ごあいさつ
この度はプロジェクトをご覧いただきありがとうございます!
わたしたちエルスールは発足から38年間に渡って、詩とダンスの作品を多く作ってきました。
そんなエルスールの次なるプロジェクトは、なんと2国間、3年がかりの大プロジェクト
その名も、「ロルカフェスティバル」
スペインで活躍したマルチアーティストの没後90年を記念するこのフェスティバルは、3年という期間の中で、ロルカの多様なアーティスト性に迫るシンポジウムやライブ、ロルカをテーマに現在作成中の舞台作品の上演などを次から次へとお届けいたします。
そしてなんと、来年2026年にはスペイン・グラナダで公演とシンポジウムを行うことが決定!
より充実したコンテンツをスペインで届けられるように、日本とスペインのアーティストや有職者が集結する、他にないイベントとなるでしょう。
いただいた支援金は、リターン品に加え、日本からスペインに招聘するアーティストや有識者の渡航・滞在費に充てさせていただきます。
わたしたちについて
1988年、詩人の野村喜和夫とプロデューサー/フラメンコ舞踊家野村眞里子が、エルスール財団の前身であるアトリエ・エルスールを設立しました。アトリエ・エルスールでは、20本の主催公演を含め400本以上のイベントの制作を行ってきました。とりわけ、1995年、1997年、2007年に開催した3つの現代詩フェスティバルは、「日本の現代詩を舞台空間に引きずり出した画期的なイベント」と高く評価され、マスコミに大々的にとりあげられました。NHKBS「真夜中の王国」、雑誌「現代詩手帖」などではフェスティバルの特集を組みました。また、CS放送ではフェスティバルを回顧するドキュメンタリー番組が2本作られました。
そして、2011年3月の東日本大震災と津波の被害を目の当たりにしたわたしたちは、日本の「詩」と「ダンス」の未来のためにアトリエ・エルスールをさらに公共性の高いものにする必要を感じ、震災から7ヶ月後の10月にエルスール財団を設立しました。「詩とダンスこそ芸術の中核である」、そして「詩は言葉のダンスであり、ダンスは身体の詩である」というコンセプトのもと、活動を開始し、詩とダンスのコラボレーションを主軸に、コンテンポラリーダンス、フラメンコなど数多くの作品を創り出してきました。
さらに、日本の詩とダンスのシーンの未来の懸け橋となるように2012年にエルスール財団新人賞を設立。「現代詩」「コンテンポラリーダンス」「フラメンコ」の三部門で毎年優秀な新人を顕彰しています。
2017年には自宅をリノベーションしてミュージアムを作り、さまざまな展示を行ったり、講座やライブなども開催しています。
フェデリコ・ガルシア・ロルカとは?

フェデリコ・ガルシア・ロルカはスペインを代表するアーティストです。
詩人や劇作家として知られる一方で、デッサン展を開催したり、歌やピアノのレコーディングをするなど、さまざまな才能に秀でた「総合芸術家」なのでした。
日本でも1930年にはロルカの詩が訳されており、三島由紀夫や俳優の天本英世もロルカの詩を好んで、たびたび朗読を披露していたそうです。
ー ロルカとは、没後90年を迎えたアンダルシアの詩人の名前にはちがいないが、それだけではない。彼は歴史の犠牲となったその短い生涯のあいだに、詩、演劇、音楽、美術など、多ジャンルを横断した。(中略…) 時代を超え、場所を超え、しかし血と砂と陶酔とをパスコードとする多様な芸術行為が寄り集う新たな磁場、それをこそロルカと名づけるために、今、東京でムーヴメントが起動し、ざわめく。
(ロルカフェスティバルHPより)
https://elsurfoundation.com/lorcafestival2025-2027/
どうしてこの企画を?

ロルカは、スペイン内戦が始まったほぼ1ヶ月後に、故郷グラナダ郊外ピスナールのオリーブ畑で銃殺されました。前途洋々の38歳の時でした。遺体はいまなお見つかっていません。この痛ましい事実に、スペインのみならず世界中のアーティストがショックを受けました。
ロルカが死んで90年が経とうとしている今も、世界のさまざまな場所で相変わらず争いごとがあり、毎日多くの命が失われています。でもロルカが示しているように、たとえ命は失われても大切なものは残ります。ロルカにとってそれは、詩であり、演劇であり、音楽であり、絵画でした。マルチアーティストのロルカが残したものをぜひ広く知っていただきたい!そう思ってこのフェスティバルを企画しました。
またスペイン、とりわけロルカの故郷のグラナダでは、毎年さまざまなロルカに関するイベントが行われ、小中学校では町の英雄であるロルカについて詳しく教えているそうです。そうした聖地に、日本人の研究者やアーティストが行き、現地の人と共通のテーマでシンポジウムを行い、詩を朗読し、フラメンコを踊るのです。みなさまに応援していただけるならこんなに嬉しいことはありません!
海外で公演をしたら儲かるのではないの?
海外で公演を行ったら、売上のお金がしっかり入ってくるのでは?という声があるのではないかと思います。
しかし、実際はというと(ドームや何千人規模の大がかりな公演でない限り)収益が上がることはほとんどなく、その大きな壁になっているのが、アーティストを連れて行くための渡航費と滞在費です。
とくにスペインでは公演のチケットの平均価格は高くても3000円が限界。200人のお客さまを迎えても飛行機代も賄えないというのが現実なのです…。
3年間に渡って最高のフェスティバルをお届けするために、みなさまのご協力をお願いいたします!
リターンについて
皆さまのご希望にお応えできるよう、様々な返礼品をご用意しております。
フェスティバルの限定グッズを手に入れたり、プロのダンサーのワークショップを受講できたり、公演の先行予約などの豪華プランにもぜひご注目を!

※日本公演先行予約パス、ならびにワークショップ受講のリターンは具体的な内容が決まり次第追加されます。できるだけ早くみなさまにお伝えさせていただきますので、もうしばらくお待ちください。
プラン① グッズはいらないという方に、
お礼のメッセージプラン(1,000円)

おひとりおひとり丁寧にお礼のメッセージ(メール)を書かせていただきます。
プラン② シンプルなものが欲しいあなたに、
ロルカオリジナルマグネット(2,000円)※画像はイメージです。

ロルカフェスティバル限定グッズの一つ。ご親族の許可をいただきロルカの若い頃の写真をマグネットにしました。どこにつけてもスッとなじんでくれるセピアモノクロカラーに仕上げました。
目が合うとドキっ...
プラン③ レアなものがお好きな方に、
「ロルカオリジナルアクリルスタンド」(3,000円)

ロルカのご親族から許可を得て製作したアクリルスタンド。現地のご親族の方々へサンプルを持っていったら大変喜んでくださいました!フェスティバル期間でしか発売しない限定もの。デスクに置いたらロルカのようにクリエイティブなアイディアがでてきそうです!
プラン④ グッズといえばこれ!ロルカの手描きイラストをふんだんに使いました!
ロルカフェスティバルオリジナルTシャツ(5,000円)

行事ごとといえばグッズTシャツは定番中の定番。
今回はロルカが描いたイラストを贅沢に使用した、このフェスティバルでしか手に入らない限定もの。サイズは大き目でゆったり着られるユニセックスデザインです。
Tシャツは白地、プリントの色はエメラルドグリーンになります。
(サイズはLサイズのみになります)
プラン⑤ グッズは全部揃えたいあなたに、
1000円分お得!オリジナルグッズよくばり3点セット
セット内容 Tシャツ(Lサイズ)、冷蔵庫マグネット、アクリルスタンド(9,000円)
オリジナルマグネット、オリジナルアクリルスタンド、オリジナルTシャツの3点セット!このお値段で3点手に入れられるのはこちらのリターンのみ!!
今後のスケジュール
2025年9月~2026年1月 ロルカフェスティバル1年目、日本でのトーク&ライブ開催
2025年12月 クラウドファンディング終了
2026年1月 返礼品順次発送
2026年2月 日本より出演者・関係者スペインへ出国
2026年3月 ロルカフェスティバル グラナダ公演
2026年3月 日本帰国
2026年4月 公演レポート公開
2026年夏 ロルカフェスティバル東京公演「沃野(ベガ)の月」
2027年までフェスティバルはつづく…
現在の準備状況
現在、オリジナルグッズが事務所に次々と到着しています!
さらには日本公演の会場決定、スペインのアーティスト招致、振付の制作がちゃくちゃくと進んでおります。
詳しくは活動報告投稿からぜひチェックしてみてください!
最後に
私たちの生きている2025年は、ロルカの生きていた1900年代と比べるとずいぶん豊かになったでしょう。しかし、そうして進歩を続けていく中でも争いと奪い合いの歴史は繰り返され、今も不安の時代が刻々と近づいている…、そんな二面性を日常のなかで感じる日々が続いています。
そんな中で、ダンス、詩、音楽、芸術は、果たしてどんな意味をもたらすのでしょうか?
私たちは芸術で世界中の争いを解決することはできないかもしれません。しかし、ロルカの遺した作品に込められた思いを受け取ることができます。そしてその思いを今度は私たちが、次の世代に届けていく。こうした小さな芸術の連鎖こそが、希望をつなぐということなのだと思います。
次の世代を生きるひとびとが、生きている間に何を残していくのか。そんなことに思いを馳せることができる時間を、このフェスティバルを通して沢山の方にお届けしたいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。
どうぞわたしたちのプロジェクトを応援してください!
エルスールより
最新の活動報告
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グラナダ公演出演者決定!
2025/11/18 10:492025年から3年間にわたり開催中のロルカフェスティバル。ついに、グラナダでのシンポジウム&ライブの出演者が決定しました!海外から招聘されたことはあっても、公演を主催するのは今回が初めてです。言葉の壁はもちろんのこと、多くの問題があります。でもようやく少しずつ形になってきました。「グラナダでは、テーマがロルカというだけでは普通過ぎます。日本という視点を入れるとよいですよ」という識者のアドバイスをいただき、タイトルは『ロルカ、フラメンコそして日本』となりました。1部は専門家3人によるシンポジウム(スペイン語)。そして2部は、詩人の野村喜和夫と、アントニオ・エレディア“エル・チョニーコ”のコラボレーション。さらに日本の新進気鋭の踊り手2人(伊藤笑苗、山本海)とグラナダ出身の熱きバイラオーラ、ラ・モネータんによるライブです。開催日は、2026年3月13日(金)。その頃スペインにいらっしゃる方は、ぜひ応援にいらしてください! よろしくお願いいたします。ロルカフェスティバル2026シンポジウム&フラメンコライブ『ロルカ、フラメンコそして日本』日時:2026年3月13日(金)18:00 (予定)場所:グラナダ/フェデリコ・ガルシア・ロルカセンター劇場入場料:グラナダ在勤在住者、スペインのIDをお持ちの方 無料、それ以外の方 12ユーロお問合せ/お申込み:エルスール財団info@elsurfoundation.com<第1部>●シンポジウムホセ・ルイス・オルティス・ヌエボ、森直香、志風恭子<第2部>●朗読とギター演奏野村喜和夫、アントニオ・エレディア“エル・チョニーコ”●フラメンコライブ踊り:ラ・モネータ、伊藤笑苗、山本海歌:セルヒオ・ゴメス “エル・コロラオ”ギター:ホセ・フェルミン・フェルナンデス主催:一般財団法人エルスール財団統括プロデューサー:野村眞里子コーディネーター:志風恭子協力:フェデリコ・ガルシア・ロルカセンター現地鑑賞は難しいという方には、このシンポジウム&ライブへの温かいご支援を求めています。どうぞよろしくおねがいいたします! もっと見る
『ロルカフェスティバル2025』1回目のトーク&ライブ
2025/10/23 16:35クラウドファンディングを始めて6日目となりました。すでに7名の方からご支援をいただき、厚く御礼申し上げます。さて、3年間続くロルカフェスティバルの活動報告を少しずつさせていただきます。9月13日(土)『ロルカフェスティバル2025 ~ロルカ、その愛と芸術~』が開幕しました。同日開幕の「世界陸上」の89,588人(モーニングセッションは32,739人、イブニングセッションは56,819人)には遠く及びませんが、第1回「ロルカ、ブニュエル、ダリ」は満員のお客様をお迎えし、無事に終了しました。概要は下記です。『ロルカフェスティバル2025 ~ロルカ、その愛と芸術~』第1回「ロルカ、ブニュエル、ダリ」日時:2025年9月13日(土)16:00~18:00会場:エルスール財団記念館内ブックカフェ「エル・スール」出演:鈴木雅雄(解説)、野村喜和夫(聞き手)、黒須育海(ダンス)、井田亜彩実(ダンス)スタッフ:森脇洋平(舞台監督)、山本涼(舞台)、テリオス(ビデオ)、金子愛帆(写真)、野村眞里子(統括プロデューサー)、エルスール財団(制作)冒頭、野村眞里子からお客様へご挨拶をさせていただきました。フェスティバルのコンセプト、1回目になぜ「ロルカ、ブニュエル、ダリ」というテーマを選んだかなどを手短にお話し、鈴木さんへとバトンを渡しました。鈴木さんは画像をプロジェクターで映しながらロルカ、ブニュエル、ダリの解説をし、野村喜和夫が聞き手をつとめました。休憩時間に何人ものお客様から「知らないことがたくさんあってびっくりしました」「ためになりました」「衝撃的でした」とお声をかけていただきました。休憩後、黒須さんと井田さんのデュオ開始。お二人とも全身タイツの衣装で二階から登場し、お客様の度肝を抜いたようでした。カフェという狭いスペースながら、妥協のないコンタクトワークがすごかったです。準備、準備、準備…のロルカフェスティバルがついに開幕となり、感無量の日でした。3年間と長丁場のフェスティバルですが、みなさまどうぞよろしくお願いいたします! もっと見る






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