台風すごかったですね。。。
私の済む京都の方もすごかったです。。。
ちょうど車で移動中だったのですが、
車は揺れるし、空には見慣れない何かが
飛んでいるし、、、。
この文章は、
ようやく静かになった夜に書いています。
残すところあと5日のクラウドファンディングのラストスパートということで
今回も、ウルトラモデラーズの展覧会に参加する
クリエイターをご紹介致します~!!
今日は、22歳の若手デジタル原型師、「吉本大輝」氏です。
彼は京都造形芸術大学で油絵を学んでいましたが、
3回生になる頃、将来のことや就職のことなども見据えて、
ZBrushをはじめました。
私、ワクイが、
京都造形芸術大学にて、現代美術家のヤノベケンジ氏が率いる、
ウルトラファクトリーの主催・ご協力のもと、デジタル造形の仕事のことを
紹介するトークショーに登壇させていただいたり、
全クラス対象でZBrushの初級講座を開講させていただいたりしたのですが、
そこ講座に来てくれていたのが吉本くんでした。
吉本さんは、めちゃくちゃアグレッシブな学生さんでした。
私がZBrushについて一言喋ったら、吉本さんはそれに対して
2パンチ、3パンチくらい、私が知らないことまで質問して来て、
カウンターを入れてくるようなファイターでした。
それもそのはず、彼はもうだいぶ長い間、
キックボクサーをしていたのでした。
過去にも、同じ経験があります。
他の学校でしたが、格闘技をやっていた学生さんで、
やっぱり彼のメンタルもファイターでしたし、夢を叶えて今大活躍しています。
きっとスポーツマンの人や、スポーツ経験のある人は、
毎日のトレーニングや、自分を鍛えることや、
目標に向かって進むこと、自分と向き合うこと、、、
そういうことに真っ直ぐに取り組める人だから、
成功するんだろうな、、、と思っていました。
そしたら、案の定、吉本さんはバリバリ腕をあげ、
「卒業制作で展示したい作品はこれです!」と言って見せてくれたのが、
この写真のピカソの3Dデータでした。
最初は、単色の3Dプリンターで出力をして、
あとは手塗りでペイントする、、、というプランでしたが、
その時、私は偶然にもミマキエンジニアリングの最新のフルカラー3Dプリンターの
存在を知っていましたし、その機械を使って出力できる腕と知識を経験を持った
熱き職人・福永さんを知っていたので、吉本さんと大阪・住吉大社の近くにある
ホタルコーポレーションに行きました。
吉本さんと福永さんの度重なるデータのやり取り、トライアンドエラーを経て
フルカラー3Dプリンター製の60センチサイズ、
吉本くんの卒業制作、フルカラー3Dプリンターを用いた「ピカソ」が出来上がりました。
「ピカソ」は、吉本さんが専攻していた洋画のクラスで、
油絵が壁面を埋める教室の、その中心に、大理石の台座の上に展示されました。
2018年2月、、
京都造形大学の卒業制作展の前日、、、
目の肥えたアートファンだけが招待されるプレオープンの日、
このピカソを、少し小さくして出力した中型サイズが、
その日、2体も売れました。
この嬉しい報告は、
その後の私や吉本さん、福永さんにとって、大きな追い風になったのでした。
「フルカラー3Dプリント作品の展覧会で、いろんな人の作品が見たい!!」
そんな私の心の声がよりはっきり聞こえた出来事でした。
そのきっかけをくれたのが、吉本大輝さんです。
そんな吉本さんの「ピカソ」も
このクラウドファンディングの返礼品として
手に入れていただくことができます。
どうかクラウドファンディングにご支援ください!
https://camp-fire.jp/projects/87218