
ご支援いただいている皆様、プロジェクトをご覧の皆様、こんにちは。
カレンダーの日付を見るたび、動悸が早くなるのを感じます。プロジェクト終了まで、あと「5日」。
10月から始まったこの挑戦も、いよいよ最終局面を迎えました。 正直に申し上げますと、不安がないと言えば嘘になります。目標達成へのプレッシャーで押しつぶされそうな夜もありました。
しかし、そんな私の背中を強く叩き、前を向かせてくれたのは、他でもない「皆様の存在」でした。
「檀家が一軒もない小谷寺。一体、誰がこの寺を支えているのか?」の話をぜひさせてください!
■1. 汗と泥で支える。「大般若経」の救出作戦

本堂再建に向け、江戸時代より伝わる600巻を超える経典を、安全な蔵へと移動させました。
古い木箱に入った経典は非常にデリケートです。蔵の中では滑車を使って慎重に上へと運び、虫害を防ぐための防虫剤とシートで厳重に保護しました。
■2 皆で祈りを磨く、仏具磨き
地域の方々が集まり、仏具をピカピカに磨き上げてくださいました。
皆さまのおかげで、お寺は清浄な雰囲気を保つことができています。
皆様の手によって輝きを取り戻した仏具は、まるで再建後の明るい未来を照らしているようでした。
■3. 足元から支える。「秋の環境整備作業」


猛暑だった今年の夏。 檀家のいない当寺では、どうしても手の回らない場所があり、気づけば草木が背丈ほどに伸びていました。「このままでは、荒れ寺に見えてしまう…」そんな焦りもありました。
しかし先日、「秋の環境整備作業」が行われ、その景色は一変しました。
「再建工事の前に、お寺をきれいにしておかんとな!」 そんな掛け声とともに、草刈り機の音が境内に響き渡ります。
もくもくと作業すること数時間。 鬱蒼としていた場所には秋の風が通り抜け、光が差し込む美しい境内が蘇りました。
「ああ、お寺が喜んでいる」きれいになった地面を見て、私は本気でそう思いました。
■4. アイデアと愛で支える。「オリジナルトートバッグ」誕生秘話

そしてもう一つ、皆様にお伝えしたい「支え」があります。 それが、ラストスパートに合わせて追加された新リターン、「オリジナルトートバッグ」です。
実はこれ、私たちだけで決めたものではありません。「小谷寺LINEオープンチャット」に参加してくださっているメンバーの皆様と、何度も話し合いながら完成したグッズなのです。
「普段使いできるデザインがいい!」 「でも、小谷寺らしさも欲しいよね」 「色はこっちの方が…」
チャット上で飛び交う、たくさんの熱い意見。 遠方に住んでいて、現地での作業には来られない方も、「知恵」と「愛」でこのプロジェクトに参加してくださっています。
皆様のアイデアと愛が詰まった、ここでしか手に入らない限定品。完成したデザインを見たとき、私は思わず目頭が熱くなりました。これは単なるグッズではなく、「離れていても心は繋がっている」という絆の証だからです。

■「檀家ゼロ」は「孤独」ではありませんでした

現場で汗を流してくださる方。 オンラインで知恵を貸してくださる方。 そして、ご支援という形で想いを託してくださる方。
形は違えど、皆様一人ひとりが、小谷寺を支える大切な「柱」です。
残り5日。皆さんが新しい本堂へお参りに来ていただける未来を夢見て。 最後の最後まで、熱い応援をよろしくお願いいたします!




