感した、初めての経験でした。
同時に、「見てくれている人がいる」「励ましが、こんなにも力になる」ということにも気づかされました。
JCB時代
このままでいいのか?24歳で、立ち止まった日
そんな時、「このままでいいんだろうか」と思い始めました。
何かを乗り越えた実感もなく、チームにも自分にも、誇れるものが何ひとつない。
そんな焦りのようなものが、心の中に広がっていました。
だったら、一度、外の世界を見てみよう。
「自分が本当に好きな仕事に出会えるのか?」
正直、半分は“実験”のような気持ちだったと思います。
そこで飛び込んだのが、ファッション業界。
初めての転職で意識していたのは、たったひとつ。
「大きな会社から、小さな会社へ行ってみよう」という挑戦でした。
事業のどの部分に自分が関わっていて、どれだけ貢献できているのか。
会社がまだ成熟しきっていないなら、自分も一緒に育っていける。
そんな希望と好奇心を胸に、2社目の道を選びました。
JCBからアパレルへ(新人時代)
誰もやらないなら、私がやる。
現場で”動きながら考える”習慣が根付いた
大企業から小さなブランドに飛び込んだのは、
「もっと手触りのある仕事がしたい」と思ったからでした。
顧客データのデジタル化、DM発送の効率化、ストック棚の自作、
売上分析・会議資料づくり・スタッフ育成…。
「そこまでやらなくていいよ」と言われながらも、夢中で働きました。
やがて初売りで歴代1位の売上を記録し、接客コンテストでも賞をいただけるように。
「やりすぎ」が、はじめて“強み”として評価された日々でした。
そしてもうひとつ、大きな学びがありました。
それは、後輩たちと一緒にお店を盛り上げる楽しさ。
自分一人で頑張るよりも、仲間と力を合わせるほうが、ずっと面白い。
チームで動くことの意味と手応えを、この職場で初めて実感できたのです。
初めての店長時代
期待されて入ったのに、売れない。思い通りにいかない日々
その後、別の会社からのヘッドハンティングを受けて、マネージャーとして新天地へ。
ところが、前職でのやり方はまったく通用せず、
売上は伸びず、特に店長たちからの不信感は日を追うごとに強まっていきました。
自分で考え、動き、成果を出してきた
——そう思っていたはずの経験が、まるで役に立たない。
そんな現実に直面したのです。
「前職での実績は、自分が優れていたからじゃなかった」そう痛感したのは、このときでした。
・成果をすべて“自分の実力”と思い込むと、大切な勝ちパターンを見逃してしまうこと
・成果は、多くの人との関わりの中で生まれていること
・人を活かし、輝かせてこそ、“本当の成果”になること
この経験をきっかけに、私は「人が変わる仕組みをつくること」に強く関心を持つようになりました。
特に、若手が主力を担うファッション業界で、
10代・20代のスタッフや若手店長たちと本気で向き合い続けたことは、
「新しい世代を迎える側」として、価値観の違いや可能性と向き合い続ける時間でもありました。
実は、今の会社名「WILLSORT」には、当時ともに働いた後輩たちへの想いが込められています。
彼らの中にある力を、もっと引き出したい。
未来に向けて、その“意志=WILL”を整え、広げていく存在でありたい——。
そう強く思ったことが、私が起業した理由であり、今回この本を書く原点にもなっています。
挫折と試行錯誤を繰り返したマネージャー時代
人が変わる瞬間をもっと見たい。WILLSORT設立へ
2014年、WILLSORT株式会社(当時はWillSort合同会社)を立ち上げました。
「人と組織の“想い”をカタチに、共に未来を拓く」という理念のもと、
店舗のリーダー育成や組織づくりの支援を続けています。
この本は、そんな私自身の原点から生まれた一冊です。
人やチームが変わっていく瞬間を、私は何度も見てきました。
だからこそ、今も信じています。
リーダーが変われば、チームはまたきっと動き出す。
この本が、その変化のきっかけとして、力になれたら嬉しいです。

5月22日開催 店長アカデミー

さて、ここで今回のクラウドファンディングのお話に戻ります。
今回出版する本は、ただの“Z世代マネジメント本”ではありません。
一方的に「伝える」マネジメントではなく、対話を起点に現場が変わっていく、
そんな変化の連鎖を生み出すためのヒントを
リーダー自身のスタンスや言葉の使い方に焦点を当ててまとめました。
とはいえ、本を読むだけで変化が起こるわけではありません。
変化は、実際に「行動したとき」にしか生まれない。
だからこそ今回は、本を届けるだけで終わらせたくないと思い、
クラウドファンディングを立ち上げました。
せっかくなら、ちょっと面白くて、ちょっと熱くて、
日常とは少し違う場にしたい——そんな思いから「フェス」と名付けてみました。
ここからは、リターン内容をカテゴリごとにご紹介していきます!
●書籍で応援カテゴリ
まずは、書籍そのものを通じて応援したい方へ。
応援価格での購入から、まとめ買い・ギフトまで用意しました。




●コラボ企画カテゴリ
この本に込めた想いに共鳴してくれた仲間と一緒に、
この場限りの、限定コラボ企画もご用意しました。交流の場にもしていただけたら嬉しいです。


●海藤と話せるカテゴリ
少人数制でもっと深く話したい方、とにかく充実したリッチな時間を過ごしたい方。

●みんなでつながるカテゴリ
読んで終わりにしない、変化を共有し合える“仲間”が欲しい方へ。

●海藤とチームWILLSORTから学ぶ・プロデュースカテゴリ
海藤から直接の研修を受け、「Z世代を戦力にするリーダー」をしっかりと育成・定着させたい会社様、
また、長くファッション業界に携わってきた海藤とWILLSORTメンバーによるプロデュースを受けたい方へ


このほかにも様々なリターンをご用意しておりますので、是非ご覧ください。
【スケジュール】
・2025年7月中旬:クラウドファンディング実施
・2025年8月中旬:出版
・2025年8月下旬:リターン発送・イベント実施

ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。
どうか、必要なタイミングで、必要な場所に届きますように。
※クラウドファンディングの収益はすべて、
書籍の普及活動や今後の対話イベントの開催費用に充てさせていただきます。
最新情報はSNSでも発信していきます。
ぜひチェックして、このフェスの様子を一緒に楽しんでくださいね!
最新の活動報告
もっと見るクラウドファンディングのリターンとして、 「スナックみやこ」を開催いたしました!
2025/11/28 18:00この夜は、仕事や学びを通じて出会った仲間の皆さんと、笑いとあたたかさに包まれた時間となりました。リターンの中でも最後の企画となるこのスナックでは、これまでの挑戦を振り返りながら、応援してくださった皆さまとのつながりを改めて感じる時間となりました。店内には終始笑い声が響き、会話の中から新しい出会いやアイデアが生まれる場面もありました。人が集い、語り合う時間には、人を元気にする力があることを改めて実感しました。クラウドファンディングを通して学んだのは、“応援されること”のありがたさ、そして“応援すること”が自分自身の力にもなるということ。このプロジェクトで生まれた応援の循環が、活動を支え続ける原動力になっています。ご参加くださった皆さま、そしてこのプロジェクトを応援してくださったすべての方に、心より感謝申し上げます。今後もWILLSORTチームは、これからも、人と人が本音でつながり合える場を大切に育ててまいります。■ 書籍『Z世代を戦力にするリーダー力』の詳細は こちらからご覧いただけます。■海藤美也子のFacebookページは こちらからご覧いただけます。 もっと見るWILLSORTスペシャルプロデュース エグゼクティブ・ファッションコンサルティングを実施しました!
2025/11/27 18:00今回のリターンでは、“忙しい経営者が服選びに悩まず、信頼感を高めるスタイルを手に入れる”ことをテーマに、WILLSORTチームのファッションコンサルタント2名とともに、提案書の作成からオンライン提案までをトータルで行いました。海藤が中心となり、支援者の方のライフスタイルやお仕事の在り方、大切にしている価値観を丁寧にヒアリング。そこから導き出されたのは、「時間を奪わない」「型で仕組み化する」「選ぶ負担を最小化する」という3つの軸でした。装いを“思考の整理”と捉え、日常に無理なく取り入れられるスタイルを、具体的なコーディネート提案として形にしました。提案書完成後は、チームで撮影を行い、スタイリング提案の動画として支援者の方へお届けしました。ファッションは、単に見た目を整えるものではなく、その人の魅力や想いを表現する大切な手段。今回のプロデュースを通して、装いから自分らしさを引き出すことの力を改めて感じる時間となりました。ご支援くださった皆さま、そして共に企画・提案を担ったチームの仲間へ、心より感謝申し上げます。WILLSORTチーム一同、今後も“人と組織の魅力を引き出し、未来をデザインする”活動を続けてまいります。■ 書籍『Z世代を戦力にするリーダー力』の詳細は こちらからご覧いただけます。■海藤美也子のFacebookページは こちらからご覧いただけます。 もっと見る- 本プロジェクトでは、書籍『Z世代を戦力にするリーダー力』のテーマに共感し、企業の立場から応援してくださった皆さまのサポートに支えられました。出版やイベント、若い世代との学びの場づくり――そのすべてに、協賛企業の皆さまからの後押しが活かされています。ご支援を通して、多くの方に「人を育てるリーダーシップ」を届けることができました。クラウドファンディングを通じて、想いを共有し合える“パートナー”のような存在と出会えたことは、海藤にとって何よりの財産です。今回の挑戦を通して、改めて「共創」という言葉の意味を深く実感しました。世代や立場を越えて、人が人を育て、支え合いながら未来をつくっていく。その輪が少しずつ広がっていることに、心からの感謝を感じています。ご支援くださった企業の皆さま、そしてクラウドファンディングを通して応援してくださったすべての方に、改めて心より御礼申し上げます。■ 書籍『Z世代を戦力にするリーダー力』の詳細は こちらからご覧いただけます。■海藤美也子のFacebookページは こちらからご覧いただけます。 もっと見る





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