
この度は成蹊大学体育会水泳部水球班のシンガポール遠征へのクラウドファンディングにご賛同いただき、ご支援を賜りましたこと深く御礼申し上げます。
私たち水球班は2025年9月2日(火)から9月7日(日)にかけてシンガポール遠征を行いました。現地での活動記録及びシンガポールでの体験やそこで得られた学びについてご報告いたします。
〇活動記録
【練習について】
今回の遠征では、主に朝と夜の二部構成で練習を行いました。
シンガポール代表やユースチームとともに練習を重ねるなかで、海外ならではのプレースタイルに触れることができ、貴重な学びの機会となりました。
基礎練習や攻防練習を繰り返すたびに見つかる課題の解決に向けて、一つひとつ修正しながら取り組むことで、技術的にも精神的にも成長を実感いたしました。
最終日には、シンガポール代表との公式試合に臨みました。果敢に挑戦する姿勢を大切にし、遠征中に培った知識や技術を存分に発揮することができました。
練習は主にSingapore Sports Schoolにて実施いたしました。また、9月3日(水)には、2025年世界水泳選手権が開催されたOCBCアクアティックセンター(ダイビングプール)にて練習を行う機会をいただきました。実際に世界大会の舞台を経験できたことは、今後の競技生活において大きな糧となることでしょう。


【交流について】
遠征中には、シンガポール代表たちと交流を深めるために、さまざまな企画を実施いたしました。プレゼント交換では、成蹊大学から部員それぞれが選んだ日本のお菓子をお渡ししました。シンガポールではなかなか目にすることのない品々に、大変喜んでくださいました。また、交流のしるしとしてシンガポール遠征記念タオルを贈呈し、シンガポール代表からはチームTシャツをいただきました。部員たちはその場で袖を通し、嬉しそうにしている姿が見られ、とても温かい雰囲気に包まれていました。
さらに、シンガポール代表の方々と食事を共にする機会も設けました。
代表の皆さんがおすすめするシンガポール料理をいただき、豊かな食文化に触れることができました。食卓を囲むことで自然と会話も弾み、水球の話題だけでなく観光や日常生活についても話せたことで、お互いを知る良い機会となりました。会話の中では英語で伝えることに苦戦した場面もありましたが、ジェスチャーを用いたり何度も対話を繰り返したりと伝える姿勢を持ち続けることでより交流を深めることができました。
また、遠征最終日の練習では、シンガポール代表と混合チームを編成し交流試合を行いました。各チーム、コミュニケーションを取りながらポジションや攻撃スタイルを調整してゲームを展開しており、楽しみながらも真剣に取り組む姿がみられました。
異なる環境でプレーする楽しさと難しさを実感するとともに、国境を越えたチームワークの大切さを学ぶことができました。




【観光について】
練習の合間には観光の時間も設けられ、班別・学年別に行動しました。
マーライオン公園やマリーナベイ・サンズといったシンガポールを代表する観光名所を訪れ、国際都市ならではのスケールの大きさや文化の多様性を肌で感じることができました。普段日本では得られない景色や雰囲気を体感し、世界の広さを改めて実感する新鮮なひとときとなりました。



〇今後の展望
10月から開催される東京都選手権で3位入賞を目標に部員一同鍛錬を積み重ねております。本大会には一部リーグ所属の大学だけでなく社会人水球チームも出場します。
そんな中でも、怯むことなく挑戦する姿勢を大切にし、本遠征でシンガポール代表の方々と共に培った経験を存分に活かしてまいります。
そして、また来年度・再来年度と成長を止めることなく更なる高みを目指して1歩ずつステップアップしていきます。
〇最後に
本遠征は、水球の技術面での向上だけでなく、国際交流や異文化理解の面においても非常に有意義な経験となりました。
部活動としての海外遠征を経験することの重要性を改めて実感するとともに、今回のシンガポール遠征は部員一人ひとりにとって忘れることのない一生の財産となりました。
まさに、「世界を知る、人生を変える」経験になったといえるでしょう。
ご支援いただいた多くの皆さまのおかげで今回の貴重な機会を得ることができました。
部員一同、心より感謝申し上げます。
本遠征で得た学びを日々の練習や今後の試合に活かし、水球班全体としてさらに成長していけるよう一層精進してまいります。





