2018/10/15 16:11

10月参加してくれた制作ボランティアから感想をもらったので報告します。
4名とも去年担当させてもらったグラフィックデザインを学んだ卒業生です。


「お疲れ様!」
「すごいね!」
「楽しみにしてるよ!」
壁画を書いてる最中、たくさんの地域の方々に声をかけていただけました。
実際に現場で作るからこその交流。
何のために制作するのか。
誰に何を伝えたいのか。
普段ひたすらパソコンに向き合って仕事をする私に、このプロジェクトは、デザインをすることで生まれる人と人とのコミュニケーションを肌で感じさせてくれました。

仲間と汗水を垂らしながらの制作活動はデザインをする上で大切なことを改めて考えさせてくれ、デザイナーとしても人間としてもひと回りもふた回りも成長できだと思います。

“誰に何を伝えたいのか”
“何のためにデザインをするのか”
制作に迷った時は、今日のことを思い出します。

今回のような貴重な機会を設けていただいた皆様、本当にありがとうございました。
このプロジェクトに出会えてよかったです。
H.T
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このプロジェクトは壁画ですが、大っきなキャンバスに色を塗る、描くのが私の中で密かな夢でした!
普段は机を使って描くのがほとんどなので、壁画に描くのは想像よりも難しくコツをつかむのに時間がかかりました。
作業はみんなと楽しくコミュニケーションをとりながらで、私の身長をはるかに越える壁を塗るのには肉体的にキツかったですが、その中でも参加させてもらった全員が感じた道を行く静岡浜松の方々の励みになる優しいお言葉。東京では味わうことの出来ない気持ちになり、心温まりました。
今回このプロジェクトを通して、先生をはじめお寺の住職さん、住職さん家族には大変お世話になりました。貴重な体験と美味しい美味しいご飯!!お魚が美味しかった〜さわやか美味しかった〜笑
銭湯で裸の付き合いもできました(笑)
話が緩みましたが、、本当にありがとうございました。すっごく楽しかったです!!
S.M
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私はグラフィックデザイナーを志望し、2年前に田舎から上京してきました。最近、初めてクライアントさんから仕事の依頼を受け、デザイナーとしての初仕事で大型広告看板を手がけることになりました。
そのため、渡邉先生から壁画のプロジェクトのことを聞いた際、必ずお仕事の参考になるはずだと考え、参加を決意いたしました。

先生のご指導のもと仲間とともに制作を行い、
仕事の参考にするためだけに参加したはずのこのプロジェクトでしたが、ただただみんなで夢中になって作業を楽しんでる自分がいました。仲間と助け合いながら出来上がっていく絵を見て、自ら感動してしまうほどでした。また、地域の方々にもたくさんお声をかけていただき、みなさんの感動している表情や、完成を楽しみにしてるというお言葉が、とても嬉しかったです。あくまで先生のお手伝いなはずなのに、見て下さる方の喜びを目の当たりにして、自分がやっていることが誇りに思えてしまいました。みなさんのキラキラした眼差しが、デザイナー駆け出しの不安を抱えていた私に、やる気と目標を与えてくれました。私も、自らが作成した作品で、多くの人にこのような表情になってもらいたい!!その為に夢中になって作品を作っていこう!!そう強く思いました。

東京で暮らし、殺伐と多くの人が行き交う環境の中、自分の成長だけを求めて必死に努力してきました。しかし、この経験を通して、先生や仲間との絆が深まったことと、地域の方々のお声かけやご住職ご家族の優しさに触れ、安堵感でとても温かい気持ちになれました。この経験は仕事だけでなく、私の今後の人生にも大きくかつ実りある影響を与えてくれると思います。

ご住職とご家族の皆様、3日間大変お世話になりました。たくさん気を使っていただいて、何不自由なく作業にのめりこめました。とても有意義な時間でした。このような経験ができたこと、心から感謝いたします。渡邉先生、私達に素晴らしい経験を与えてくださって本当にありがとうございました。卒業しても、渡邉先生の生徒であることがみんな嬉しいです。私達個性派4人の面倒を最後までみていただいてありがとうございました。すごくすごく楽しかったです!
そして、出資をしていただいた皆様、皆様のおかげで普通に生きていたら味わうことのできない感動を経験させていただきました。この経験は私達にとって財産になると思います。本当にありがとうございました。今後は、この経験を活かし、必ずや良きデザイナーになります。

そして最後に、福応寺および浜松の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。
ありがとうございました。