自己紹介

　8年間、介護福祉士として老人介護業務に携わてきましたが、2年前に定年退職いたしました。介護職以前は企業で経理・総務の責任者として20年以上行政・金融機関の交渉等の業務を行って来ました。

　個人的な趣味ですが、着物が大好きで、着物の選定で京都に足を運ぶ事も多く、その度に職人さんとお話をする機会も増えていきました。長年通い続け、今では友人・親戚ともいえる存在となっております。特に1人暮らしで年金もなく、頼れる家族もいない高齢の職人さん達が多く、なんとかできないかと日々、葛藤しております。

　東京都出身（小学校から大学まで慶応義塾で楽しく過ごしました）で現在は香川県高松市に25年ほど住んでおります。2年前の定年退職と同じ年に在宅で母を見送りました。母は晩年7年間ほどアルツハイマー症になりましたが、地元高松の色々な方面の方々の助けをいただき、母の希望通り在宅で看取ることが出来ました。現在は1人暮らしですが、自然にめぐまれ、人にもめぐまれ、日常生活に非常に満足しておりますので、この地で一生を終えるつもりです（親類縁者はすべて東京に在住しております）。

　食いしん坊なので、新鮮な食材が手に入ること（野菜・果物・魚は朝採れがスーパーに並びます）も高松の大きな魅力です。

　50歳から茶道を本格的にお稽古を始めした。（着物は若い頃から好きでその為に茶会に行っていたのですが稽古には行っておりませんでした）茶道は総合芸術の知識と日常生活に潤いを与えてくれます。堅苦しいイメージがありますが、現在の茶会は椅子席も多く、洋服の方も多いので機会があったら行ってみてください。そこでしか食べられないきれいなお菓子も出ますので。

　あとは歌舞伎が好きです。これも着物がらみです。見るお芝居に合わせた着物を選ぶ楽しみがあります。チケットが高額と思われがちですが、約4時間超、劇場にいます。すべて、音楽は生演奏・生歌です。音楽も役者もマイクは使用しません。4時間の間には休憩が何回あり、食事をする長い休憩もあります。短い休憩の時にはお茶を飲んだり、売店で買い物したりと半日たっぷり遊べます。歌舞伎を見たことがない方でしたら、映画「国宝」をご覧になるのもお勧めです。生とは違いますが、雰囲気はわかると思います。

　着物は日常生活でも着ています。料理・掃除・買い物もします。腰ひも以外は紐は使わずにゆるゆるに着ているのですぐに着崩れますが、着物は布を巻いて、帯で止めているだけのものなので、引っ張ればいいことなので慣れれば楽です。

プロジェクトのロジェクトで実現したいこと

　京都西陣織の中でも最高峰とされるつづれ織りは和装の中でも帯に使用される織物です。そのため、高額となり、また、普段に使える帯ではないため需要は非常に少なくなっております。高齢の職人さんたちは、今でいう個人事業主で注文がなければ収入はありません。また、国民年金に加入していなかった方きも多く公的援助もなかなか届かず、生活は困窮しているのが現状です。高齢といっても長年の技術は落ちておりませんので、注文を出して生活の安定と向上をして差し上げたいと思っております。

プロジェクト立ち上げの背景

　「伝統文化の存続・保護」とかいう言葉をよく耳にしますが高度成長期（1950～1965年頃）以前にその「伝統文化」に入職した多くの人は80歳を超えています。家業として入職した人は家も家族もあるでしょうが都市部周辺の農村・漁村等から都市に出てきた（集団就職などもその一例）若者達は結婚もせず、保険も掛けず、技術を磨けば、いい生活が出来ると信じて、物作りにいそしんできたと思われます。　ところが高度成長期が終わり、日本人の生活様式は変わり、需要の減少または不必要となるものが続出しました。大量生産・石油製品・安価な輸入品等で使い捨て時代となり、伝統的なものは高価なものとなってしまいました。（日常品から美術品になってしまいました）手作業で作るものは、作成に時間がかかり、天然素材の為、化学素材に比べると高くなり、売価が上がる。ちゃんと「扱い」をすれば、長期間使用できるのだが、その「扱い」の家庭内の伝承がなくなり、売り手も己の利益追求のみに走り、職人の先行きのことなど考えなかったのです。

現在の準備状況

　きものが日常品でなくなり、着物に付随するのは需要が減少しました。現実的に着物で生活するのは不可能です。つづれ織りの良さを知っていだだき、日常品として長く使っていだだくことを目標にしています。普段には高価かもしれませんが、お子様・お孫様まで使っていだだけるように、①汚れは地元香川県でチェーン展開をしているクリーニング会社の協力をいだだき、➁修理は当方で、どちらも実費で出来るようにしました。（つづれ織はもともとヨーロッパの石作りの城の防寒用壁掛けでインテリアとしての織りですので、非常にしっかりとした堅い織ですが、それでも日常的に使うと汚れや傷みがでできまので、維持費を安価に思いメンテナスまで出来るようにいました）

　オリジナル品の生地・紐・屏風等は6年ほど前に自費にて購入したものがあり、趣味で服やバックを作っている友人とデザイン・柄を選び、作ってもらっています。

　猫ちゃんの首輪・ストラップ・髪飾り・靴ひも・百人一首・花札は京都に行き、クラウドファンディングのリターンとして出してもらえる品と個数を相談しました。3社の社名は協力体制に記載したあります。

協力体制

　猫ちゃんの首輪：JOLEI   CRAVATS

　ストラップ・髪飾り・靴ひも：昇苑

　百人一首・花札：田村将軍堂

リターンについて

　①つづれ織りの絹100％の織生地の新品（リサイクル品ではありません）を使用した日常で使える（カジュアルな洋服にも、買い物にも持てる）バック10種類とクッションカバー1種

　➁つづれ織りの十二支の張込の小屏風（小型屏風ので洋室にも置けます）

　➂つづれ織りの小さな壁掛け2種

　これ以下はこのプロジェクトに賛同してくださった京都の友人達から提供していただいたものです。（全員が若手の製造者さんです。後継者さん達も頑張っております

　④猫ちゃんの首輪3種＝ネクタイ生地の織元

　⑤ストラップ4種・髪飾り4種・靴ひも3種＝組紐の製造元

　⑥百人一首・花札＝すべて台紙から手作りしてます

スケジュール

　9月上旬　クラウドファンディング開始
　10月下旬　クラウドファンディング終了
　12月 上旬　リターン品発送開始
　12月下旬 　リターン品発送終了

資金調達後のプロジェクトの具体的な流れ

　現在、職人が抱えている在庫（織生地）を買取り、デザイン等を考え、縫製者と相談し、サンプルを

作成してインターネット等で販売ことを目標とする。

具体的な資金計画

　返礼品作成費（織生地買取費含む）　　15万円

　返礼品発送.梱包費用　　　　　　　　　3万円

　商品開発費（サンプル作成費用等）　　　5万円

　交通費（香川県から京都への出張費）　　5万円

　広告宣伝費（SMS）　　　　　　　　　　3万円

　クラウドファンディング手数料　　　　　10万円

　　尚、不足分は自己資金で充当いたします。

リターン品の発送について

　クラウドファンディング募集終了後、2ヶ月以内に配達確認が出来るゆうパックまたは宅配便にて発送

いたします。（小屛風については、日通の美術品専用便にてお送りさせていただきます。）

インスタグラムをしています。

　　日々の気が付いたことなどを掲載したいます。また、私自身がサンプルを実際に使用している画像や

茶道・着物関係の画面も時々、掲載しております。

         https//www.instagram.com/ksyuki7018

最後に

職人さんが高齢になられているので、時間との戦いの面もありますが、頑張りたいと思います。素晴らしい技術を持っている方に、穏やかな生活をしていだだきたいと願っています。伝統文化と余り考えず、日常で「ステキもの、いいもの」を長く使っていただきたいと思います。なかなか画像ではリターン品の良さがわかりにくいのですが、サンプルを使っていると、知らない方に声をかけられます、若い方もいられますので、よいものは年齢、趣味とは関係なく、わかるようです。一人でこのクラウドファンディングをしておりますので、色々とご迷惑をおかけすることもあるかもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたします。

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

・人件費
・広報/宣伝費
・リターン仕入れ費
・交通費、事務用品費、梱包材料費、送料

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。