
(R7.10.29追記しました)
本日10/29(水)、大変ありがたいことに目標金額50万円を突破しました。無事にゴールできましたのは、皆様の温かい応援のおかげです。
私たちのプロジェクトに共感・応援いただき本当にありがとうございます!
そしてこの度、NEXTゴールを設定しました。
次の目標は、密植の範囲を拡大して、
・0.5haの山に尾鷲ヒノキを6000本/ha植えます!(0.2ha拡大!)(+30万円!)
11月14日(金)の最終日まで、全力で走り続けますので、引き続き応援よろしくお願いします!


はじめまして、紀北町地域おこし協力隊の坂入です。
茨城県出身で、2024年6月から三重県紀北町で活動しています。
林業の担い手確保をミッションとして、森林組合おわせに在籍しつつ、林業の勉強をしながら担い手確保にまい進中です。
伝統のある【尾鷲ヒノキ林業】に触れていく中で
皆様に尾鷲ヒノキ林業を知って欲しい、尾鷲ヒノキ林業を守っていきたいという思いで今回プロジェクトを立ち上げました!
一番右がわたしです

・0.3haの山に尾鷲ヒノキを6000本/ha植える!(NEXTゴール:0.5ha)(10.29追記)
(1000円の支援で、4本ヒノキを植樹できます!)
・その山を、クラウドファンディングの山として植樹イベントを実施
・尾鷲ヒノキを様々な方に知ってもらいたい

東京から訪れるのに、国内で最も時間がかかると言われている、三重県南部に当地域はあります。
「雨の尾鷲」と言われる程降水量が多く、台風上陸時にはよく尾鷲の定点カメラが天気予報で使用されるほどです。(年間平均降水量4000㎜は全国平均の2倍以上!)
森林が9割を占める一方、リアス海岸にも囲まれ、山と海を一度に楽しめます。
また、世界遺産に登録されている熊野古道の伊勢路が通っており、多くの観光客が訪れる地域です。
熊野古道 ツヅラト峠から紀北町を望む(濃い緑は全部ヒノキです!)

尾鷲市、紀北町で生産される木材を「尾鷲ヒノキ」といいます。
歴史は古く、江戸時代から植林が始まりました。急峻な地形と雨が多いことから瘦せ地が多い為、一般的には木材の生育に向かないと言われている場所です。
ただ成長が遅いことを逆手に取り、密植(苗木をたくさん植えること)とこまめな間伐を行う事で、緻密で強く、均一な年輪幅の木材を生産しています。
そんな尾鷲ヒノキですが、木材としての魅力だけでなく、人の手によって丁寧に育てられた美しい景観は日本三大人工美林にも数えられます。また、将来に受け継がれるべき重要な農林水産業システムとして、日本農業遺産にも認定されています。
緻密で均一な年輪幅

尾鷲地域は古くから優良材を生産してきましたが、木材価格の低下、柱材の需要低下、担い手不足、伐採されて裸のままの山の増加等、様々な問題を抱えています。
森林の管理には多くの資金と人手が必要です。特に、密植はまっすぐで美しい木材を生産するために必要な施業ですが、最近のトレンドは低密度植栽による低コストな造林方法です。
この尾鷲地域でも密植をしている山は減ってきており、このままでは将来、本来の【尾鷲ヒノキ】といわれる木材はなくなってしまいます。
時代の流れや需要の変化で、造林のやり方を変えていく事は至極真っ当であります。
ただその中でもクラウドファンディングという形で少しでも本来の「尾鷲ヒノキ林業」を残していき、将来にわたって「尾鷲ヒノキ」を皆様に提供出来れば嬉しいと思ってます!!


尾鷲ヒノキ林業のモデルとなるような山をつくります。
具体的には、伐採されて裸になってしまった山を購入(こちらは森林組合おわせの自己資金)し、クラウドファンディングで集まった支援金と行政による補助金を活用して、0.3haの山に6000本/haヒノキを植えます。
0.3haと小さい範囲ですが、このプロジェクトをきっかけに尾鷲地域の林業を盛り上げたいです。
(NEXTゴール:0.5ha)(10.29追記)
スケジュール
R7.10.7~R7.11.14:クラウドファンディング期間
R7.10:山林の購入(これは森林組合おわせの自己資金で行います)
R7.12月~:リターン品の発送
翌春:植栽
ヒノキの苗も森林組合で作ってます

植樹イベントのほか、尾鷲ヒノキを使った木工製品、地元農水産物等、地域を知ってもらえるようなリターンを幅広くそろえております!
お届けは、R8.3月中を目指しています。職人による手作業によるものは時間がかかってしまうこともございますが、必ず活動レポートにてご報告させて頂きます。
返礼品をきっかけに当地域への訪問、尾鷲ヒノキを見にきてもらえると嬉しく思います。


林業はながーい産業です。
今回植えるヒノキが、大きくなって商品になるのは60年以上先の話です。私たちにとっても、支援してくださる方にとっても、遠い未来の話になってしまいますが、日本の片隅に、自分の資金で植えている林があると思うとワクワクしませんか?(わたしだけ?)
あなたのチカラで、裸の山が美しい山に復活します。
本プロジェクトをとおして、林業のことや尾鷲ヒノキのこと、知ってもらって仲間になっていただけたら嬉しいです。
みなさまのアツイご支援、お待ちしています!

尾鷲農林水産事務所 林業普及指導員 伊藤克之)
尾鷲地域で林業普及指導員してます。出身は兵庫県ですが、海と山が近い尾鷲地域が大好きです。林業を学ぶ人にとって、尾鷲といえば、林業地!というイメージでしたが、まさかそこで働くことになるとは…
林業の諸先輩がたに、尾鷲の林業の歴史をお伺いするたびに、自分も歴史に足を踏み入れたような感覚になっています。そんな尾鷲ヒノキ林業も、昔からずっと同じ施業をしてきているわけではありません。尾鷲の気候、地質に合わせて植える木や施業方法を選んできました。今もまたそんな時期かもしれませんが、美しい木材はいつまでたっても美しい、そんな木を将来の人にお届けしたい。そんな思いでプロジェクトに参加しました。みなさまのご協力、お待ちしています。
(森林組合おわせ 大西敏貴)

森林組合おわせで事務と作業班を兼務しています。紀北町出身ですが、愛知県からのUターン組で、森林組合に就職して、3年になります。尾鷲の山は急峻で、現場の作業は、夏は暑くて冬は寒くて体力的にキツイ部分もありますが、仲間とコミュニケーションをとりながら、一体感を持って仕事にあたっています。ちなみに、休日は疲れた体をゲームで癒しています。
尾鷲地域では、伐採されてそのままの山(再造林未済地)が増えてきて、植栽をしている自分たちも、そのすべてを植栽できず、歯がゆい思いを感じています。普段あまり、森や林業に関わっていない方々にも、このプロジェクトを知っていただき、あわよくば応援していただきたいです。
最新の活動報告
もっと見るプロジェクト達成!温かいご支援、誠にありがとうございます!!
2025/11/17 19:00この度は、皆様からの温かいご支援のおかげで、目標を大きく上回る【816,500円】ものご支援を集めることができました。皆様からの多大なるご期待とご厚情に対し、プロジェクトメンバー一同、心より感謝申し上げます!!私たちの想いである「尾鷲ヒノキ」を未来へ繋ぐという願いが、今回のプロジェクトを通じて多くの方々に届き、大きな反響をいただいたことに、深く感動しております。このプロジェクトをきっかけに、尾鷲ヒノキの素晴らしさ、そして地域への関心をさらに深めていただけると、これ以上の喜びはありません。さて、今後のスケジュールといたしまして、皆様にお約束した返礼品の発送、および植樹イベントの詳細に関しましては、皆様に確実に喜んでいただけるよう、一つひとつ丁寧に準備を進めてまいります。期日内にお届け・ご案内いたしますので、支援いただいた方へは進捗があり次第、ご連絡させていただきます。また、本プロジェクトの進捗として、活動報告の方には、植樹イベントへ向けた様子を、写真と共にお届けしていく予定です。こちらも楽しみにお待ちください。引き続き皆様のご期待に応えられるよう、プロジェクトを邁進してまいります!!今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。 もっと見る
最後の1日です!昨日は日本農業遺産モニタリング調査でした!
2025/11/14 12:32尾鷲ヒノキ林業は、日本農業遺産に認定されています。農業遺産に認定されると、地域で保全計画をたてて実行し、それの実施状況について、委員の方に来訪いただき現地調査を行っていただきます。そのモニタリング調査が昨日実施され、尾鷲ヒノキ林業の保全に関わる取組の実施状況を、尾鷲地域を色々まわりながら説明してきました。伝統的な尾鷲ヒノキ林業や、次世代を担う子どもたちへの教育、生物多様性に配慮した取り組みなどが評価された一方、伝統的な尾鷲ヒノキ林業をどう守っていくか についても提言をいただいたところです。このクラウドファンディングも、伝統的な尾鷲ヒノキ林業を未来に繋ぐために行っています!最後の1日となりましたが、あと半日応援よろしくお願い致します! もっと見るラストウィーク!
2025/11/10 22:05ついに!今週でクラウドファンディング期間が終わります!すこし息切れぎみでヘロヘロですが、あとすこし頑張りたいです。すでに応援してくださった方も、お知り合いのかたに広めていただけると幸いです。よろしくお願いします!プロジェクトページでも触れていますが、尾鷲ひのきは日本農業遺産に認定されています。先週金曜日、農業遺産シンポジウムが東京で開催され、尾鷲地域はWEBで参加しました!尾鷲ひのきの紹介と、クラウドファンディングのPRと、少しの時間ですがプレゼンするお時間をいただきました!このイベントをきっかけに、尾鷲ひのき林業を知っていただけた方が増えたら嬉しいです。 もっと見る




コメント
もっと見る