メンバーの小林ひでとさんがパーソナリティを務めるラジオ番組「しっぽ日和」にゲスト出演してきました!11月の毎週土曜日13:30に放送されます。第1週が前半、第3週が後半(第2・第4週はそれぞれ再放送)です。視聴はこちらからhttps://www.yumenotane.jp/list/02497話はこの《喪失と再生のアートラボ》についてのお話を中心に、私の作家活動や愛猫との暮らしについてなど。ついラジオっていると高笑いが飛び交う賑やかなイメージがありましたが、「しっぽ日和」は小林さんの落ち着いたナビゲートによって柔らかな雰囲気で進んでいきます。なので、私も笑いを取ろうとローソン店員のコスプレをしていったのですが・・・「どうもローソンから来ました清水です」「いやそれラジオじゃ伝わらないですから!」「あははは」・・・的なやりとりは起こせませんでした(汗喪失と再生についての考察にご興味がある方、ペットを飼っていらっしゃる方など、聞いていただければ楽しめるかと思いますのでぜひ!展示情報《喪失と再生のアートラボ》展プレイベントは11月16日(日)の10:30-17:30会期:2025年11月22日(土)〜24日(月・祝)会場:北千住BUoY(東京都足立区千住仲町49-11)
ペットロス の付いた活動報告
今回からは、各メンバーの企画書をチラ見せ。《喪失と再生のアートラボ》に参加する写真家の小林ひでとさんは、ペットロスに寄り添うカウンセリング活動も行う方です。彼が取り組む作品『つなぐ ほどける またつなぐ』は、まさに「悲しみをほどきながら再び世界とつながる」という営みそのものを映し出しています。作品の中心には鑑賞者が座れる椅子があります。その椅子に静かに腰を下ろし、3面に展示された写真と光の移ろい、そして流れる音に身を委ねます。そこには、死別だけではなく、幼少期から積み重ねてきたさまざまな喪失の記憶が刻まれています。失われた時間、離れてしまった人、そして見えない心の傷。小林さんは言います。「喪失は、まず気づくこと。目を向けずに生きることもできるけれど、その歪みはいつか形になって現れる」この言葉の重みを、彼の写真は静かに語ります。モノクロームの陰影や光の呼吸の中に、忘れていた感情のかけらが滲み出してくる。それは「思い出す」ことではなく、「もう一度感じる」ことに近い体験です。彼から受け取った企画書を通して私が感じたのは、喪失とは、完全に消えることではなく、ほどけながら形を変えて残り続けるものということ。そして、ほどけた糸を再び「つなぐ」ためには、一度その糸のほつれを見つめる勇気が必要だということです。展示空間に座る時間は、ほんの数分かもしれません。けれどその沈黙の中で、観る人はきっと自分自身の「ほどけた糸」を思い出すのではないでしょうか。小林さんの作品は、喪失を「癒す」のではなく、「抱きしめる」ように受け止めるための場所をつくり出しています。展示情報《喪失と再生のアートラボ》展会期:2025年11月22日(土)〜24日(月・祝)会場:BUoY(北千住)







