
支援者の皆様、ページをご覧の皆様
小谷寺住職の安田です。
10月から始まったこのクラウドファンディングも、残すところあと1週間となりました。
ここまで240名を超える皆様から温かいご支援と応援の声をいただき、折れかけていた心が何度も救われました。本当にありがとうございます。
プロジェクトがいよいよ最終局面を迎える今、皆様にどうしても私の口から直接お伝えしたいことがあり、急遽動画を撮影いたしました。
文章だけでは伝えきれなかった「本堂再建の具体的な計画(図面)」と、私たちが直面した絶望を救った想定外の奇跡」、そして「1300年の節目を迎える覚悟について包み隠さずお話ししています。
▼まずはこちらの動画をご覧ください
▼動画の要点をまとめた漫画です!

■ 動画でお話ししている「3つの真実」
今回の動画では、特に重要な3つの点について深く掘り下げています。
1. 初公開!新しい本堂の「設計図」と実現性
「3,000万円や5,000万円で、本当に立派な本堂が建つのか?」
「計画は本当に進んでいるのか?」
そんなご心配の声をいただくこともありました。正直に申し上げますと、昨今の建設費高騰の中で、それは簡単なことではありません。しかし、私たちは無謀な夢を見ているわけではないのです。
動画内では、地元の設計士や専門家の方々と協議を重ねて完成した「実際の設計図」を初公開しています。


①今の本堂よりも約20坪(8畳間2つ分以上)広く、前に伸びる設計
②参拝者の皆様が、雨の日でもゆっくりお参りできる広い空間
③シロアリ被害や老朽化を根本から解決する工法
これらを、図面を指し示しながら具体的に解説いたしました。「なんとなく建てる」のではなく、皆様からお預かりした浄財を1円たりとも無駄にせず、「これから数百年残る祈りの場」を作るための綿密な計画がここにあります。
2. 震えるほど嬉しかった「奇跡の申し出」
プロジェクトを進める中で、私たちは一度、頭を抱えました。
「ウッドショック」による木材価格の暴騰です。当初予定していたヒノキ材の価格が跳ね上がり、資金計画が狂いかけていました。「今の予算では、良い木材は使えないかもしれない……」そんな不安がよぎった時です。
ある一本のお電話をいただきました。
新聞で私たちの窮状を知った地域の方が、こう仰ったのです。
「お寺を再建するんやったら、わしの木を使ってくれ」
「全部、寄付するわ」
本堂再建のために、高価な欅材を多く寄付していただいた。
耳を疑いました。
役員と共に挨拶に伺うと、その方は満面の笑みで迎えてくださいました。
今、大工さんの作業場には、購入すれば1,000万円は下らないであろう、立派なヒノキの柱が次々と運び込まれています。皆様のご支援と、この奇跡のような申し出が合わさって、本堂再建は「夢」から「現実」へと大きく動き出しました。
3. 開山1300年への想い、そして残り1週間のラストスパート

神亀5年(728年)の開山から数え、来る令和10年(2028年)は、小谷寺にとって「開山1300年」という記念すべき正当の年となります。
浅井長政公、お市の方、秀吉公、家康公……。
名だたる先人たちが守り、祈りを捧げてきたこの灯火(ともしび)を、私の代で消してしまうわけにはいきません。
動画の最後で私は、自分自身の正直な「覚悟」をお話しさせていただきました。
「この景色を、次の300年先まで残したい」

その一心で走り続けてきましたが、ゴールテープまであと少しのところで、まだ力が足りていません。
募集終了まで、残りあと1週間。
12月22日(日)の23:59がタイムリミットです。
設計図はできました。木材も揃いました。
あとは、この1300年のバトンを未来へ繋ぐための「最後の一押し」だけです。
「あなた」の力が必要です。
どうか、この動画をご覧いただき、私たちの本気を感じてください。
そして、この歴史的な挑戦の「仲間」として、最後のラストスパートを共に駆け抜けていただけないでしょうか。

SNSでのシェアや、ご友人へのご紹介だけでも大きな力になります。
皆様の温かいお力添えを、心よりお願い申し上げます。





