声で広がる“犬と人の物語”──図書館へ届けるアニマルセラピー書籍制作

私たちは、セラピードッグと共に心を支える活動を続けてきました。 現場で育まれたエピソードを編み上げ、オーディオブックとして形にします。目が見えにくい方や本を開くことが難しい方にも、“聴ける本”としてお届けする取り組みです。 あなたのご支援が、誰かの心に新しい光を灯すきっかけになります。

現在の支援総額

57,000

11%

目標金額は500,000円

支援者数

12

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2025/09/27に募集を開始し、 12人の支援により 57,000円の資金を集め、 2025/11/06に募集を終了しました

声で広がる“犬と人の物語”──図書館へ届けるアニマルセラピー書籍制作

現在の支援総額

57,000

11%達成

終了

目標金額500,000

支援者数12

このプロジェクトは、2025/09/27に募集を開始し、 12人の支援により 57,000円の資金を集め、 2025/11/06に募集を終了しました

私たちは、セラピードッグと共に心を支える活動を続けてきました。 現場で育まれたエピソードを編み上げ、オーディオブックとして形にします。目が見えにくい方や本を開くことが難しい方にも、“聴ける本”としてお届けする取り組みです。 あなたのご支援が、誰かの心に新しい光を灯すきっかけになります。

社会課題の解決をみんなで支え合う新しいクラファン

集まった支援金は100%受け取ることができます

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はじめまして

はじめまして。NPO法人とちぎアニマルセラピー協会です

私たちは、人と動物のふれあいから生まれる「癒しの力」を、一人でも多くの人に届けたいという想いで活動しています。犬と人が目を合わせる瞬間、ふと緊張がほぐれる。そっと寄り添う犬のぬくもりに、沈んでいた心が少し軽くなる——そんな奇跡のような場面を、私たちは数え切れないほど目にしてきました。

活動のフィールドは多岐にわたります。高齢者施設や障がい者支援施設、子どもたちの読書支援を行う図書館や学校、地域のカフェ、そして女子刑務所まで。社会の中で孤立しがちな人々や、支援を必要としている方のもとへ、私たちとセラピードッグは出向きます。犬たちは、相手が誰であっても、年齢や過去、背景を問わず受け入れ、そっと寄り添い、言葉以上の癒しを届けてくれます。

国立病院でのアニマルセラピー国立病院機構でのアニマルセラピー活動

この本を「声」で届けたい-その理由があります

こうした現場での実話や、その背後にある私たちの想いを一冊にまとめたのが、『笑顔の起点は、やさしい動物たちとともに』です。本書には、犬たちと人との間で生まれた小さな奇跡が数多く詰まっています。ある時は涙を誘い、またある時は思わず笑顔になる——その一つひとつが、私たちの活動の証であり、未来への希望です。

ページをめくるたび、読者は犬たちのまなざしや仕草、そしてそれを受け取る人々の変化を、まるでその場にいるかのように感じることができるでしょう。

重症児デイサービスでのアニマルセラピー活動

ある重症児デイサービスでの活動の日。そこには、自分の力では体を支えることもできず、車いすにも座れない子どもがいました。やわらかなマットの上に横たわり、母親がそばで上半身を支えています。首を動かすのもわずかで、静かにこちらを見つめていました。

セラピードッグがゆっくりと近づき、母親が子どもの手をそっと犬の背中に触れさせます。ふわふわとした毛の感触が指先に伝わると、まぶたがゆっくり瞬き、わずかに頬の筋肉が動きました。犬はその反応を敏感に感じ取り、まるで動かぬ体を包み込むように、ぴたりと寄り添います。

「こうして反応するのは、本当に久しぶりです」と母親が静かに言葉をこぼしました。普段は医療的ケアや訓練が日常の大半を占める中で、犬との触れ合いはごく短い時間でも特別な意味を持ちます。体を自由に動かせない子どもにも、犬のぬくもりと匂いは確かに届き、その場の空気をやさしく変えていきます。

読むことの難しさに寄り添う

活動を続ける中で、私たちは「本を読みたくても読めない」人が多くいることを知りました。高齢による視力低下や白内障、先天的または後天的な視覚障がい、ディスレクシア(※)などの読字障がい。そして、仕事や家事、介護などで時間が取れず、じっくり本を開くことが難しい人——理由は様々ですが、「物語に触れたい」という気持ちは皆同じです。

この人たちに物語を届けるにはどうすればいいのか。私たちが出した答えが耳で聴く「オーディオブック」でした。

※ディスレクシア(発達性読み書き障がい):知的な能力に問題がないにもかかわらず、文字の読み書きに特異的な困難を示す学習障がいの一つです。活字の読解には時間や労力がかかりますが、耳で聴くことで理解しやすくなる場合があります。


プロのナレーションで届ける「音の物語」

耳から聴く物語の魅力

捨て犬がセラピードッグに
私たちのセラピードッグの中には、生後間もない頃に捨てられてしまった子犬がいます。母犬の温もりを知らないまま、ひとりで過ごすはずだった小さな命は、偶然のご縁で保護されました。

新しい飼い主に迎えられ、愛情を受けながら育つ中で、その子犬は次第に人を信じ、心を開いていきました。そして今では、病院や学校、福祉施設で「誰かの笑顔を生む存在」として活躍しています。

かつては行き場を失っていた小さな命が、今は必要とされ、愛され、待ち望まれる存在になっている──その姿は、人と犬が互いに救い合い、支え合えることを教えてくれる大きな希望です。

BS TBS「いぬじかん」★なお、このセラピードッグの活動は 10月4日(土)18:30~ の BS TBS「いぬじかん」(公式サイト)で紹介(予定)されます。(放送終了後はTVerやYoutubeでもご覧いただけます)


耳から広がる、物語のある暮らし
耳から聴く本は、目を使わずに物語を楽しめるだけでなく、生活のあらゆる場面に溶け込みます。通勤・通学中の電車の中、家事や作業をしながら、夜眠る前のひととき——わずかな時間でも物語の世界に入り込むことができます。

音声だからこそ伝わる臨場感
さらに、音声ならではの魅力があります。朗読する声の抑揚や間合い、呼吸の音。そこにセラピードッグの足音や鼻を鳴らす音、外の風や鳥の声などの効果音を重ねることで、聴く人はまるで現場にいるような臨場感を得られます。文字では伝えきれない温もりや空気感を、耳から直接届けることができるのです。

プロジェクトの制作方法と特徴

このプロジェクトでは、プロの声優による朗読を採用します。言葉の抑揚やリズムに細心の注意を払い、聴く人の心に寄り添うような語りを目指します。編集では、現場の空気感をそのまま伝えられるよう、音響演出にもこだわります。

完成後は、以下の3つの形で作品を提供します。

  1. ●朗読版(オーディオブック)
    スマートフォンやパソコン、専用プレーヤーなどで再生可能。活字を読むのが難しい方や、多忙な方にも利用しやすく、移動中や家事の合間にも聴くことができます。

  2. ●電子書籍版
    スマホ、タブレット、PCで閲覧可能。文字サイズや背景色の変更、音声読み上げ機能にも対応し、アクセシビリティにも配慮しています。

  3. ●紙の本(POD出版)
    注文分だけ印刷・製本する方式で、在庫を持たずに環境負荷を軽減。紙質や印刷品質は一般の書籍と同等で、全国のオンライン書店から注文可能です。

オーディオブックを聴く女性


書籍名と構成案

●書籍名(案):『笑顔の起点は、やさしい動物たちとともに』
●副題(案):癒されたのは、犬も人も——アニマルセラピーの現場から

●構成(案)(全6章)

  1. 1. 癒しは“誰かの隣”にある
     セラピーアニマルとは/科学的根拠/笑顔を届ける原点

  2. 2. 読書と犬、静かな奇跡
     読書介助犬の取り組み/子どもの声が変わる瞬間/安心感をもたらす犬たち

  3. 3. カフェにいるセラピストたち
     Cafe Maeraの誕生/日常の変化/人と人をつなぐ犬

  4. 4. 心の奥に触れる、刑務所でのセラピー
     実現までの道のり/涙と沈黙が語る再生/希望を生む場として

  5. 5. 支える人々、支えられる動物たち
     動物福祉の視点/支援者の声/共に支え合う社会の形

  6. 6. 癒しからはじまる社会変革
     広げるための課題と提言/人間中心ではないケア/動物の社会的地位の向上

※構成は制作過程で変更となる場合があります。


皆様のご支援で実現できること

ご支援の使い道
  • ・オーディオブック制作費(朗読収録、編集、音響演出)
    ・書籍制作費(電子書籍化、POD出版)
    ・リターン制作費(音源、冊子、ポストカードなど)
    ・広報・PR費(SNS広告、動画編集、チラシ印刷)
    ・寄贈本の配送料や事務費用


あなたの支援が届けるもの
  • ・高齢者/視覚障がい者に「聴ける本」を無償提供
    ・読書犬イベントや学校・図書館での読書支援を強化
    ・矯正施設や医療・福祉現場でのメンタルケア教材として使用
    ・地域での人と犬の交流促進


寄贈先とスケジュール

本プロジェクトで制作するオーディオブックは、栃木県内の公共図書館(本館のみ)へ寄贈します。

●寄贈予定施設

  • 栃木県立図書館(宇都宮市)
    宇都宮市立中央図書館
    足利市立図書館
    栃木市立図書館
    佐野市立図書館
    鹿沼市立図書館
    日光市立図書館
    小山市立中央図書館
    真岡市立図書館
    大田原市立図書館
    矢板市立図書館
    那須塩原市図書館
    さくら市立図書館
    那須烏山市立図書館
    下野市立図書館
    上三川町立図書館
    市貝町立図書館
    ふみの森もてぎ図書館(茂木町)
    芳賀町総合情報館(図書館)
    壬生町立図書館
    野木町立図書館
    塩谷町図書館
    高根沢町図書館
    那須町立図書館
    那珂川町図書館


寄贈までの流れ
  1. ①クラウドファンディング実施 2025年10月初旬〜1ヵ月(目標金額50万円)

  2. ②制作準備(資金調達完了後 約3〜6か月) - 原稿の最終調整
    プロ声優による朗読収録
    編集・音響調整

    • ③マスター音源完成

  3. ④寄贈用メディア制作(約1か月) - CDまたは再生用機器にデータ書き込み
    ケース・ブックレット作成

⑤寄贈・配布(2026年4月予定) - 上記リストの各図書館に寄贈。必要に応じて利用説明会や朗読イベントを実施

※制作や調整の都合により、スケジュールは前後する場合があります。


最後に-この声が、誰かの心に届くように…

犬は言葉を持ちません。しかし、その存在は確かに人の心に届きます。涙を流した人、笑顔を取り戻した人、再出発の勇気を得た人——そのそばには必ず犬がいました。

このプロジェクトは、そうした小さな奇跡を耳元に、そして心の奥に届けるための一歩です。あなたのご支援が「声」となり、新しい誰かの“癒しの起点”になります。どうか温かい応援をお願いいたします。

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 広報/宣伝費

  • リターン仕入れ費

  • オーディオブック寄贈費(公共施設・福祉機関向け) など

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

ヘルプページを見る

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください

最新の活動報告

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  • 10月4日(土)放送のBS-TBS番組「いぬじかん」にて、当会のセラピードッグ活動が紹介されました番組では、かつて捨て犬だった「きなこ」が、セラピードッグとして成長し、那須塩原市塩原図書館で行われた「読書犬イベント」に参加する様子が放送されました人と関わることに悩んでいた子どもたちが、犬たちと触れ合いながら少しずつ笑顔を取り戻していく——そんなあたたかな時間が描かれています。この活動の原点には、「声で癒しを届けたい」という想いがあります。現在挑戦中のクラウドファンディングでは、セラピードッグと人の実話をもとにした オーディオブック制作 を目指しています完成した作品は、図書館に寄贈し、視覚に障がいのある方や高齢者の方にも“聴ける物語”として届けていきます。番組ダイジェストはこちらからご覧いただけます          皆さまのご支援が、犬と人をつなぐ“声の架け橋”になります。どうか応援をよろしくお願いいたします。【メディア掲載のご報告】クラウドファンディングプロジェクトが、複数の大手メディアに掲載されました!【掲載媒体】・日本経済新聞・RAKUTEN News・excite ニュース・ウーマンexcite・niftyニュース・Cheriee News・NEXT WELLNESS・クラウドファンディング名鑑・Mapionニュース・株の戦略PR多くの方に「犬と人が支え合う物語」を知っていただけるきっかけとなりました。引き続き、オーディオブック制作へのご支援・シェアをよろしくお願いいたします もっと見る

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