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戦後80年、 沖縄に眠る戦没者を大学生の手でお迎えし“想いを繋ぐ”

先の大戦から80年、沖縄県には今もなお多くの戦没者が眠っています。一日でも早くご遺骨を陽の元へお迎えし、ご遺族へお還ししたい。その想いを胸に、大学生が遺骨収集に取り組みます。学生たちの活動に、皆さまの力をお貸しください。

現在の支援総額

214,000

28%

目標金額は740,000円

支援者数

19

募集終了まで残り

11

戦後80年、 沖縄に眠る戦没者を大学生の手でお迎えし“想いを繋ぐ”

現在の支援総額

214,000

28%達成

あと 11

目標金額740,000

支援者数19

先の大戦から80年、沖縄県には今もなお多くの戦没者が眠っています。一日でも早くご遺骨を陽の元へお迎えし、ご遺族へお還ししたい。その想いを胸に、大学生が遺骨収集に取り組みます。学生たちの活動に、皆さまの力をお貸しください。

ご挨拶

はじめまして。NPO法人国際ボランティア学生協会(以下:IVUSA)と申します。1993年に設立された大学生中心のボランティア団体であり、様々な社会課題に対して学生の熱意とパワーで挑戦し、誰も取り残さない「共に生きる」社会の実現を目指しています。その中のひとつとして、私たちは沖縄県にて戦没者遺骨収集活動(沖縄県戦没者遺骨収集活動、通称:沖縄隊)に取り組んでいます。


「硫黄島で戦死したおじいさんの遺骨を持ち帰りたい」

この活動のきっかけはある学生の想いでした。1995年より、国が行う遺骨収集事業に参加する形で始まり、2011年から沖縄県にてIVUSA主体での遺骨収集活動を開始しました。現在、一般社団法人日本戦没者遺骨収集推進協会の構成団体としても活動しています。

活動開始から14年、「沖縄の地に眠り続ける戦没者を陽の元にお迎えし、ご遺族へお還ししたい」という想いを胸に、毎年全国各地から集まった約50名の学生が遺骨収集活動や平和学習、戦史や骨格の勉強などに取り組み続けています。

本活動の意義

沖縄県と言えば、温暖な気候ならではの美しい動植物に青い海、賑やかな観光地としての姿が印象的です。

しかし、時は遡り太平洋戦争末期、一般住民を巻き込んだ凄惨な地上戦が繰り広げられていました。約3~5ヶ月にわたる激戦により、一般住民約10万人を含めた約20万人が亡くなりました。令和7年3月末時点で、沖縄県にて収集されたご遺骨は累計18万5,614柱となりますが、2,522柱のご遺骨が未収容と言われています。

戦後80年が経過し、ご遺骨の風化は日々進んでいますが、これまで遺骨収集を中心的に担ってこられたご遺族の高齢化に伴って活動が思うように行えていない現状があります。加えて、戦争を経験された方々の減少により、戦争記憶の継承が途絶えてしまうことも懸念されています。

そのような中で、IVUSAは学生の熱意とパワーを最大限に生かし、一日でも早く戦没者をご遺族のもとへお還しするために、不足する遺骨収集の担い手の育成に努めてまいりました。

また、学生は平和学習や学生同士の意見共有の時間を通して、過去の出来事や現在の課題に真剣に向き合う時間を大切に積み重ね、戦争の事実や平和の尊さを深く理解し言葉にできる継承者となることを目指しています。

活動中に感じたことや考えたことを言語化・共有し、互いに深め合う

これまでの活動

IVUSAでは、毎年2月または3月と9月の年2回、約50名の学生が約1週間にわたり沖縄県で遺骨収集活動に取り組んでおります。日本全国に在籍する約2,500名の学生や累計約4,500のボランティア活動で培われたノウハウを駆使し、遺骨収集の担い手として強大なマンパワーを発揮しています。

また、遺骨収集に加えて学生が勉強会を主催し、戦史やご遺骨に触れる者としての心構え、知識を身に着けています。戦争体験者・ご遺族へのヒアリングや学生同士の意見交換なども積極的に取り入れ、戦争を経験したことのない世代である私たちが、凄惨な事実を知り後世に伝えることのできる者となることを目指し平和学習にも力を入れて取り組んでいます。

さらに、現地で肌で感じたことや経験などを全国各地に持ち帰ることができるため、戦争を語り継ぐ若者の育成に加え、彼らの沖縄を越えた全国的な広がりに寄与しているのです。

これまでの14年間では沖縄県糸満市、南城市、浦添市にて活動を実施してまいりました。2011年の活動開始当初から受け継がれてきた「戦争当時の状況を理解し、戦没者やご遺族に寄り添いながら遺骨収集に取り組む」ことを信念に、遺骨収集と平和活動の二本軸で活動を継続しています。

NHK沖縄(2025年2月19日)


クラウドファンディング実施の背景

装備運送費や備品購入など、活動費のほとんどが参加する学生により賄われているため、昨今の物価高騰によって学生の負担が年々増加しています。このような金銭面がハードルとなり、活動実施が年2回に留まってしまうことや、参加人数減少の課題に直面しています。ご遺骨の風化やご遺族の高齢化が進む中、決して時間に猶予があるとは言えず、IVUSAとしての年間の活動回数を増やしたいと考えております。

そこで我々は昨年度よりクラウドファンディングに取り組んでおり、今年2月に実施したプロジェクトでは、目標額70万円のうち57万3千円をご支援いただき、計9日間、学生延べ64名の派遣が実現いたしました。3年前からの継続活動地にて多くのご遺骨や骨片、水筒などの遺留品をお迎えすることができ、このように活動への尽力が叶ったことは皆様のお力添えがあってこそであり、心より感謝申し上げます。

しかしながら依然として金銭面のハードルは高いままです。学生の力を最大限に発揮するためには、この活動参加へのハードルを解消する必要があります

沖縄の地にはいまだに2,522柱のご遺骨が眠り続けています。一日でも早く陽の元にお迎えするために活動を継続するには、より多くの資金が必要となります。

戦後80年、学生の熱意やパワーを十分に活かし、遺骨収集や継承者の育成に貢献したいという強い想いが我々にはあります。そこで再びご支援をいただきたく、本クラウドファンディングを実施する運びとなりました。

どんなに小さなご遺骨も見逃さないように土砂の中を懸命に確認する

プロジェクトの概要・資金の使い道

IVUSAでは今年度、以下の3つの活動を学生自らが主体となって計画しております。

①令和7年12月:沖縄県での現地調整(②③を実施するための活動場所選定・事前調査・現地カウンターパートさんとのミーティングなど) →約4名の学生を派遣予定

②令和8年3月:沖縄県での遺骨収集活動(約6日間、遺骨収集活動や平和学習など) →約50名の学生を派遣予定

③令和8年3月:沖縄県での遺骨収集活動(約4日間、②に引き続く遺骨収集活動や平和学習など) →約25名の学生を派遣予定

自己負担を差し引いて①8万円②50万円③16万円が必要になると見込んでおります。具体的には、沖縄での宿泊費、備品等の輸送、遺骨収集時に必要な道具の購入などに充てさせていただきます。


《参考》

今年9月に実施した沖縄県での10日間の遺骨収集活動では、延べ54名の学生を派遣し、総額約160万円の費用がかかりました。

活動場所で拝礼する学生たち

最後に

日本は今年で戦後80年を迎えました。時間の経過に伴い戦争記憶やご遺骨の風化が進んでいる今、若い世代が慰霊と平和への想いを持って行動を起こすことに意義があると考えています。全国各地のIVUSA学生は戦争経験者からのバトンを受け取り、戦争をしないという意志の継承者になり得ます。

沖縄県でいまだ眠り続ける戦没者を一日でも早くご遺族のもとへお還しするために。

皆様からのご支援や、本クラウドファンディングの拡散をお待ちしております。


支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

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