探究型学習という、答えのないテーマに向かって対話や街歩きを通して自分なりに答えを見つけていく学習をすすめる探究堂さん。
「子どもには好奇心があって、その好奇心は磨き続けることができる」と話す塾長の山田先生に関わり方や話し合いの場づくりについてインタビューしてきました!
約1時間ほど、塾長の山田先生にお話を伺いましたが、探究堂でおこなわれている学習は僕に言わせると「頭の筋トレ」でした。そして山田先生は、すごく優秀な「頭の筋トレ」コーチです。僕が探究堂について、どうしてこう思うようになったのか。実際におこなったインタビューを紹介しますので、みなさん自身で感じてください。
——探究堂を立ち上げたきっかけについて教えて下さい。
山田先生:私の前職が、全日制のオルタナティブスクール「東京コミュニティスクール」でした。そこの売りが探究型学習だったんですね。僕自身そこで、修行していずれは地元でそんな教育を広めたいなという思いがあって、去年こちらに戻ることになって始めるようになったというのがきっかけですね。
——具体的にどんな授業をおこなっているんでしょう。
山田先生:今やってるのは参加する子供達が一つのプロジェクトにとりくむ、プロジェクト型学習をしています(たくらみコース)。1つのプロジェクト期間が6週間。だから年間で6つのプロジェクトに取り組むことになります。当然、取り組むプロジェクトには答えがない。そういう中で、実際にフィールドワークに出てそこで感じたことを議論したりだとか、新しくこういうことしたらいいのではということを通して、自分なりの意見や形あるものを作っていき、6週間の最後に大人に向けてプレゼンをします。それが一つの区切りとなるプロジェクトですね。
この前は「詩人の旅」といって、子ども達が詩人になるということをやりました。詩人と知っても机に張り付いてるわけじゃなくて、イメージを広げるために実際の詩人と同じように詩作の旅に出るんですね。鴨川デルタに行ったり、動物園や植物園にいったりして、そこで詩を作るんです。詩を作るだけだったら面白くないので、自分が気に入った詩を選んで大人に発表できるように推敲するんですね。自分が一番伝えたいことを、より厳選した言葉の中で自分が伝えることに子ども達が挑戦する。それで最後に、本当に磨き上げた詩の言葉を実際オーディエンスにむけて聞いてもらうというプロジェクトでした。
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