島根県・石見（いわみ）発｜“医療と学校のあいだ”に、安心してつながれる第三の場を。

メタバース活用のオンライン・フリースクールを立ち上げます。

「学校に行けない日が続く」「家にこもる子へ、どう声をかければ…」「この先が不安」――。

私たち『こどもの居場所』は、不登校・引きこもり・発達障害など、子どもに表れているサインを子や親のせいにしない“社会の課題”として受け止め、医療でも学校でもない“あいだ”に新しい受け皿をつくります。

対面の緊張を和らげるメタバース空間で、同じ地域の大人とともに、学びと対話、安心できる関係を育むオンラインの“心の居場所”を提供します。今ある現状に対する具体的な打ち手を、ここから始めます。

こんにちは。島根県・浜田市で「子どもの学びと心の居場所づくり」に取り組んでいる、NPO法人「いわみの子供の居場所を創る会」です。

私たちは、不登校や生きづらさを抱える子どもたちのために、石見エリア発の「オンラインフリースクール・メタバース教室」の立ち上げを目指しています。

このクラウドファンディングでいただいたご支援をもとに、子どもたちが安心して学び、他者とつながり、未来に希望を持てる環境を形にしていきます。

「不登校＝学ばない」ではない。

どこにいても、“わたしの居場所”と思える空間を。

1. 不登校やひきこもりの子どもたちが、自分のペースで参加できるオンラインの“心の居場所”　メタバース空間にアバターで参加することで、対面でのストレスや緊張をやわらげながら、自分らしく安心して学べる空間を提供します。

2. 学力だけでなく、「好きなこと」「得意なこと」を育む場を子どもたちが自ら「やってみたい」と思える活動に出会い、自信と希望を取り戻せるよう、学びの選択肢を広げます。

3. 不登校の子どもにも親にも寄り添い、支え合える関係性を築く子どもと保護者の双方が孤立しないように。親子にとって安心できる人とのつながりやサポート体制を整えていきます。

島根県・石見地方では、近年不登校の児童生徒が急増しています。浜田市ではこの10年で不登校者数が約3倍に。小中学生あわせて173名（2024年度）にのぼります。

しかし地域には、子ども自身の状況に寄り添いながら学びを支える場所がまだまだ足りません。

私たちは、これまでの支援制度では補えなかった「本人のペースに合わせた居場所づくり」を大切にしています。

子どもたちが「怖くない」「無理しなくていい」「ここでなら頑張れる」と思える環境を整えること。それが、学校や社会との再接続に向かう第一歩になると信じています。

私は反田亮（たんだ・まこと）と申します。大学卒業後に塾講師として子どもたちと接し、その後は15年間、精神科の医療事務として現場に立ってきました。日々、患者さんやそのご家族と接し、カルテを通して家庭環境や心の問題に触れる中で、こう思うようになったのです。

「生きづらさの根っこは、子ども時代の経験や家庭の状況にあるのではないか」

私自身、母校である浜田高校の偏差値がこの20年で10以上も下がっていることを知り、大きな衝撃を受けました。かつての浜田には、英語と数学の塾しかなく、5教科をトータルに支援できる学び場はありませんでした。「だったら、自分がつくろう」そう思い、個人で塾を始めたのがこの活動の原点です。

やがて、塾には「学校には行けないけど、勉強はしたい」という子どもたちが通ってくるようになりました。ある子はコツコツ努力を重ねて志望校に合格し、またある子は絵を描くことが得意で、美大への進学を叶えました。

学力支援というより、「その子がその子らしく生きていくための伴走」をしている感覚です。私が見てきたのは、社会の中で“枠”からこぼれ落ちそうになっている子どもたちが、少しの関わりで再び希望を持つ姿でした。

彼らの姿を見て私は、

「教育とは、“やらせる”ことではなく、“やりたい”を支えること」だと確信するようになりました。

不登校・ひきこもりの子どもたちとその家族に、「安心してつながれる居場所」と「希望ある学びの場」を。

 1．メタバースによる“心の居場所”づくり

学校に行けない子どもたちの多くは、家庭にも社会にも接点を持ちづらく、「安心できる居場所」が極端に少ない現実があります。

そこで私たちは、メタバース空間を活用したオンラインの居場所をつくりました。アバターで参加することで、顔出しや対面に不安がある子も自分のペースで関われます。

自分で設定したアバターがメタバース空間に参加している様子

この空間には、「学習ルーム」「交流スペース」「カウンセリング室」など、子どもたちの気持ちに寄り添うための複数のエリアが設けられています。

小学生向けに作られた教室

このオンライン空間は、島根県益田市・浜田市・江津市・大田市の4つの地域ごとに、不登校の子どもたちのための居場所として開かれています。（要望に応じて参加地域の拡大も予定）

学年ごとのスペースだけでなく、必要に応じてカウンセリングが受けられるスペースや、保護者が交流できるスペースも設けられています。

医師面談で病名のつかない、登校困難・グレーゾーンの子をしっかり支援

2．フリースクールと無料塾（2026年度　開校予定）

このメタバース空間を活用し、2026年度からはオンラインフリースクールを開校予定です。小中高の教科学習だけでなく、対話・探究・クリエイティブな表現も大切にする「学びの場」です。

メタバース内にあるビジョンを使用して個別指導だけでなく複数人での勉強会も

• ・小学生〜中学生に向けた最低限の授業を提供

• ・通学不要、オンライン完結型

• ・家庭の経済的負担を軽減（助成金や寄付で月額1万円以内 * を想定）

さらに、地域の塾とも連携して学習支援を拡充予定です。

*フリースクールの利用料

 3．保護者サポートと地域とのつながり

子どもたちだけでなく、保護者へのサポートも重視しています。

お子さんのこと、学校のこと、ご家族の悩みなど…。一人で抱えこまなくても大丈夫です。専門スタッフがお話をうかがいながら、一緒に考えていきます。「相談できる場所がある」という安心が、

心の支えになります。

• ・カウンセリング／進路相談の機会

• ・保護者面談・保護者会による情報共有

• ・地域の福祉・医療・教育機関と連携した支援体制

子どもと保護者が「孤立しない」ために、温かなつながりを築いていきます。

4．ホリデーハンガー（長期休暇の昼食支援・2027年度以降）

給食のない長期休暇期間中、昼食に困る家庭「ホリデーハンガー」へのサポートを行います。地域の飲食店と連携し、温かい食事を届けられる体制をつくっています。

今後のスケジュール（予定）

• 2025年度：石見地域内でのニーズ調査、教委との協議、スポンサー連携準備

• 2026年度：フリースクール正式開校・特例認定NPO取得・助成金活用と企業協賛

• 2027年度以降：ホリデーハンガー対応など民間協力による継続可能な体制構築へ

あなたのご支援で、子どもたちが「ここから始められる」未来をつくれます。

まずは体験してみたい、話を聞いてみたい。そんな気持ちでも大丈夫。子どもも、保護者も、地域も。ひとりじゃない「つながる居場所」を、一緒に育てていきましょう。

今回のクラウドファンディングでは、立ち上げから軌道に乗るまでの1年間の運営資金（目標1,000万円）を募ります。

使い道は以下の通りです：

• 地元出身の教員・傾聴スタッフ・医師などの人件費：60%

• メタバース空間の利用料：20%

• 学習ソフト・外部ツール利用料（GIGA学習クラウドなど）：20%

※万が一目標に届かなかった場合は、自己資金および金融機関からの借入により補完します。

応援してくださる皆さまに、感謝の気持ちを込めて以下のようなリターンをご用意します。

• お礼のメール（3,000円〜）

• ウェブサイトへの支援者銘板記載（10,000円〜）

• メタバース空間内へのお名前掲載（100,000円）

• ロゴ入り刺繍ハンカチの送付

• 反田塾の特別受講権

• 代表・反田亮による進路相談 など

こどもが「ここにいていい」と思える場所は、未来の社会の土台になります。不登校や生きづらさは、“特別な誰か”の問題ではありません。子どもが減っていく今だからこそ、地域全体でできることがあります。

この挑戦が、次の10年を変えるきっかけになりますように。どうか、あなたの力を貸してください。メタバースという新たなフィールドで、子どもたちに光を届ける一歩にご支援をお願いいたします。

私は、浜田市議会議員を2期8年務めました村武まゆみと申します。

近年、不登校は全国的に急増しており、この島根県浜田市においても大きな課題となっています。全国的にはフリースクールや子どもの居場所づくりなどの取り組みが少しずつ広がりつつありますが、島根県西部（特に浜田市）では支援がまだ十分ではなく、危機的状況にあると感じています。

そのような中で、このプロジェクトを立ち上げられた反田さんの思いに、私は強く共感しています。すべての子どもには、国が保障する「平等に学ぶ権利」があります。学校に行けない子どもたちも、その権利を守られなければなりません。そのためには、一つの道だけではなく、多様な学びや体験の選択肢が必要です。

子どもの頃に適切な支援を受けられないと、その困難は大人になってからも続いてしまいます。私自身、多くの子どもや保護者のお話を伺う中で、不登校に直面するご家庭がどれほど深い苦しみを抱えているかを実感してきました。

すべての子どもが笑顔で過ごせる社会でなければ、地域や国の未来はありません。だからこそ、このプロジェクトは子どもたちの未来を拓く大切な取り組みだと信じています。どうか一人でも多くの方にご賛同いただけますよう、心からお願い申し上げます。

全国的に不登校と言われる子供達が増えてきています。

浜田市においても子どもの居場所づくりは急務と捉え校内フリースクールを開設するなどの対応をしています。

私も娘が中学校の時に学校に通えなくなりました。しかし、高校入学を機に学校へ通えるようになりました。子どもは何らかのきっかけがあれば自ら解決する能力を持ち合わせいるのかもしれません。しかし、全ての子どもたちに十分にきっかけが与えてられてない現実があります。

この状況を何とかしたいとの思いで始められた、この取り組みは、民間の団体による新た居場所づくり、きっかけを与える可能性が取り組みです。皆さんからのご支援とご協力をいただければ幸いです。

いっしょに「こどもの居場所」を育ててくれる方を探しています

この取り組みは、子どもたちの学びと心の居場所をつくると同時に、それを⽀える大人たちのあたたかなまなざしで成り立っています。

私たちは現在、以下のような方々とチームを組んでいきたいと考えています。

■必要な人材

• 元教員・塾講師（現役の先生や、結婚・出産などで現場を離れた方など）

• 保健室の先生のように、子どもと丁寧に対話できる方

• ドクター（すでに2名が参画中）

■求められる人物像

• 子どもの目線に立ち、耳を傾けてくださる方

• 資格の有無にかかわらず、子どもに寄り添いたいと思う気持ちのある方

• おじいちゃん・おばあちゃん世代の方も大歓迎

• 子どものペースを急かさず、ゆっくり待てる方

子どもにとって「話しかけやすい大人」がいることは、何よりの安心につながります。このプロジェクトに共感し、「なにか力になりたい」と思ってくださった方は、ぜひご連絡ください。

👉 お問い合わせは support@iwamikodomo.or.jp へ